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名芸学長選考問題から大学の未来を考える③(深掘りLIVE #26 文字起こし記事)

割引あり

深掘りLIVEの26回目ですね。

今日は「名芸学長選考問題から 大学の未来を考える」のその③です。

3月19日、卒業生たちは学長名のない学位記をもらうのか

3月も押し迫って、今日が3月13日。 問題になっている名古屋芸術大学の卒業式が3月19日らしいですね。卒業式にはどんな学位記が出るんでしょうか。 学長名のない学位記が出るんでしょうか。

今日は3回目ということで、これまでの1回目、2回目も振り返りますが、その前に今日 どんな話をするかということですが。

理事会は学園正常化の努力をしているのか

一つは理事会・理事者側、特に理事長と本部長、あと理事全員ですね。 監事も含めて、学園正常化の努力をしているのかどうか。

学園正常化こそが優先課題、最優先課題です。 これは次期学長に内定している方も含めて、理事に名を連ねているわけですけれども、彼らは学園正常化の努力をしているのか。これが一つ目。

次期学長のセクハラについて規程に沿った手続きは開始されたのか

もう一つが、次期学長に内定している方のハラスメントですね。 学生に対するセクハラ問題が浮上しているということなんですが、これについてはその審議も含めて、学内にハラスメント委員会の規程があるはずですので、このハラスメント委員会の規程に沿った手続きは開始されたのかどうか、 ということですね。これが非常に気になります。

監事はいったい何をしているのか

それからもう一つは、以上2つとも絡むんですが、学園正常化の努力、そしてハラスメント委員会は 規程どおりにきちんと動き始めたのかということと関連して、学園監事、理事者の中には監事がいるわけですが、理事会が まともに機能しているように見えないんですけれども、では理事会の監事は一体何をしているのかということ。これが3つ目。

まあ卒業式の問題を入れると4つ目ですけどね。

目前に迫った認証評価は大丈夫なのか

もう一つ、名古屋芸術大学は 認証評価、大学は7年に一度、外部機関による認証評価を受けなきゃいけない。ということで、前回が2017年ですので、 2023年に受けたのかどうか。受けた形跡はあまり見当たらないんですが、
ということは2024年、来年度は大学認証評価の受審の年だということで、これの認証評価に向けての自己点検評価報告書ですね。自己評価書、 そして認証評価についての手続きはどうなっているのか

理事会は何をしているのか? 理事会は一刻も早い学園正常化の先頭に立つべき

この辺りが非常に気になるところですね。 まあいずれにしても来年度、今年ですね。今年、認証評価にさらされるわけですので、そういうことも含めて、一刻も早い学園正常化が求められているわけで、その場合に先頭に立つべきは理事長と本部長ですので、今回の学長の職務停止に端を発する諸問題、そしてさらにセクハラ問題まで浮上しているわけですが。

こういったものをひっくるめて、 卒業式を目前に控えて、学園正常化、一刻も早い学園正常化のために、理事長を先頭に、そして本部長はそれをサポートして、全力で正常化に取り組むというのが本来あるべき学校法人、学園の姿だと思うんですが、それがなされているのかどうか。

なされていないとすれば、理事の面々は何をしているのか。まあそういうことが問われるわけですね。 非常に気になるところです。そういった話を少ししていきたいと思います。

名芸学長選考問題を取り上げた理由①

これまで、1回目、2回目とお話してきました。

1回目は、10月ですね。10月の末に 「名芸学長選考問題から大学の未来を考える」ということで深堀ライブの10回目として行いました。

これは何でこの問題を取り上げたかというと、 学長選考をめぐって学長の職務停止、そして裁判が起こされたということですね。

名古屋芸大の竹本学長は、私は非常に懇意にしていた。 いわば日本の私学、特に芸術系を、名古屋中京地域においてなんとか盛り立てようということで、お互いに努力してきた、ある意味、同志ですので、そういう意味でも非常に気になるわけですよね。学校法人の運営をめぐって、非常に大きな問題が今起きているという。これは名芸だけの問題ではなくて、 やっぱり日本の私立大学に共通する問題だと思っているわけです。

学園正常化の歩み寄りを拒否した理事長側のとんでもない回答

前回、10月の27日だったと思いますが、 この日に深堀ライブをやったのは、理事会側からの回答がとんでもない回答だったということですね。 学長が退職届を出さなければ面会しないと。しかも退職届を出せば20分に限って面談に応じるという、とんでもない回答が弁護士を通じて理事長側からなされたということでした。

この回答を見てこれはひどいなということで、 まさに大事なことは話し合いであり学園正常化。しかも理事長と学長というのは、歩み寄らなければいけないわけですよね。それを、裁判官が提示したにも関わらず、提案したにも関わらず、こういった回答が理事会側から、 理事長側からなされたっていうのは とんでもない話だなということで、それで深堀ライブ10回目で取り上げさせていただいたわけです。 これは正常化、 一刻も早い正常化が必要だということで取り上げたのが10月末。

名芸学長選考問題を取り上げた理由②

ところがその後、 事態は一向に正常化の方向に向かわないということで、11月末、 1ヶ月後ですね。 深堀ライブの13回目で再び取り上げさせていただきました。

これはもうとにかく、大学運営、 私立大学運営、 あるいは非営利組織の運営を根本的に理解していないと。

学校法人運営に対する根本的無理解とマネジメント能力の欠如

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