相手の選択肢を残す会話をする 2020/08/04
こんにちは!
今日は
この本を読んで
印象に残っていることを
書きますね
僕が気になったのは
ある老人ホームでの実験
のところです
コネチカット州の高齢者介護施設で1976年に行われた実験です
入居者に鉢植えを配り、鉢植えの世話は看護師がしてくれる
というグループと
入居者に好きな鉢植えを選んでもらい、鉢植えの世話は自分でする
というグループに
分けました
違いは
鉢植えを世話してもらうか
自分で選んで世話をするか
だけの違いです
その結果
3週間後
鉢植えを選んで自分で世話をしたグループでは
満足度が高く
生き生きしていて
他の入居者との交流も盛んだった
さらに
鉢植えを世話してもらっていたグループでは
70%以上の人に
身体的な健康状態の悪化がみられた
鉢植えを選んで自分で世話をしたグループでは
90%以上の人の
健康状態が改善した
6か月後
鉢植えを選んで自分で世話をしたグループでは
死亡率がより低かった
この研究結果から
著書は
たとえささいな選択であっても、頻繁に行うことで、「自分が環境をコントロールしている」という意識を、意外なほど高めることができる
と考察しています
僕はここから
ささいな選択肢を奪わないように
気をつけることにしました
実際には
僕はできる限り
ほとんどの会話で
相手に選択肢を残すように
話しています
連絡が欲しい時には
「ご連絡ください」
ではなく
「ご連絡をいただけますか?」
と聞きます
予定を決める時に
「では◯日にお願いします」
ではなく
「では◯日でよろしいですか?」
と聞きます
最終的に
相手がどうするかの選択肢を
こちらから提示するだけで
決めるのは向こう
ということですね
無断キャンセルが減ったのは
相手にささいな選択肢を委ねる
という効果があったのかもしれませんね
これからも
相手の選択肢を残す会話を続けます