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元政治学者の どこ吹く風 《定期購読》

大丈夫か?日本の政治!なぜ日本ではまともなリーダーが育たないのか。本当の問題はなんなのか。日本という特殊な国の権力構造の謎に迫る。〜アカデミックな政治学者には語れない日本政治の表…
なんでこうなるの?日本の政治は本当に大丈夫? 理不尽さの理由はどこにあるのか。誰にも聞けない誰にも…
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2023年2月の記事一覧

こんな人生もある

▶︎《簡単なProfile》 2010年から2021年まで足掛け12年にわたり、二つの私立大学(地方の小規模な芸術系の大学)で学長を務める。専門は政治学。 1996年から2021年まで四半世紀にわたり、政治学者として「日本の音大」改革に取り組む。 2021年3月末にてセミリタイア。2023年卯年に還暦を迎える。 現在、老後の不安を抱えつつも、札幌でのんびりと暮らしている。 2023年4月、noteをプラットフォームにオンラインサロンをはじめる。 noteを舞台に はじめる

アンテナは高く フットワークは軽く

私は、かなり腰が重いほうだ。 「やらなきゃいけない」と思っていても、なかなか腰があがらない。ただの面倒くさがりと言われれば、その通りである。 それでも、「アンテナは高く、フットワークは軽く」ありたいと思っている。

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紙媒体はもういらない

年賀状は1999年にやめた ようやく最近になって、年賀状をやめる人が増えているようだ。 私が年賀状をやめたのは、けっこう早いほうだと思う。最後に年賀状を出したのが、1999年末である。それまでも年賀状を送ってきた相手にだけ、年明けに書く程度だった。書かないこともしばしばだった。 2000年以降は、年賀状が来ても返事をしたことがない。もともと筆マメな性格ではないので、手紙の返事を書くのが面倒なのだ。あまり良い性格ではないことは自覚している。 今年2023年の正月に届いた

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noteのよいところ 2

noteのよいところ第2弾! 引き続き、私がよいと思っているところを、思いつくままにあげてみたい。 まだまだnote初心者なので思い違いもあるかもしれない。 が、それは今後の展開次第で修正していくということで。 第1弾はこちら⏬ こちらを最初にお読みください。⏬ noteのよいところ その1で挙げたこと時系列優位でないところがよい テーマ優位である なによりもマガジン機能がよい 下書きをアイデア帳として活用できる ロングテールの可能性 noteのよいところ そ

ぼのぼの話 〜About Bonobos

ほのぼの話ではありません。ボノボの話です。ある意味、ほのぼのとした話かもしれません。 ピグミーチンパンジーとも呼ばれています。 最近はだいぶ有名になったので、知っている人も多いと思います。 友好的で平和的なボノボチンパンジーやゴリラは、子殺しをします。チンパンジーは、同種であるオトナのチンパンジーを殺すことが知られています。チンパンジーもヒト科ですので、その意味では「ヒト殺し」です。 人間もヒト殺しをします。人間は、他の動物種とは比較にならないほどの残酷さで、同種である

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hitoinuインスタの紹介 & 記事一覧(9/23更新)

hitoinu Instagram の紹介2023年 明けましておめでとうございます。 このたび “Camp@Us”(キャンパス)という新しいプロジェクトを始動しました。 まずは、無鉄砲な父娘ふたりでインスタグラムをはじめましたので、ぜひご覧ください。 hitoinu note 記事 一覧(月2回更新)⏪ hitoinu Instagram 人・閑話 - 歩く速度で暮らす - 犬・本 『犬だけの世界』 火・閑話 - ヒトと火と人類と - 人・本 『ヒトは〈家畜化〉

-ヒトと火と人類と-〔閑話〕火

火はなぜ私たちを惹きつけるのか。私たちはなぜ焚き火に癒されるのか。 人と火とは、切っても切れない関係にある。 「ヒト」が「大きな脳」をもつ「人類」へと革命的な進化を遂げたのには理由がある。まず、身体的な前提条件として、直立二足歩行によって大きな頭部を支えることが可能になったこと。 そしてもう一つ、「火」を利用するようになったこと。「大きな脳」に進化し、それを維持するには、火の利用こそ必要不可欠な条件であった。

noteのよいところ 1

noteをメインプラットフォームにしようと思った理由はいくつかある。 私がよいと思っているところを、思いつくままにあげてみたい。 とはいえ、なにしろnote初心者なので思い違いもあるかもしれない。 が、それは今後の展開次第で修正していくということで。 noteのよいところ時系列優位でない なによりも、「時系列優位でない」ところが良い。 ブログ、Facebook、Twitterなどはやはり時系列が優位になってしまう。要するに、過去の投稿が埋もれてしまうのだ。

『犬だけの世界』〔本〕犬

犬の幸せとはなんだろうか。人間の家で飼われている犬たちは本当に幸せなのだろうか。 世界には約10億匹の犬がいる。「オオカミは全世界で推定30万匹」というから、犬の生存戦略はおおいに成功したといえる。ヒト10人に対しほぼイヌ1匹の割合だ。このうち、ペットと呼ばれる「飼い犬」はイヌ全体の2割に過ぎない。残りの8割は「自由に歩き回るイヌ」だ。実は、世界のほとんどのイヌは飼い犬ではない。 本書は という思考実験を試みた研究書である。思弁的生物学という学問手法を用いて、このやや無

-歩く速度で暮らす-〔閑話〕人

子供のころから乗り物が苦手だった。ガソリンや排気ガスのにおい、バスや電車に乗った途端に気持ち悪くなってしまうのだ。長時間バスに詰め込まれる社会科見学や遠足は本当に憂鬱だった。 育った家に自家用車はなかった。だから車に乗る機会もほとんどなかった。それでも夏休みの家族旅行は電車に乗らなければならない。必ず吐いてしまう。これがずっと嫌だった。自己嫌悪もあったが、乗り物の存在自体を嫌悪する気持ちのほうが強かったと思う。 中学生になるころには乗り物酔いはあまりしなくなった。それでも