競馬に取り組む95%の人は負けている〜競馬で勝ちたければ『人気と逆』の馬券を買え!
単勝・馬単・3連単を『単系馬券』と呼びます。
今回の記事では、『単系馬券』を買う時の注意点について説明します。
全国の競馬ファンのみなさん、こんにちは。
小学校に勤務しながら、競馬ブログをかいているタカハラです。
今回の記事のテーマは「逆張り」です。
単勝・馬単・3連単のような『単系馬券』は、「着順を当てる」という点で他の馬券種とは性質が異なります。
■着順を当てる馬券 →単勝・馬単・3連単
■着順は関係ない馬券→複勝・ワイド・3連複・馬連
「着順を当てる馬券」である単勝・馬単・3連単は、「着順に関係なく当たる」馬券とは、全く違う考え方をしなくてはいけません。
あなたは、次のような馬券の買い方をしていませんか?
もし、こんな買い方をしているとしたら、それはかなり危険な状態です。
■圧倒的1番人気を1着固定にして3連単
■馬連のオッズが低いから馬単
■人気薄の馬は2・3着の紐に入れる
おそらく多くの人が当てはまるのではないでしょうか。
これらの馬券の買い方は、全て負け思考です。
イラッとした人、すいません。
この記事を最後まで読んで貰えば、納得してもらえるはずです。
人気順の馬券は期待値が低い
人気と逆の馬券は期待値が高い
この言葉の意味がわかった時、あなたの馬券回収率は劇的に改善されるはずです。
この記事が、あなたの馬券回収率を上げるための一助となれば幸いです。
では、さっそくいきましょう。
1 【結論】人気順で決まる馬券は期待値が低い
人気順通りの馬券は「期待値が低い」馬券です。
人気順通りとは、例えば次のような馬券です。
他にもあります。
この馬券も、期待値は低い。
2つ目の例は、そもそも人気薄で決まっている馬券なので、配当自体はなかなか大きいです。
けれど、もったいない。もっと期待値の高い買い方があります。
なぜ、これら「人気順通りの馬券」が期待値が低いのか、理由を説明します。
2 【理由①】大衆と同じ馬券になる
「競馬人口の95%の人は、年間を通して競馬で負けている」
この事実を、あなたはご存知でしょうか?
これはJRAが発表していることではないので、どこまで正確な数値かはわかりません。ですが、10年以上前から言われていることであり、わたしも体感として納得できる数字です。
95%という数字の信憑性についてはおいておくとしても、
「競馬をやっている人の大半は、年間を通して負けている」
という事実には、誰もが納得できるはずです。
これをふまえると、
人気順通りの馬券は、期待値が低い
という、わたしの主張にも納得してもらえるのではないでしょうか。
なぜなら
人気順通りの馬券=多くの人が買っている馬券
だからです。
ここまでの話をまとめましょう。
競馬人口のほとんど(95%)は負けているのだから、他の多くの人と同じ馬券を買っていると、競馬での負けが決定します。
その馬券は、当然「期待値が低い馬券」です。
さらに「多くの人が買っている馬券」は、「人気順通りの馬券」です。
どうですか?
