
タイガー・ジェット・シンさんが令和6年春の叙勲で旭日双光章を受章
IWA・JAPAN時代ですが、タイガー・ジェット・シンの試合を前から数列目で生観戦できたのは最高の思い出です。
入場時、年寄夫婦が座っていたのですが、当然、すぐ逃げれるわけもなく、座られたまま。そこでタイガー・ジェット・シンは席の前で一旦立ち止まって避けて通過。
対戦相手のセコンドについていた若手を襲う際は、その若手をヘッドロックに捕らえ、私らに見えるように向きを変え、客席ギリギリの至近距離まで近づいて来てくれ、隠し持っていた栓抜きで頭部を乱打。タイガー・ジェット・シンの攻撃を目の前で見れました。
試合中、近くにいた方と一緒に、「シンいいぞー!」と声を上げて拍手したら、雄叫びを発しながらロープを何度も揺さぶって応えてくれました。
試合終了後はレフリーにちょっかい出しながら、テリー・ファンクが襲いかかって来るまで横目でチラチラ見ながら待っていたりと、本当にいい人です。リング上で軽くやりあい、次の試合進行の妨げにならないように、シンとテリーで肩を組んで仲良く捌けて行きました。
記事にもありますが、タイガー・ジェット・シンは実業家、慈善事業家としての顔も広く知られています。悪役ほど善人で、文字通り、“役”を演じることに徹している真面目人間です。そして日本愛が強い方。
プロレスファンとして、受章は本当に嬉しく、誇らしいです。