計画良けれ終わりよし
設計に関する48章
『け』計画良けれ終わりよし
副題: 初期(基本)設計の重要性
今回の大東さんの杭設計の問題の場合
出発が間違った方向であれば、これはいくら立派に仕事をしても全てボツとなるが、どう挽回するかの目標がしっかりして入れば、無駄な労力は使わないで済む。
今回は、上物の設計は非常に良かった。
設計からは上物も変更して考えると提案され
たが、上物はそのままとして、杭でなんとか出来るはずと考えて検討を要求した。
今回の挽回策
上物は変えないと言う基本方針にした。
1.杭の問題
大東さんの提案、φ1600x12とかφ1900x6は、強度計算的にあり得ないと考えた。
→結果としてセカンドオピニオンを使った結果
φ1600x7本でなんとかなった。
2.既存杭の位置の確認の問題
→これについて、現地、現物、現認、を要求
した結果、干渉問題は無かった。
設計者として
現地、現物、現認、をしっかりして、どうそれを展開すれば間違いなく後工程に引き継ぎ出来るか?
出て来た計算結果を、どう簡単に検証するか?
その仕組みを構築するべきである。
全責任は設計統括している人であるが、設計担当者は検証する責任がある。
初めが良けれ全てよしと言うのは、初めが肝心だと言うことである。
大東サンは、しっかり業務標準するべきだと思います。