今安志保さんの子育て道と子供の劇的変化の実例
●深い神縁を感じる出会い
昨年出会った石清水八幡宮の田中朋清権宮司と東大大学院の光吉俊二特任准教授とともに、致知出版社の方から紹介された今安志保さんとの出会いにも深い神縁を感じる。昨年9月の一時期、意識が朦朧として毎朝明治神宮に開門と同時に参拝する前に投稿してきたnoteに文章が書けなくなったことがあった。誤字脱字が目立ち、長い文章が書けない窮地に追い込まれた時に、光吉氏が我が家に来られ、「四則和算」について熱く語られ、元気がなかった私の生命が蘇り、noteに長文を投稿できるようになった。
10月にMRI検査をして病名がわかり、10月6日に生まれて初めて入院し手術をして快癒したが、85ccの血が頭に溜まっていたにもかかわらず、光吉訪問の翌日には歴史認識問題研究会に参加し、9月末の髙橋塾の講義及び懇親会も体調的には入院前で最悪の状態であったにもかかわらず、誰にも異常を気付かれず責任を果たせたことは、今振り返ってみれば奇跡的といえる。
●妻の詩をラジオ番組やLIVEで朗読の申し出
1月に今安志保さんが我が家に来られた時に、妻の詩集をプレゼントしたところ、帰宅後詩集を見せられた舞台女優、MC、タップダンサー、歌手でもある娘さんの今安琴奈さんと同業の役者であり歌手である御主人(お二人のミュージカルは鑑賞させていただいた)が声を出して読み、その場で携帯電話で録音してラインで送ってこられた。
ピアノ演奏しながら録音された詩の朗読はとても素敵で感動的で格調高く、妻に聴かせると、「自分の詩じゃないみたい」と思わずつぶやいた。そして、次のようなメッセージが添えられていた。
「もしご許可いただけるのであれば、役者であり歌い手である彼らが、ライフワークとして、こずえ様の詩を、自分たちのラジオ番組や、LIVEで朗読し続ける機会をいただきたいです。しっかりと録音したい!そんな気持ちも持っております。「是非一度お会いしたい!」と願っております」
5日後に家族4人をお迎えすることになったが、今安志保・琴奈さんが2月6~7日付note拙稿で紹介した京都フォーラム30周年記念誌『公共する経営一みんなの幸せがわたしの幸せ』に一文を寄稿されているので抜粋して紹介したい。
●「和合する世界への道」は子育てによって開かれる
子育てが教えてくれたことは、宇宙と共創、共鳴、共奏する世々代々のダイナミックハーモニーへの道の文化を創生する役割を引き受けることでした。「和合する世界への道」は子育てから始まり開かれるものであるということ。それは加えて、人が生まれながらにして「菩薩として生きている」経験をしていたことに気づかせました。子育ては確実に私を菩薩道へと誘いました。親御の幸せと娘側の幸せの相乗効果は親の過去も娘の未来も幸福にします。世々代々まことの文化とし、創生し続ける母と娘の物語は、響き合う宇宙からの旋律と共鳴、共奏するダイナミックハーモニーという道の文化を確立させました。…内発的公共性発達体験の音楽人がひらく生き方論は、宇宙大の絶対レベルの大欲清浄を理念にかかげた業を術とし、自分の中で抱え込んでいる内発的な超意識も啓かれて自我を超えたところで応答し合う未来をつくる道と進化しました。この人生の主旋律に、子育ての旋律が重なりました。大きな宇宙大の交響曲の完成です。調和する響きは、必ずや世々代々奏でられる教則本として継がれていくことでしょう。…幼少期に生まれながらに持ち合わせてきた五つの能力「道徳心・正義感・意志・思いやり・お役に立つ」を、四つの活用術「前頭葉の活性化、右脳の活性化、ミラーニューロン神経細胞活用、五感の発達促進」で育めば、「如来の胎児は真如で生きることを自然に身につけます」。最初から育児にとりいれた人、知らずに過ごした人、結果は噓をつきません。親の取捨選択は、我が子の人生を決めているにです。我が子は、所有物ではありません。のちに社会の宝と成長する宝者なのですから。「未来の宝者である子」を常に意識して子育てに向き合います。
