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やってはいけない馬券の買い方【単勝+馬単】編

「単勝」と「馬単」は1着にくる馬を当てるという点で、性質が似ている券種です。

だから、「単勝」と「馬単」は組み合わせやすい馬券と思っている人が多いようです。

ところが、実際にはとても難しい。「単勝」と「馬単」は組み合わせ方を間違えると、回収率を下げる大きな要因になります。



全国の競馬ファンのみなさん、こんにちは。

公立小学校に勤務しながら、競馬ブログをかいているタカハラです。


今回は、わたしが1番得意な「馬券の買い方」についての記事です。

同じ予想をしていても、馬券の買い方しだいで回収率に天地の差がでます。

わたしは、予想がめちゃくちゃうまいわけではありません。的中率もそこそこです。

それでも2020年馬券回収率110%超を達成できたのは、「馬券の買い方」を徹底的にこだわったからです。

予想を上手に馬券に生かすことで、回収率は劇的に向上します。

この記事が、みなさんの馬券回収率を改善させるための一助となれば幸いです。

では、さっそくいきましょう!



1 「単勝」と「馬単」の特性を理解しよう


単勝馬単。それぞれの特性を理解しましょう。


まずは『単勝』について。

当たり前のことですが、単勝は1着を当てる馬券です。

当たり馬券は1つしかありません。

「単勝2点買い」は基本的にはやってはいけない馬券です。どちらかが外れます。

また1番人気の単勝も、基本的には買っちゃだめ。

競馬では「人気と逆」の結果になった時に、高配当が出ます。

1番人気が1着ということは、人気通りの決着ということ。これは期待値が低い馬券といえます。

単勝を買うなら2番人気以下。過小評価されている馬を見つけ出してこそ、「単勝」を買う価値があるのです。

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次に『馬単』について。

馬単は1着の馬にくわえて、2着の馬もセットで当てる馬券です。

2着の馬を3〜5頭くらい決めて、

馬単◎→5頭

という買い方をよくみます。

馬単も、基本は「人気の逆」を買うことで期待値の高い馬券になります。

つまり馬単を買うなら、「穴→人気」にするべき。「人気→穴」の馬単は期待値が低い馬券です。「人気→穴」の馬単を買うくらいなら、順番を気にしなくていい馬連を買いましょう。

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単勝・馬単の特性についてなんとなく理解できましたか?

ここからは、単勝・馬単の特性をふまえた上で、やってはいけない買い方・やっていい買い方について説明します。



2 やってはいけない「単勝+馬単」


こんなかんじで印をつけたとしましょう。

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まず、単勝◎を買います。それはOK。

この後の考え方で、道はわかれます。

オッズが以下のようなとき、あなたはどんな馬券を買っていますか?

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A「◎が負ける可能性もあるから、馬単◯→◎も買っておこう」

B「◎が1着な上に◯が2着にきたらドンピシャだから、馬単◎→◯も買おう」

あなたは、A・Bどちらの考え方をしますか?

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Aの考え方をした人は、競馬で負けている可能性が高いです。

なぜならAの考え方の人は、結果がどうあれそこそこの払い戻しで終わってしまうからです。

Aの考え方をする人は、次のような馬券を購入します。

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◎が1着にくれば単勝は当たります。

ですが、それと同時に馬単は外れます。


投資額1500円 → 払い戻し3800円。

回収率250%程度。

◎が1着にきているということは、予想がドンピシャで当たっています。それなのに、回収利250%はよろしくない。


逆に、◎が2着、○が1着だったとします。

その場合は、単勝が外れて馬単が当たります。


投資額1500円 → 払い戻し5000円

回収率は300%程度。

馬単を1点で当てているにもかかわらず、この回収率はやはり不満です。


今回の『単勝◎+馬単〇→◎』という馬券の買い方は、どのように決まっても、そこそこの払い戻しに終わってしまいます。

その理由は

・どちらかが当たるとき、どちらかが外れるから

・両方同時に的中することがないから

です。

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このように、どちらかが外れることが確定している馬券を、わたしは「死に馬券」と呼んでいます。

