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【同じ意味の馬券を探す①】その馬券、もっと回収率上がる買い方ありますよ!? 第1問『ワイド◎〜流し』と同じ馬券は何?

「JRAで発売されている7種類の馬券を、性質が似ているもので分類せよ」


こう聞かれて、1秒以内に答えることはできますか?

いくつか分類の仕方はあると思いますが、わたしならとりあえず

◎1着を当てる馬券
 ・単勝
 ・馬単
 ・3連単

◎2着を当てる馬券
 ・馬連
 ・枠連

◎3着を当てる馬券
 ・複勝
 ・ワイド
 ・3連複

こんな分類をします。(WIN5は例外とさせてください)

あなたは、1秒以内に何かしらの分類ができましたか?

できなかった人・少し時間がかかってしまった人。大丈夫です。安心してください。

この記事は、そんな人たちの助けになればと思ってかいた記事です。ぜひ最後まで読んでいってください。



全国の競馬ファンのみなさん、こんにちは。

公立小学校に勤務しながら、競馬ブログをかいているタカハラです。


今回の記事は、わたしが最も得意な「馬券の買い方」の記事です。

同じ予想をしていても、馬券の買い方しだいで回収率は天国にも地獄にもなります。

この記事では「同じ意味の馬券」について解説します。

例えば、「ワイド1点買い」と「3連複二頭軸総流し」は同じ意味ですね。(この時点で【?】になってる人、大丈夫です。初心者にもわかるように解説します)


「同じ意味の馬券」を理解できれば、明日から馬券の買い方が変わります。そして回収率が上がります。


この記事が、みなさんの馬券回収率を上げるための一助となれば幸いです。

それではさっそくいってみましょう。

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第1問 ワイド◎〜総流し=【?】


「ワイド◎~総流し」の同じ意味の馬券を、たったの100円で買う方法があります。

さあ【?】に入る馬券はなんでしょう。

すばり答えは

『複勝◎』です。


「なぜ?」って思いましたか? さっそく解説に入りましょう。


まずは複勝馬券について理解しましょう。

『複勝◎』は、◎が3着以内に入れば必ず的中する馬券です。他の2頭がどの馬だろうと関係なく的中します。

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では『ワイド◎〜総流し』はどんな時に当たりますか?

実は、複勝◎と同じです。◎が3着にくれば、あとの2頭はどの馬がきても大丈夫です。人気馬がくれば配当は安いし、人気薄がくれば配当は高くなります。

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ここまでは大丈夫ですか?

『複勝◎』も『ワイド◎~総流し』も、◎が3着にくれば他の2頭がどの馬でも的中します。

「当たる条件が同じ」という意味で

複勝◎ = ワイド◎~総流し 

です。

複勝は、相手に人気薄がきた方がハネます。ワイドも人気薄がきたほうが配当が高くなります。そういう意味でも、ワイドと複勝は似ています。

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さらにいうと、ワイドは馬券が2点的中します。ワイド◎~総流しなら、どの2頭がきても両方的中です。

ですが、それと同時に大量のハズレ馬券も産んでいます。

16頭立てならワイド総流しは15点。2点的中するとはいえ、13点はハズれるわけです。


では『複勝◎』と『ワイド◎〜総流し』では、どちらを買った方が回収率が上がるでしょうか?

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おそらく十中八九『複勝◎』でしょう。

とんでもない穴馬がとびこんでくればワイドがハネますが、無駄な馬券が大量に生まれる分、長い目でみればワイドの方が回収率は低くなるはずです。

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ですが、ワイド◎〜相手5頭だったらどうでしょうか。

相手を5頭に絞れば、無駄になる馬券を大幅に減らすことができます。

いっきにワイドが有利になりそうですが、

『ワイド◎〜相手5頭』と『複勝◎』どっちがいいと思いますか?

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相手が5頭に絞れるなら、ワイドの方がいいように思えます。ムダ馬券も3点になるし、2点的中する可能性もあります。

ところが、ここには落とし穴があります。

それは、相手を5頭絞ることによって、◎が3着に入っても馬券が的中しない場合が出てくることです。

相手を5頭に絞ると、ワイドを2点的中することはかなり難しくなります。もっというと、◎がきたのにワイドが1点も的中しない悲劇もふつうに起こります。

3着にくる◎を見つけるだけでも大変なことです。そこからさらに相手を5頭に絞るというのは、そうとう難解なことだとわかるはずです。

では、ワイド◎〜相手5頭よりも『複勝◎』の方がいいのかというと、そうでもありません。

複勝1点で、年間回収率をプラスにもっていくのは、とんでもなく難しいことです。

ワイドもダメ。複勝もダメ。

「結局どっちなんだよ!?」ってなりますよね。

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今回の記事では、ここからが最も重要な考え方です。

わたしの結論は、これ。

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「両方買うんかい! そんなん反則だ!」というツッコミが聞こえてきそうです。

ですが、もちろん、この買い方は反則ではありません。


複勝とワイドをバランスよく買うことの利点は、回収率100%超を達成できる人なら、必ず理解しています。


わかりやすいように、具体的な例で説明します。

たとえば、こんな場合。

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このように◎が決まり、相手を5頭に絞れた場合を考えましょう。

まずは、オッズをチェック。

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この場合、『複勝◎』と『ワイド◎〜相手5頭』のどちらがいいと思いますか?