●ひと夏の体験談から世々代々に広がるダイナミックハーモニーの文化の道が開かれた
2022年夏、4人の子供らは産まれながらに持ち合わせた能力を見事に思い出しました。「2022年夏休みをいかに過ごすか?」という話から、二組の姉妹親子が過ごした1ヶ月は、「今後の彼女らの生き方の基礎を確立させる」物語となりました。
企画に参加したのは、長女(7歳)次女(5歳3か月)母、長女(5歳8か月)次女(3歳4か月)母の6人。二家族共に母の懸念が多数ありました。
〇言葉がわかっていないのか、会話にならない。口数も少ないし、言うこ
とが伝わってこない不安。
〇生活態度に懸念:眠りが浅い上、基本寝起きが不機嫌。食事も偏食が目
立つ。親がしてほしくない言動有り。
〇姉妹の喧嘩:些細なことも譲り合いできない。
〇聞き分けられない:わがままを通す姿勢。
〇友達と上手に付き合えない(仲間外れに遭う)。
〇親の声が届かない:親がして欲しくない言動有り。
〇小学生学力、計算や漢字などがついていけるか不安、タブレット使用時
頃から音読の力が落ちたように感じる
〇毎日家に居る生活が2学期からの生活に与える影響の不安。
これら全てを解決して、2学期からの学校生活、幼稚園生活を活力溢れるものにするため、Kid’s4人だけでミュージカル作品を創ることを提案しました。製作期間は1か月間で十分です。
知識レベルの相対次元から宇宙大の絶対次元への次元転換は、幼児自身が生きやすさを取り戻す姿となって現れます。親が個人的に「懸念があったことが解消し、子育てがしやすくなった」と勘違いを起こしてしまうレベルで留めていては、世々代々に広がるダイナミックハーモニーの文化の道とはいきません。しかしながら、まずは「我が子を生きやすく育てる経験」から始めねばなりませんでした。親側に「存在の次元転換を経験し体得すること」から始めました。ここでミュージカル後変化した姿を、先に結果とできるようになりました
●ミュージカル後に劇的に変化した子供たち
〇会話に関しては「ありがとうございます」「お願いします」「こちらこそありがとうございます」が行動に伴い自然に口から発せられ、大人との会話がスムーズになり、時間の流れを掴み、その中で母の言葉に応対できるようになりました。
〇姉妹の喧嘩は減少、小競り合いは皆無。姉妹お互いを尊重している様子が心地よき空間を演出します。
〇親子のコミュニケーションに大いなる変化が起こり、聞き分けられない姿は完全に過去の話となりました。自尊心も取り戻しつつあるため、コミュニケーション障害の基盤になる悲劇のヒロイン化することはなくなりました。
〇お母さんに対して心から感恩報謝の心を向けている姿は言葉と行動で伝え合える姿に大変化を起こします。玄関先でお母さんの靴を履きやすいように手前に置き直す姿は「人としての当たり前」を発揮します。
〇前頭葉と右脳の活性化に成功しているため、指示されたことを言葉で完成形をイメージできるようになったことで次の予測ができるようになり、相手の動きも考えている様子が自身に満ちた姿に見て取れます。
〇発声練習の成果も高く、声も通り、大きな声で会話できるようになり、口の開け方、呼吸法が整ったことの影響で食事もスムーズになり咀嚼力もアップして食事量が増えました。
これらの変化は、知識レベルの相対次元で生きている大人には難しいことですが、素直に生きようとする幼児には思い出すことが容易であり、短時間で宇宙大の絶対次元で生きられる姿に成長しました。この能力はトラブルを起こさない体質を構築しているのです。
紙面の都合上、見出しのみ列挙することにする。
<誰もが体験している「言霊」一その本質から絶対存在の次元転換に気づく><芸樹が存在の次元転換を促す媒介役になる><宇宙レベルの絶対次元の子育ては世々代々の道の文化への人生の原点回帰><宇宙大の絶対次元一人間の原点を取り戻す日本の子育てが世界の手本となる道の文化>
第4期髙橋塾の親学分科会に今安さんにも参加してアドバイスしていただき、具体的実践の在り方について深めていきたいと考えている。