人気順通りの馬券=期待値が低い
納得いただけたでしょうか。
やや理屈っぽくなり過ぎましたが、この記事を読むくらい理屈っぽい話が好きな人には、同意してもらえるのではないでしょうか。
3 【理由②】 『確率=オッズ』にならない
「人気順の馬券は、期待値が低い」
理由が、もう1つあります。
意外とわかっていない人がいますが
3連単と3連複では、当たる確率は6倍違います。
まず、この大前提を理解してください。
的中確率が6倍違うのだから、オッズも6倍違っていいはずです。
しかし、人気順で決まる3連単のオッズが、3連複より6倍高くなることはありません。
先日の宝塚記念(2021)を例にみると
1番人気→2番人気→3番人気の3連単は、1650円。3連複は480円。6倍どころか、4倍以下のオッズになっています。
この3連単を買っている人は、購入した時点で負けているようなものです。(結果的に当たったとか外れたとか、そういう問題でなく)
「1番人気頭固定の3連単」で勝負する時の期待値の低さは、圧倒的です。
的中率とオッズのバランスを考えれば、本命馬が2・3着でも的中する3連複に切りかえた方が無難です。
馬単でも、同様のことがいえます。
馬単と馬連では、当たる確率は2倍違う
馬単のオッズは馬連のオッズの2倍になっていなければならない。
しかし、人気順で決まる馬単のオッズが、馬連の2倍になっていることは、まずありません。
NHKマイル(2021)の結果を例にみてみましょう。
1着(2番人気シュネルマイスター)
2着(7番人気ソングライン)
・馬連3690円
・馬単4960円
どうですか? 恐ろしくないですか?
このオッズなら、100%『馬連』を買うべきです。
いくらシュネルマイスターを高く評価していたとしても、頭固定で馬単を買うのはリスクしかない。
実際のレース結果も、2着のソングラインとはハナ差です。1・2着逆の結果になていてもおかしくなかった。
馬連なら、逆転されていても的中。馬単だったら払い戻しは0(ゼロ)です。
人気順の馬単で勝負する時の期待値の低さは、圧倒的です。
「シュネルマイスターの方が強い」と予想をしていたとしても、オッズを確認すれば、『馬連』を選択する方が、的中率とオッズのバランスがいいことに気づけるはずです。
4 【まとめ】単系馬券は人気の逆を買え
「人気順の3連単・馬単」が期待値が低い理由について、ここまで説明してきました。
期待値が高い馬券にしたければ、「人気の逆」を買わなくてはいけません。
競馬で負けている多くの人と逆の思考をしなければ、競馬で勝つことはできません。
1番人気・2番人気・3番人気の3頭で決着すると思うなら、買うべき3連単は、「3番人気→2番人気→1番人気」です。これ1点でいい。
「念のためボックスで買いたいよ〜」
と言う人がいます。
着順に自信がもてないなら、『3連複』を選択してください。
3連複を購入すれば、3連単ボックスを買ったのとほぼ同じ馬券を買っていることになります。
しかも、3連単ボックスと同じ購入額で、1点に600円賭けることができます。
それでも3連単を買いたいなら
わたしのオススメはこんなかんじ
3連複で的中を確保しつつ、3連単でボーナスを狙いにいく。
3連単をボックス買いする人より、100倍センスがいい馬券だと思います。
わたしは、そもそも人気3頭で決まる馬券を買うことじたいオススメしません。
ですが、どうしても人気3頭の馬券を買いたいなら、
・1番人気を1着固定
・ボックス買い
これだけは絶対にやめた方がいい。
3連複と「人気と逆の3連単」を組み合わせることで、期待値と的中率、両方が高い馬券にすることができます。
前章で紹介した【宝塚記念】を例に見ると
どうですか?
圧倒的に「3連複+人気と逆の3連単」の方が的中率とオッズのバランスがいいですよね?
クロノジェネシスが負けることだって、一定の確率であるわけです。(実際には圧勝でしたが、それは結果論です)
もう1つの【NHKマイル】を例に見ても
「馬連+人気と逆の馬連」のオッズは魅力的です。
馬連で的中を確保しつつ、「人気と逆の馬単」で高配当馬券を狙う。
「人気順の馬単」は、当たっても、たかがしれた配当にしかなりません。それなら馬連1点だけでいい。
最後に、もう一度確認です。
競馬に取り組む95%の人は負けています。
大衆と同じ馬券を買っていれば、競馬で負けるのは必然です。
大衆と同じ馬券とは、人気順通りの馬券です。
つまり、
競馬で勝つためには、人気と逆の馬券を買う
これしかありません。
馬券を上手に組み合わせて、期待値の高い馬券を購入していきましょう。
最後までこの記事を読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?