オンデマンド教育が日本の私学を救う①(深掘りLIVE #20 文字起こし記事)
深掘りLIVEの20回目になります。新しいシリーズですね。
「オンデマンド教育が日本の私学を救う①」
オンデマンド教育が日本の私学の未来をつくる。そういう話ですね。
旧態依然たる日本の大学
コロナ前にすっかり戻ってしまった大学業界ですけれども、せっかくコロナの中でオンライン、オンデマンドの教育が全面展開した。しなかった大学も結構あるんですが、全面展開した。にも関わらず、再びコロナの収束とともに、再び旧態依然の教育に戻ってしまったわけですね。
一部、オンライン、オンデマンドを活用している大学もなくはないんですが、やっぱり旧来の形がいい、ということで、むしろオンライン、オンデマンドには不都合が多いと思っている大学業界関係者が多いんですが、これはもう大きな間違いだということですね。
オンデマンド化を進めなければ日本の大学の未来はない
オンライン化、そしてオンデマンド化を進めなければ、日本の大学の未来はないし、日本の私学の未来はないというふうに私は思っているということで、このテーマを選びました。
今、私学が少子化の波の中で、いろんな苦難を抱えているわけですが、このオンデマンド化、オンデマンド教育というのは、そういった私学の経営問題を解決策に近づけるためには、とても重要なポイントだというふうに思っています。ところが、この辺りの切り替えがなかなかできないのが、この日本の大学なんですね。
これはグローバルに見たら、かなり異様なことだと思うんですけれども、なぜか日本は対面にこだわる、そんな状況があるわけですね。
オンデマンド教育が日本の大学を救う
この話、実は以前に、2020年にコロナ禍の時に、私が経験したオンデマンド教育の実際の経験ですね。その話を中心に、なぜオンデマンドなのかという話をした音源がありまして、これはnoteにも、スタンドFMにも、そして文字起こし記事としてもすでに書いています。
「2020年4月、コロナをこうして乗り切った! オンデマンド教育が日本の大学を救う」
あと関連して、note記事に「オンデマンドの思想 メディアの進化とアフターコロナの世界」。
メディアが進化した。この成果を活用しない手はないわけですが、それができていないと。オンデマンドの思想が重要なんだという話をしています。
それから、「オンデマンドで聴いてコミュニケーションするSNSの時代へ」ということで、SNS関連ですけれども、やっぱりオンデマンドが主流になっていくという、そんな話もしています。
これはもう原理的に、必然的に、オンデマンド化が進んでいくだろうと思っています。
オンラインとオフライン/ライブとオンデマンドの4象限
この問題を考えるうえで、少し一回大学教育を離れて、一体そもそもオンライン化、オンデマンド化って何なんだろうという話を、少し原理的に考えたいんですね。
よく私はというか、これはもうセオリーだと思うんですけれども、クロス表を作るわけですね。4つの象限からなるクロス表を作るわけです。このクロス表ですが、今日はオンラインとオフライン。縦軸でも横軸でもいいんですが、オンラインとオフライン。そしてもう一つの軸が、ライブとオンデマンドですね。
ぜひ4象限、描いてみてほしいんですが、オンラインとオフラインという違いがあるわけですね。つまり、オンラインというのはオンラインネットワーク上で行う。オフラインというのはいわゆる対面で行うということです。
もう一つはライブとオンデマンドというものがあって、ライブというのはもう時間と空間を共有する。空間はオンラインの場合には共有しなくても、時間共有ですね。時間共有がライブ。同期型がライブ。そして非同期型。
その教材なり音源なりを、クラウド上ですね今で言えば、ネットワーク上に置いておいて、それをいつでもオンデマンドで必要に応じて見たり聞いたりすることができる。このオンデマンドというのは、実はオフラインでもあるんですよね。
従来型 対面授業(LIVE/オフライン)
とにかく今言ったライブとオンデマンド、そしてオフラインとオンラインというこのクロス表で見ていくと、今、日本の大学業界がやっているのはライブのオフラインですね。
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