寝相がアゴの成長に影響を与える
こんばんは!
今日のnoteでは
寝相とアゴの形との関係性が書かれた
論文を紹介しますね▼
INFLUENCE OF PILLOW HABITS ON THE DEVELOPMENT OF THE UPPER JAW*
By HARVEY STALLARD, D. D. S., San Diego.
「上あごの成長に対する枕の習慣の影響」
という論文です
僕のクリニックで行っている
歯並びの治療法の元になっている考え方が
書かれています
この論文が公表されたのは
1924年なので
およそ100年前です
寝ている時に
寝相によって
アゴが押されている時間があると
それによってアゴの成長に悪影響がある
という内容です
論文の中に使われている写真を
見るだけでもその影響がよくわかります
腕がアゴに当たった状態で寝ていると
当たっている側の上あごが狭くなる▼
アゴに左右から
力がかかった状態で寝ていると
上あごが狭くなる▼
アゴに力がかかった状態で寝ると
前歯に力がかかって
歯並びが崩れる▼
アゴに左右から力がかかっていると
下あごよりも上あごがより狭くなる▼
寝ている時に
アゴに負担をかけたくない
ではどんな対策をするのか
お子さんの寝相を
お母さんががんばって直す
というのは効果的ではありません
なぜなら
寝相はその子の寝やすい姿勢なので
寝相を変えるということは
無理やり寝にくい姿勢に
してしまうということだからです
なので対策としては
アゴに負担がかからない枕を使うことが
オススメです
うちのクリニックでは
この枕を使ってもらっています▼
上あごの成長を
ジャマしない環境を
水枕で作ってあげるわけです
お子さんのキレイな歯並びのために
寝る時にアゴにかかる負担は
できる限り減らしたいですね