Ogaki Mini Maker Faire 2024を終えて
Ogaki Mini Maker Faire 2024 出展レポート
こんにちは、Takahashi Toshioです。
先日、Ogaki Mini Maker Faire 2024(以下OMMF)に出展しました。この記事では、その展示の記録を振り返ります。今回は簡易的なレポートなので、主にX(twitter)記事の引用が主となります。…写真を撮る暇がないほど、とても充実した2日間でした笑
[DIY Camera Team]として初参加
今回は「DIY Camera Team」としてチーム参加しました。お声がけに応じてくださった、なむれすさん、Takumaさん、本当にありがとうございました。残念ながらTakumaさんは体調不良のため参加が叶いませんでしたが、応援してくださったこと、心から感謝しています。
私個人としては、なんと6年ぶりのOMMF参加でした。また、主だった展示活動としてもUnknown Asia以来、5年ぶりとなる出展でした。久々の展示は本当に感慨深く、たくさんの人に作品であるカメラや写真をたくさんみていただけました。来場してくださった皆様、説明を一緒にしてくれた なむれすさん、そして実行委員会の方々には、この場を借りてお礼申し上げます。
チームの展示と、メンバーの活躍
私達はDIY Camera Teamということで、カメラに関するモノをDIYして展示しておりました。
私のカメラは後述しますが、目的に見合った展示ができたと考えています。強いていうなら、調子にのってカメラの台数を多くした結果、展示スペースが足りなかったことと、お客さんにも触って(楽しんで)もらえる展示にはできなかったことです。せっかくのカメラ展示なので、次回は来場者が遊べるカメラも用意したいところです。
今回、相方を務めてくださったなむれすさんは、3Dプリンタを駆使した高精度・高精細な出力技術についての説明を担当してくださいました。特に、実際に触ることができるティルトアダプタは、多くの来場者の方々に好評だったと思います。
また、なむれすさんと私の2人で、自然とBambu Labの3Dプリンタの素晴らしさを紹介する場になってしまった気もします(笑)。ただし、これはあくまで私たちの個人的な感想や体験に基づくもので、決してPR案件ではありません!
自身の展示について
私の展示としては、以下のカメラを準備していきました。
どれも好評をいただけましたが、特に力を入れたスキャナカメラ【S】とサーキットベンディングスキャナについて、自身のステートメントとともに評価していただけたことが、とても嬉しかったです。頑張って作った甲斐がありました。
ただ、先に書いたように、持参した作品が多すぎたために、「カメラを作っている」という点に比重がかかりすぎてしまい、少し情報が多く煩雑になったと反省しています。特に、撮影した写真をもっと見せる工夫をしたかった。次回は、量より質を意識し、より伝わる展示を心がけたいと思います。
展示の舞台裏
今回、製作がうまくいかず、特に直近3カ月間はプレッシャーで押しつぶされそうでした。
仕事が忙しい時期と重なり、妻の展示活動ラッシュもあり、さらに体調不良が続くという厳しい状況。新しいカメラは壊れる連続でした。それでも周囲の協力のおかげで、なんとか出展にこぎつけました。
とはいえこのあたりは、作り上げたモノのクォリティが低かったにすぎず、すべて自分のせいです。先にあげたように、今後は量より質を意識した作品づくりを進めていきます。
また、今回約5年ぶりの展示ということもあり、思うことも多々ありました。
すでに何度もnoteには書いていますが、結婚や出産を経て、写真や展示といった活動から少し距離を置いていました。正直なところ、自作カメラを製作するには時間も費用もかかり、家族に迷惑をかけたくないという気持ちが強く、展示参加をためらっていた部分もあります。
そんな中、今回のOMMFは妻の後押しもあり、思い切って参加を決めました。結果的に、参加して本当に良かったと感じています。妻自身も以前Maker Faire Tokyoを訪れた経験があり、OMMFの雰囲気をとても気に入ってくれました。一緒に展示を楽しめたことが、とても嬉しかったです。
OMMFの面白さを再発見
OMMFの魅力については以前も書きましたが、今回は改めてその面白さを実感しました。特に、メディアアートに強い来場者が多い点が印象的でした。スリットスキャンの動画作品を連想させる展示や、さまざまなアーティストを紹介していただけたのも良い経験でした。
こういった近しい分野の作品を見る機会は貴重で、実際に対面でお話しできたことで得られた情報やインスピレーションも多くありました。
今回の展示では、作品ページに直接アクセスできるQRコードを用意していただけたのが画期的でした。この機能は、特に現場でレポートを作成する際に非常に便利でした。また、#OMMFのタグが自動で生成される仕組みも、とても役立ちました。タグ付けの手間が省けるだけでなく、情報の整理もしやすく、スムーズにシェアできる点が大きな利点です。
ただ一方で、QRコードの意図がもっとわかりやすくデザインされていると良いかもしれないと感じました。さらにいえば、QRコードをスキャンすると代表アカウントへのリンクに飛ぶようにすれば、情報がより確実に本人へ届きやすくなるのではないかと思います(これらは文句というより、こうした細かな改善が、より便利で効果的な展示につながるのではないかという改善案として受け止めていただければと思います)。
おわりに。今後の目標
これからは、浜松で開催されているMicro Maker Faireのような小規模なイベントにも挑戦したいです。またOMMFで実施されていたような、プレゼンやライブパフォーマンスにも挑戦してみたいと考えています。特にライブパフォーマンスはカメラや写真という意味では音楽分野と比較してハードルが高く感じますが、自分への挑戦として前向きに取り組んでいきたいと思います。
次回以降も、【DIY Camera Team】という名前で出展しようと考えています。ただ、それをチームとして出すか、個人で出すかについては少し悩んでいます。この半年間、意識を高く持って取り組んできましたが、その分プレッシャーも大きく、今後も自分がこのチームを牽引し続けられるのか、不安な部分があるのが正直なところです。
とはいえ、DIY Camera Teamが意図する「カメラ作りを通じた表現と共有」というコンセプトは、これからも大切にしていきたいと考えています。そのため、もし賛同してくださる方がいれば、メンバーを募ってチームとしての活動を続けることも検討していきたいと思っています。
そんなわけで、他にも色々課題も見える展示でしたが、久々の展示は本当に楽しかった。生きてて良かったです。