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どこから買うと、何が違うの?

文責:高羽彩(タカハ劇団)

はじめての小劇場演劇のチケット購入。
だけどそのチケット購入システムの煩雑さに、ハードルを感じてしまうお客様は多いのでは無いでしょうか?
今回は、タカハ劇団新作公演『女友達』のチケット販売を例にとって、それぞれの窓口の特性、メリット、購入方法をご説明できたらと思います。
少し長いですが、暇つぶしにお読みください。
(とはいえ私はただの脚本・演出家。チケットについての専門家では無いので間違いもあるかと思います。今回はあくまでもタカハ劇団『女友達』の場合、とご理解いただければ幸いです)


●小劇場のチケット購入窓口は大きく分けて2つ

・プレイガイドから購入
・劇団(主催者)から直接購入

まずはこの二つをご理解いただけると、この後の話がすんなり入ってきやすいかもしれません。

プレイガイドとは、劇団などの興行主催者から委託を受けてチケットの予約・発券業務を代行する会社のことです。
ローソンチケットとか、ぴあとか、e+とか…。
この辺りはコンサートやイベントのチケット購入で利用したことがある方も多いのではないでしょうか?
多くの劇団がプレイガイドにチケット販売業務を委託しています。
会社の規模が大きいので、全国どこにいても、何時でも、現金でもカードでも、チケットが購入できることが強みです。
ちなみに『女友達』は、ローソンチケット(https://l-tike.com/play/mevent/?mid=477007)さんにチケット販売業務を委託しております。

劇団から直接購入
プレイガイドを通さず、劇団から直接チケットを購入する方法もあります。
いわゆる「劇団扱いチケット」です。
これがなかなか、馴染みのない人には分かりづらい…。
というのも、「劇団から〜」といいつつ、この購入方法が多岐にわたるからです。
さらに詳しく説明してみます。

●劇団扱いチケットってなんぞ…?

プレイガイドを通さず、劇団から直接購入するチケットを俗に(俗に?か正式にかはわかりません!)「劇団扱い」とか言ったりします。
こちらも種類が大きく分けて2つあります。

・劇団から購入(劇団扱い)
・出演者から購入(出演者扱い)

?…???
この辺りからよくわからなくなってきますね。
「劇団から買うのと出演者から買うの何が違うの?」
うんうん。よくわからないですよね…。
ほんとすみません。
「出演者って劇団員じゃないの?」
劇団員だったり、劇団員じゃなかったりします。場合によります!
色々複雑!!
…ただ、劇団扱いチケットと、出演者扱いチケットの違いは単純です。

出演者扱いチケットは、
購入者が「誰のファンなのか」はっきりわかるチケット
ということです。

劇団扱いチケットは箱推し。
出演者扱いチケットは、出演者〇〇推し。
ということです。

興業によっては、「チケットバック」という形で売上枚数が出演者のギャランティに反映される場合もあります。
反映されなくても、「自分の名前でこれだけのお客さんがチケットを買ってくれたんだ…」と実感することは出演者にとって大きな励みになります。
推しの役者さんがいる方、出演者扱いでチケットを購入してみてはいかがでしょうか?

プレイガイドを通さない劇団直販チケットの中に、「劇団扱い」と「出演者扱い」の二種類のチケットがあるということ、ご理解いただけましたか?
ちなみにプレイガイド販売のチケットには出演者扱いはありません。プレイガイドでチケットをご購入いただくと、それは自動的に「劇団扱い」チケットとなります(あくまでも『女友達』の場合です。興業によってはプレイガイドでも「●●ファンクラブ先行販売」等のかたちで、「出演者扱い」のチケットを販売する場あります。が、小劇場では稀なケースだと思われます)


●どうやって買えばいいの?

