飲んだくれでも世界平和に思いを馳せる日はある。
月が綺麗ですね
明治時代を代表する作家の夏目漱石が、英語教師時代に「I love you」を「我君を愛す」と翻訳した生徒に対し、「日本人はそんなことは言わない。月が綺麗ですね、とでも訳しておけば足りる」と言ったらしい。
らしいというのは、実際に言った明確な根拠を示す資料はないんですよね。
まぁ!でも夏目漱石なら言ってるんじゃないかなと思わせてくれます。
夏目漱石の翻訳であってもそうでなくても「月が綺麗ですね」というセリフが大好きなんです。
間や余白というのは日本人の美意識の中にすごく根付いていると感じています。
岡倉天心も著書「茶の本」で「本当の美しさは、不完全を心の中で完成させた人だけが見出すことができる。」と書いています。
心の中で余白を埋めることで完成される本当の美。
直接的ではない「月が綺麗ですね」というセリフの中にある余白。
その余白のなかにある「愛」がすごく素敵だなぁ!と。
「星の王子さま」で有名なサン=テグジュペリが『人間の土地』の中で「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。」と言っています。
綺麗な月を一緒に見つめる。
そんな二人のうしろ姿をみたら愛し合っているのが伝わりそうですね!
なんて事を思う8月24日。
こんにちは。最近は腰と肩が痛いし、太り過ぎを気にしているタカハシです。
火曜日、水曜日は飲んだくれていたので更新はなし。
特に昨日は、ハイボールを馬鹿みたいに飲みました。
肝臓に負荷をかけすぎで今になって心配しています。。。
平和は芸術の保母である
本日は、ロシア映画『真夏の素肌』の感想文を書こうと思っていたのですが。。。
本日で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年6ヶ月。
今年の6月23日に「ワグネルの反乱」を起こしたプリコジン氏が搭乗したジェット機が墜落。
搭乗名簿に名前があるだけで、実際に搭乗していたかは不明だが、ワグネルグループはSNSでプリコジン氏が死亡したと投稿をしています。
どのタイミングでどんな国の映画を観て、どんな感想を持とうと関係はないのですが、タイミング的に変な印象を与えてしまうのは意図するものではないので、感想文は控えておこうと。
「平和は芸術の保母である」
シェイクスピアの言葉です。
なにをもって平和かなんて簡単には言えないですが、少なくとも戦争が早く終結してくれることを祈っています。
平和な世界でより良い芸術作品が生まれ、みんなで語らい楽しめる世界になりますように。
そして人種、 信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係に おいて、差別されない世の中になりますように。
人種、心情、性別、社会的身分、門地の違う人達が肩を並べ、同じ月を眺め「綺麗ですね」と語らうことができますように。
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