Linux mintにOneDriveをマウント
Linux MintでOneDriveをRcloneを使用してマウントし、自動マウントを設定する手順
### ステップ 1: Rcloneのインストール
まず、Rcloneをインストールします。
```bash
sudo apt update
sudo apt install rclone
```
### ステップ 2: OneDriveリモートの設定
Rcloneを使用してOneDriveリモートを設定します。
```bash
rclone config
```
1. **新しいリモートを作成**
- `n` を押して新しいリモートを作成します。
```
No remotes found - make a new one
n) New remote
s) Set configuration password
q) Quit config
n/s/q> n
```
2. **リモートの名前を入力**
- リモートの名前を入力します(例:`OneDrive`)。
```
name> OneDrive
```
3. **ストレージの種類を選択**
- クラウドストレージの種類として `onedrive` を選択します。
```
Type of storage to configure.
Choose a number from below, or type in your own value.
1 / 1Fichier
\ "fichier"
2 / Alias for an existing remote
\ "alias"
...
x / Microsoft OneDrive
\ "onedrive"
Storage> x
```
4. **クライアントIDとシークレットを空のままにする**
- クライアントIDとシークレットは空のままEnterキーを押します。
```
client_id>
client_secret>
```
5. **自動設定を選択**
- 自動設定を選択します (`y` を入力してEnterキーを押します)。
```
Use auto config?
* Say Y if not sure
* Say N if you are working on a remote or headless machine or Y didn't work
y) Yes
n) No
y/n> y
```
6. **ブラウザでの認証**
- ブラウザが開き、Microsoftアカウントでサインインし、許可を与えます。認証が完了すると、ターミナルに戻ります。
7. **ドライブの選択**
- ドライブを選択します(通常は1つのドライブしか表示されないため、その番号を入力します)。
```
Found 1 drives, please select the one you want to use:
0: OneDrive - Personal
Chose drive to use: 0
```
8. **設定を保存**
- 設定を保存します。
```
Configuration complete.
```
### ステップ 3: OneDriveのマウント
設定が完了したら、OneDriveをマウントします。
1. **マウントポイントの作成**
```bash
mkdir -p ~/OneDrive
```
2. **OneDriveをマウント**
```bash
rclone mount OneDrive: ~/OneDrive --daemon --allow-non-empty
```
3. **マウントの確認**
- マウントポイントに移動して、内容を確認します。
```bash
cd ~/OneDrive
ls
```
### ステップ 4: 自動マウントの設定
システム起動時に自動的にOneDriveをマウントするように設定します。
1. **systemdユーザーサービスファイルの作成**
```bash
mkdir -p ~/.config/systemd/user
nano ~/.config/systemd/user/rclone-onedrive.service
```
2. **サービスファイルの内容を記入**
以下の内容をファイルにコピーして貼り付けます。`YOUR_USERNAME` を実際のユーザー名に置き換えてください。
```ini
[Unit]
Description=Rclone mount for OneDrive
After=network-online.target
RequiresMountsFor=/home/YOUR_USERNAME/OneDrive
[Service]
Type=forking
ExecStart=/usr/bin/rclone mount OneDrive: /home/YOUR_USERNAME/OneDrive --config /home/YOUR_USERNAME/.config/rclone/rclone.conf --vfs-cache-mode writes --allow-non-empty --daemon
ExecStop=/usr/bin/fusermount -uz /home/YOUR_USERNAME/OneDrive
Restart=always
RestartSec=10
[Install]
WantedBy=default.target
```
3. **ファイルの保存**
- `Ctrl + O` を押して保存し、`Enter` を押します。
- `Ctrl + X` を押してnanoエディタを終了します。
4. **サービスを有効化**
```bash
systemctl --user daemon-reload
systemctl --user enable rclone-onedrive
systemctl --user start rclone-onedrive
```
5. **サービスの状態確認**
```bash
systemctl --user status rclone-onedrive
```
### ステップ 5: システム再起動
システムを再起動して、OneDriveが自動的にマウントされるか確認します。
```bash
sudo reboot
```
### ステップ 6: マウントの確認
再起動後、マウントポイントに移動して、OneDriveの内容が表示されているか確認します。
```bash
cd ~/OneDrive
ls
```
これで、システム再起動時にOneDriveが自動的にマウントされるようになります。問題が発生した場合や追加のサポートが必要な場合は、いつでもお知らせください。