買った時点で外れが確定しているから「死に馬券」です。

『死に馬券』についての記事はコチラ→ 回収率があがる馬券の買い方3選


では、今回の馬券、どのように買えばよかったのでしょうか。

A「単勝◎+馬単〇→◎」という馬券を選択してしまった人の心の中は、こんなかんじです。

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これをそのまま馬券に生かすなら、次のような買い方が正解です。

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これなら、◎が1着にくれば「単勝◎」が当たります。

単勝のみ的中なら

投資額1500円→払い戻し3800円

先程の例とは違い、予想ドンピシャの的中ではありません。馬連が外れているにもかかわらず回収率250%程度なら悪くないです。


◎が1着で、さらに〇が2着にくれば、「馬連◎〇」も当たります。

単勝・馬連のW的中です。

投資額1500円→払い戻し6800円

回収率400%超。人気馬二頭を選択してることを考えれば、なかなかの払い戻しです。


◎が◯に負けてしまった場合は、馬連のみ的中。

投資額1500円→払い戻し3000円

回収率200%

先程の例「馬単◯→◎」より払い戻しが少なくなってしまいました。


でも、よく考えてみてください。

◎が◯に負けたということは、自分の予想が外れているということです。

予想が外れたにもかかわらず、200%の払い戻しがあるのは悪くない。

単勝・馬連のW的中を狙いつつ、単勝や馬連のどちらかの的中だけでもプラスにもってくる。

レース結果が自分の予想に近いものになればなるほど、払い戻しも増えていく。

これが正しい馬券の買い方です。

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このように見ると、「単勝・馬連」は相性がいいけれど「単勝・馬単」は相性が悪いように見えますか?

そんなことはありません。

「単勝+馬単」にも、正解といえる組み合わせ方はあります。



3 やっていい「単勝+馬単」


「やってはいけない…」でかなり詳しく説明をしたので、ここはさらっといきます。

先程のA・Bの例を思い出してください。

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やっていい「単勝+馬単」とは、これのBの方です。

Bの考え方で馬券を買うと、次のような買い方になります。

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◎が1着にくれば、単勝が的中します。

投資額1500円→払い戻し3800円

馬単が外れていることを考えれば、これは悪くない。


◎が1着にきて、〇が2着にくれば馬単も的中します。

投資額1500円→払い戻し10800円

ドンピシャに的中すれば、ここまでの高額払い戻しにもっていけます。


欠点もあります。

◎が2着、〇が1着の場合です。

「単勝+馬連」で買った場合は3000円の払い戻しがありました。

「単勝+馬単」で買った場合は、◎が1着でなければその時点で払い戻しは0になります。


これは「馬連」「馬単」をそれぞれ、どのように考えるかの違いです。

馬連→単勝が外れた時の保険。同時に当たれば、ボーナスにもなる。
馬単→単勝が当たった上の、特大ボーナス馬券。


「単勝+馬連」と「単勝+馬単」は、どちらが正解ということはありません。

好みの問題です。


・ハイリスクハイリターン。0になるのを恐れず、大きく狙いにいくのか。

・そこそこの的中を確保しながら大きいのも狙う。保険をかけながら攻めるのか。


わたしは圧倒的に「守りながら攻める」タイプですが、「小さい払い戻しなんてもらってもしかたねえ!」というタイプの人の方がギャンブルは向いていると思っています。



4 まとめ


どうだったでしょうか?

「単勝」と「馬単」。

性質の似ている馬券ではありますが、組み合わせの仕方によって、馬券的にはプラスにもマイナスにもなりえます。

競馬の勝敗は「予想半分、馬券の買い方半分」で決まります。

馬券の買い方も徹底的にこだわり、競馬の勝ち組になりましょう。

この記事が、みなさんの馬券回収率を上げるきっかけになれば幸いです。


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