インターネットへの雑感
ブラウザの拡張機能として広告ブロックというものがある。自分はUblock Originを使っているが来年使えなくなると聞いた。グーグルクローム拡張のマニフェストが改定されそれに伴い従来の広告ブロックが使えなくなるらしい。Googleは検索サービスだけでなく、YouTubeも運営しているので広告非表示にされると収入に支障をきたすのであろう。
無料コンテンツで人を集めて広告の見せる それはネット以前のテレビの時代と変わらない。たまにプライベートモードでYouTubeをアクセスすると「バカがバカやっている」動画がリコメンドで出てきて嫌気がさしてくる。
VTuberというアイドルの形が5、6年前から出てくるも、見た目のいいキャラクターが主にゲーム実況と歌うたってるだけなので、15年前のニコニコ動画と、さらにその前からある簡単な遊戯で騒ぐバライティ番組と歌のテレビ番組といったい何が違うんだろうか。本『ネットはバカと暇人のもの』で「結局受けるのはテレビネタ」と書かれており、数年前の本にも関わらず今でも通用し感心する。
「お金を払ってなければあなたが商品」、この格言を最近知って感銘を受けた。
GoogleもMicrosoftもAppleも「無料」で人を釣って、広告で人を釣るための判断材料やAIのエサとして、個人情報(年齢性別職業とそれとの趣味趣向の相関関係)とデータ(クラウドにあなたがあげたテキスト)をちゅうちゅう吸ってうまうましている。「ただより高いものはない」と言われてもいまいちピンとこないが、あなたが「商品」になっちゃいますよと指摘されるとどういうことかよーくわかる。
ちょっとした情報(掃除のコツ)が気軽に手に入るのはいいことだが、なにかとデータちゅうちゅうされるのはテレビ時代より悪くなっている。まぁ、ニートの自分からデータちゅっちゅっしたところでなンも出ねェけど。
ネットの情報というのは、誰かが(親切な人か、客の集めたい人か、ときには邪悪の人が)書いてくれてるってだけで、いわゆる本質情報というのはコミュニティの中しかなくてほとんどないけどな。