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時代に合った施設運営

本日の地元紙に新潟県が運営する知的障害者施設「コロニー白岩の里」の公設民営化を検討するとの記事が書かれていた。

実は昨年、私が一般質問にて公設民営化を検討すべきとの質問をしている。

当時から外部有識者と議論はしていたようであるが、記事になるくらいなので、ようやく一歩進むようである。行政側にも多くの調査や試算、協議があるとは思うのだが、それにしてもその一歩がいつも遅い。

あまり書きたくはないのだが、2,3年前の数字ではあるが、入所費用等による収入は約7億円に対し、人件費は9億円、人件費率は約130%にもなっている。

重度の障がい者の対応には人手が必要なのは理解している。

しかしながら、規模や障害に違いはあるものの、同様の障がい者を受け入れた民間施設も存在し、普通に経営を続けている。

まあ、同様な県営施設(はまぐみ小児療育センター)もあって、どれも赤字。その原因は、ほぼほぼ人件費なのだが、県営で運営することにより、民間とは違い、人件費は民間よりも優遇されつつ、見直しをしようものなら、労働組合からのプレッシャーが待っている。

県立病院も同じような理論になるのだが、こんなことしてたら、いつまで経っても新潟県は財政難である。他にも財政難の原因はいろいろあるのだが。

まずは入所者やその家族の理解、これまでの充実したサービスの継続が大前提ではあるが、

地域社会での共生を目指す法の理念の下、施設機能を見直した上で、指定管理者制度に移行することによって、収支の改善から本県への納税にも繋がるのではいのかと考えている。

民間のノウハウを活用することによって、適切な規模への再編が可能となるのではないか。人員や人件費も含めて。

多くの意見や考えがあることは承知しているが、入所者や、その家族の安心、様々なサービスが低下しないことが最優先の上で、公設民営化の議論を早めに進めていただきたいと考える。