どちらがいいかを考える時には、賭け金を統一して考えてみると分かりやすくなります。

今回のレースは1000円賭けると考えましょう。

複勝◎1点に1000円なら、的中すればリターンは2000円。シンプルでわかりやすい。

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ワイド◎〜相手5頭の場合はわかりにくいですね。とりあえず、200円ずつ賭けて1000円と考えましょう。

1番重い印【○】をつけたAの馬がくれば、ワイドは800円。

5頭のうち、もう1頭が馬券に絡んでくれれば、複勝◎よりリターンが同じか大きくなりそうです。

もう1頭がDだった場合は1200円リターンが増えて、計2000円。複勝1点で買った場合と同じです。

かりにAがこなくても、C・D・Eがきてくれれば、2000円よりも大きなリターンになります。

Aがきて、しかももう1頭がC・D・Eなら、複勝1点よりかなり大きなリターンになります。

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ここまであげた結果なら、圧倒的に『ワイド◎~5頭』がよさそうに見えます。

しかし競馬は、そんなに思い通りいくものではありません。


本命(軸馬)1頭と相手5頭。計6頭だけ買っていて、その6頭でレースが決まるということはほとんどありません。


Aがきて、もう1頭が買ってない馬だった場合を考えてみましょう。

この場合は、「ワイド◎ーA」だけ的中してリターンは800円になります。

「複勝1点の方がよかった」と後悔することになります。

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想定しないといけないケースが、もうひとつあります。

相手を5頭に絞った場合、相手が1頭もこない可能性もあるんです。

その場合、ワイドならリターンは0。ゼロですよ? 複勝2倍つく馬をピックアップしていながら、リターンはZERO。

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立ち直れないほどのダメージではないかもしれませんが、けっこうショックなはずです。

今回は複勝2倍の馬の例にしましたが、複勝4倍とかついてたら、さらにショックは大きいはず。


ワイドは相手抜けが怖いからだめ。複勝1点はリターン額が微妙。


「結局どっちやねん!?」ってなりますね。

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わたしの結論は、さっきも言った通りです。


「相手を2頭に絞って、ワイド2点+複勝◎」


これが的中率と回収率のバランスが1番よくなるはず。

では、どうやって相手を2頭に絞ればいいのか。先程のレースで考えて見ましょう。

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相手の中で1番評価している馬はAです。

「Aは相手として信頼できる」

そう感じているわけです。

なのでまず、ワイド◎ーA は買いましょう。

もう1頭買うべきは、確率が高そうな「B」…ではありません。

1番配当が美味しい「E」です。

1頭目に1番人気の「A」を買いました。もう1頭を2番人気の「B」にしては配当的な楽しみがありません。

もし「B」を厚く信頼しているなら、ワイドの相手に「B」を買ってもいいです。ですが、それほど差を感じていないなら、配当的な魅力たっぷりの「E」に印をつけた方が圧倒的に楽しい。

馬券はこんな感じです。

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この馬券の圧倒的な強さに気づいていますか。


■1つ目は「紐抜けのリスクに備えている」ことです。

『複勝』をしっかり買っているので、ワイドの相手2頭がこなくても、複勝でカバーすることができます。

複勝のみの的中で終わってもプラスになります。

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■2つ目は「ワイドの破壊力をもっている」ことです。

「◎~A」のワイドの購入額は、ワイド5点で買っていた時より上がっています。「◎~E」の購入額はそのまま。

先ほど魅力的に感じていたワイドの大きなリターンは健在です。

馬券の的中は、こんなイメージ

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ワイドが当たるときは、複勝も自動的に的中しているわけです。

ワイドが当たれば、2400円以上のリターン。AとEの両方が馬券内にきて全ての馬券が的中すれば、4400円のリターンになります。

複勝でプラスを確定させつつ、ワイドで大きなリターンを狙う。

馬券の組み立てとしては完璧に近いです。



結論 「ワイド+複勝」が最強


どうだったでしょうか。

「ワイド馬券」・「複勝馬券」の特性について、理解を深めることができましたか。


今回は、「ワイド多点流し」を「複勝」で代用しようというはなしをしてきました。

結論は「ワイド2点+複勝」

これが最強であるというのが、わたしなりの見解です。

ワイド多点買いによってムダ馬券が増えてしまうことは、回収率を落とす大きな原因になります。

「複勝馬券」をうまく活用することで、ワイドの購入点数を減らしつつ、高配当も狙うことができます。

ぜひ今後の馬券に生かしてください!

今回の記事が、みなさんの馬券回収率を上げるための一助となれば、これほどうれしいことはありません。


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