覚えてるかな? 浩子、緊急入院までの道のり<その1>

ごきげんよう、高橋浩子です。

10月10日にしれっとnoteはじめます宣言してから、あっ!というまの11月。今日はもう4日か。なんだろう、この速さは。きっと時空の歪みでもあるに違いない。

ご報告がすっかり遅くなりましたが、おかげさまで2022年10月15日(土)に無事退院することができました。病院のお見てて通りの7日間の入院ライフ。結局手術はせずに、点滴治療のみで無事開放となりました<(_ _)> ありがとうございました。大変お世話になりました。

氣持ち的には入院中に赤裸々に、いろんなことを書こうと思っていたのですが、これがなかなかそうはいかないモノなのね。思わぬアクシデントもあったし。そんでもって、退院したらしたで、あんなことやらこんなことやらがありありで、なかなか向き合う時間が取れないまま今日まで来ちゃいましたけど、本日やっと心身ともに一息つけた感じなので、久しぶりにnoteに火を入れてみた次第です。

すでに1ヶ月くらい経っちゃったけど、果たして私は覚えているのか?! 
The・記憶に挑戦! 1ヶ月前の自分にタイムワープしてみようと思います。
がんばれ、私の記憶力\(^o^)/ 

ということで、「浩子、緊急入院すの巻」、はじまりはじまり〜♪

ことの起こりは・・・


私に爽やかに虫垂炎宣言をくださった先生曰く「よく、ここまで我慢できたね」なのですが、最初は胃がシクシクしているのだとばかり思っていたんですよね。

そもそも胃腸がそんなに強くないので、胃が痛くなることは珍しくもなし。いつもの通り「そのうち治るでしょ」とほっといたのですが、今回はそうは問屋が下さなかった。

シクシクが止まらない( ;  ; ) I can't stop the シクシク。
杏里はロンリネスが止められなかったけれど、私はシクシクが止められません。こんなことがスラスラ書けるあたり、さすがアラカンだと自分でも思う。

といってもずっと痛いわけではなく、あれ?もう治った?なんて思える時もあれば、おおおおーっ!と差し込む時もあり、このシクシクさんは、かなり気まぐれ。そして日によって場所が変わり、だんだんと右寄りの下腹部あたりに痛みが集結してまいりました。

後になってわかった(検索して)ことですが、これって虫垂炎の特徴のひとつなんだとか。なので、胃が痛いくらい平気さぁ〜♫と、鼻歌を歌っているあなた! 2、3日たってもまたシクシクが止まらないようなら、要注意ですよ!

さてさて、うんちの出口は左側だということは知っていたので、右側にあるのは、もしや、アレでは?!

調べましたよ。グクリましたよ。
そしたらもう、検索ワード入れた瞬間から、あんまり見たくないような候補がズラッと並びます。

えーん、同じような人、いっぱいいるんですね( ;  ; )

恐る恐る見てみると・・・ やっぱり・・・
そうです。下腹部右側にあるのは盲腸! も・う・ちょ・う! です!

いやぁぁぁ〜〜〜!!
でも、まだ盲腸だと決まった訳じゃないし! 
でもでも、触ると痛いし・・・コリコリしてるし・・・

なんてグズグズしていたら、そのうち微熱まで出てくるではありませんか。なにから何まで、調べた通りの症状。こりゃマズイよ、いよいよマズイよと、私の中で珍しく鳴り響くイマージェンシーコール。意を決して近所の町医者に行こうとサイトを確認すると、なんと本日休診日!! ひーっ。

でも、ここで怯んでいる場合ではない。よし、他のお医者だ。
心当たりを検索すると、お? ここ、Webで予約ができる。スゴイじゃん!

早速入力

ん? 予約画面に進まないぞ?

よくわからなかったのでその場で電話をして事情を話したところ、「今日の午後の診療は小児科のみなので、明日またお電話ください」とのこと。Web予約をする場合は発熱外来でエントリーすることを教えてもらい、今日は病院に行く日ではないということなのだと勝手に解釈をしてその日は終わりました。

実はその翌々日から京都に行くことが決まっていて、それまでに痛いのが治ればと思っていたのですが、これはもう、どう考えても無理よりの無理(←使ってみたかった)。関係各所にお詫びを申し上げ、京都行きをキャンセルしたのでした。その節は申し訳ございませんでした<(_ _)>

つか、「京都に行くんだったらもっと早く医者に行けよ!」と、フツーのなら思うと思うのですが、今振り返っても、「早めに医者へ行く」というアイテムを持ち合わせていないというか、そもそも「医者」「病院」「薬」といった言葉すら浮かんでこない生活をしていたことに改めて氣づかされた私。

もちろん言葉は知っていますし意味もわかりますが、人は普段意識していないことは、ギリギリになるまで行動には移せない生き物なのですねぇ・・(しみじみ)←あら、意外と大事なこと、言ってません? 私(笑)

お医者へGO!

