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オンデマンド教育が日本の私学を救う②(深掘りLIVE #23 文字起こし記事)

割引あり

深堀ライブの23回目ですね。今日は、「オンデマンド教育が日本の私学を救う」のその②、いきたいと思います。前回、1月27日に「オンデマンド教育が日本の私学を救う」のその①をやりました。

なぜか大学教員は対面にこだわるアナログ人間が多い

これは理解される方は瞬時に理解されるんですが、なかなか、大学教員の多くは対面にこだわって、オフラインにこだわって、なおかつ、空間共有にもこだわるので、オンデマンド・オンラインというのはその対極にあるものですから、意外と理解しないんですね。コロナ禍は不自由であったというふうに思っている人も結構多い。

一方で、コロナの経験の中で、むしろオンライン・オンデマンドの方がいいじゃないかと思った人もいるはずなんですが、おそらく少数派だと思うんですね。というのも、大学教員の多くは、オンラインとかオンデマンドとか、デジタルリテラシーが低い人が多いわけです。アナログ人間が多いと言ってもいいんですが、こういったことは苦手な人が意外と多いんですよね、私の知っている範囲内で言うと。

私なんかが結構、詳しい方になっちゃうぐらいだから、文系の中ではね。特に文系教員はこういうの苦手ですね、パソコンね。AIが勝手に変換するのを何とかしてくれとか、とにかくパソコンとかデジタルのリテラシーが低すぎて、大学教員はね。学生に勉強しろって言うんだから、自分で勉強してそれぐらい身につけろと思うんだけど、非常に低いですね。

オンライン・オンデマンド教育を阻んでいるのは人的要因

なぜでしょうね、このアナログ思考ね。これが根本的な問題なんですが。私が前回お話しした結論は、オンデマンド・オンライン教育を阻んでいるのは人的な要因だと。今言ったリテラシーの低さも含めてね、それだけじゃないんですが、全て人的な要因に尽きるという、そんな話をしたわけです。

教育効果から言えば、もう間違いなくオンライン・オンデマンドの方が教育効果が上がるということなんですが、この話をしていくときに、大きく二つですね。一つは、なぜ教育効果が上がるのかという話。具体的な授業現場に即して、一つ一つそのメリットを語っていくということをやらなきゃいけない。それが一つですね。

オンデマンド教育が大学経営を救う

それからもう一つは、これはタイトルにもあるように、オンデマンド教育が日本の私学を救うということで、ここには大学経営を救うという側面があるわけです。


つまり、授業に即して、教育の現場で、オンライン・オンデマンドの方がより効果的な学習ができるという問題。というのともう一つは、私学の運営という、ハード面と言ってもいいですけどね、そういう点でもメリットがあるという、この二つが大きな領域なんですね。

つまり、教育効果も上がるし、経営も改善すると。なのにやらないのは全て人的な要因が阻んでいるという、簡単的に言うとそういう話なんですね。今日はどっちの話からしていこうかなと思うんですが、行ったり来たりしながら話そうかなという気がしてます。一つ、経営上の問題、まず喋ってみましょうかね。

オンデマンドは教育効果をあげるばかりか、経営改善にもつながる

経営上の問題から言うと、オンライン・オンデマンドにすると何がいいかというと、教室がいらなくなる。教室がミニマムで済むということですね。これはコロナ禍で皆さん経験した通り、実際、教室は稼働していなかったのに授業が成り立ったということです。ということは、物理的な教室、キャンパスの教室はミニマムで済むということです。

教室からの解放

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