明けて翌日。Webで午前中の最後の発熱外来の枠を予約できたので、そぼふる雨の中、長靴履いてテクテクと歩いて近所(といっても結構距離がある)のSクリニックへ向かいました。久しぶりの外出。歩きはじめてから「あ。タクシーを呼ぶという選択肢もあったなぁ」と思いつつも、氣が回らなかったと言うか、ここでも普段意識してないことは実行に移せない法則が発動。まぁ、最初から歩けると思っていたのでしょうね。

クリニック到着。予約の時間ほぼジャストに受付を済ませたのですが、「外でお待ちください」というアナウンス。「え?外?雨降ってるけど?」と思いながらも、素直にお言葉に従う私。依然お腹はシクシクしているけど、七転八倒するほどでもなく、実際歩けるくらいなので、待つのもそんなに苦ではありませんでした。

ほどなくして名前を呼ばれ、看護婦さんに案内されたのが、プレハブの個室。ここで初めて、「あっ!!」「発熱外来って、こういうことだったのか!!」と、脳内シナプスがつながったのでした。そうか、コロナかぁ・・・。なるほど〜・・・。

コロナ禍になる前から・・・って、かれこれ四半世紀経ちますが、我が社は自宅=仕事場だし、社員=家族(姉)だし、電気と電波とパソコンがあればなんとかなる仕事なので、浮世離れといえば聞こえがいいけれど、人様がドン引くレベルでボーッと生きていたんですね。つか、こんなにボーッとしながらも生きていける日本って素敵。

とにかく「初めて目にするコロナ的シーン」なので、氣分はもう社会科見学。キョロキョロしっぱなしで、こっそり記念撮影もしちゃいました。

そうこうしていると、フル装備の先生と看護師さんがいらっしゃいました。お腹の痛みを訴え、まずは触診。続いて「爪先立ちになって、ストンと踵を落としてみて」と言われたので、「あ、昨日検索で見たサイトに書いてあったヤツだ」と思いながらその通りに。こうやってお腹に響くようだと盲腸の疑いが濃くなるらしいのですが、その時はなぜか痛くない。数回やってもほとんど響かない。でも、お腹を押すと痛い。

「うーん、響かないなら、胃腸炎かな? では採血して調べてみましょう」

採血しに来てくれた看護師さんに聞いたら、その場で結果がわかる検査装置をお持ちだとか。最初に行こうと思っていた町医者さんだと、採血は午前中のみ、結果は後日改めて聞きに行くというスタイルだったので、このスピーディーな対応に思わず感動。やるな、Sクリニック! ありがとうSクリニック! ここに来てよかった! 
 
そんなことを思いながらボーッとして待っていると、フル装備の先生、バーンと勢いよく扉を開けて再び登場。検査結果の紙を見ながら解説してくれました。要約すると「炎症反応の数字が超絶半端ないので、今すぐ大きな病院で診てもらって!!」です。

「これからですか?」
「はい。早い方がいい。これから紹介状を書きますから、午後の受付がもうすぐ始まるので行ってみてください」

そ、そうなんですね・・・・。なんかよくわからないけど、私の体の中では結構なことが起こっているらしいことだけはわかりました。

初めて行ったクリニックで、人生初の「大きな病院への紹介状」書いてもらうという事態になった浩子。こんな展開になろうとはツユほども思っていなかったものの、次なる扉が開いたならば、先に進むしか道はない!

ということで、その時初めて知った総合病院の扉を叩くことになる浩子なのですが、今、改めてその時の血液検査の用紙を見ると、検査結果が出たのが11時38分と書いてある。予約時間が11時30分だったので、わずか8分! なんだ、この急展開は。

そしてもうひとつ、今検索したら衝撃の事実が!! 問題の数値は「CRP」という項目で、炎症の有無を診断するものなんだそうですが、こんなことが書いてありました。

CRPが4を超えたら自宅内安静加療、10を超えたら大事をとって入院したほうがいいでしょう。 20を超えたら病院内で個室管理、30を超えたら生命の危機が訪れていると考えています。

私、20超えでした・・・。ひーーーーーっ(怖)

<つづく>




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