・プレイガイド
各プレイガイドのHPをご確認ください。
ちなみに『女友達』のチケットはローソンチケットおよび、ローソンチケット内小劇場特化型サイト演劇最強論-ingに販売を委託しています。
ローソンチケットhttps://l-tike.com/play/mevent/?mid=477007
ローソンチケット「演劇最強論-ing」https://www.engekisaikyoron.net/takahagekidan16/

・劇団扱い
HPや公演チラシに掲載されている「問い合わせ先」や「チケット予約フォームURL」に直接アクセスして、チケットの予約をすることができます。
ちなみに『女友達』の劇団直接購入URLは
https://www.quartet-online.net/ticket/takaha2019
こちらです。

・出演者扱い
もしあなたが、出演者と知り合いだったり、出演者のSNSをフォローしていれば、出演者に直接チケットの予約を頼むこともできます。
ただ…たくさんのお客様からのチケット予約に逐一お応えするのは、出演者にとって大きな負担になります。
そこで、ほとんどの劇団では出演者個別の「チケット予約フォームURL」を作成しています。
出演者のSNSをご覧いただけば、大抵、個別URLの案内があるはずです。
チケットはメールやDMではなく、予約フォームからお申し込みいただきますようお願いいたします。(お問い合わせは劇団までお願いします)
ちなみに『女友達』出演者個別予約フォームは
異儀田夏葉さん
https://www.quartet-online.net/ticket/takaha2019?m=0kjcagh
高野ゆらこさん
https://www.quartet-online.net/ticket/takaha2019?m=0nhjidj

私、高羽彩の扱いURLのことを気にしてくださったお客様(いらっしゃる…のか…な…?)ありがとうございます。
私はタカハ劇団の主宰ですので、個別の予約フォームはご用意がありません。高羽彩=タカハ劇団と、面の皮厚めでやらせていただいております。

その他、出演者に直接代金を渡してチケットを受け取る方法もありますが、今回の『女友達』ではその方法は取り扱いございません。


●実際にチケットを予約・購入してみましょう!

ここまでの説明をご理解いただけたのなら、後は簡単!
プレイガイド販売のチケット
劇団直販のチケット(含、出演者扱いチケット)
違いがなんとなくわかってきたら、
実際に『女友達』のチケットを購入してみましょう!!

と、その前に…もう一つご説明しなければならないことがあります。(まだあるのかよ〜いい加減しろよ〜との声…聞こえてきます…私もそう思います…というかここまで複雑なシステムを理解してチケットを買ってくださっていたお客様に本当に感謝の念が絶えません。もう説明読みたくない!!って人は、そのまま普通にローソンチケットでご購入手続きをとってもなんの問題もありませんので、ご心配なく!!)

では参りますね…。

あくまでも、今回の『女友達』に於いて、のお話です!

今回のタカハ劇団『女友達』においては、劇団扱いチケット(含、出演者扱いチケット)は全て、当日精算になります!!!

当日精算とは、チケット料金を公演当日、劇場窓口で直接お支払いいただく精算形態のことです。
プレイガイドでチケットを購入した場合、事前にお金を払ってチケットを入手し、それを持って劇場に来ますよね?
先に払ってチケットを手に入れておくのが、事前精算。チケットを持たずに劇場にいって、劇場受け付けでチケットを買うのが当日精算です。

ん?それって、当日券じゃない?とお思いかもしれませんが、当日券と当日精算は、まったく違います。
当日券は、公演当日、席の予約をせずに劇場に行って「運良く座席が空いていれば」チケットが購入出来るシステムです。劇場に行っても「席が空いていなければ」チケットは買えません。

当日精算の場合、代金のお支払いは当日になりますが、お座席は事前に確保(予約)してありますので、当日来て「席がない!」ということはありません。

プレイガイドの事前精算、劇団扱いの当日精算の違いがわかったらもう後は簡単!これで本当に簡単です!
以下の任意のURLに飛んで、必要な手続きを取ってください!

ローソンチケット https://l-tike.com/play/mevent/?mid=477007
ローソンチケット「演劇最強論-ing」https://www.engekisaikyoron.net/takahagekidan16/

劇団直接購入URL
https://www.quartet-online.net/ticket/takaha2019
異儀田夏葉さん扱いURL
https://www.quartet-online.net/ticket/takaha2019?m=0kjcagh
高野ゆらこさん扱いURL
https://www.quartet-online.net/ticket/takaha2019?m=0nhjidj


●で、結局どこから買えばいいの??

で、結局どこから購入すればいいのでしょうか。
これはお客様一人一人が、「何を大事にするか」によって違ってくると思います。
出演者や劇団に応援の気持ちを伝えたいのか、良い席で観たいのか、クレジットカードを使いたいのか…。

なのでここから先はあくまでも「主宰」としての私の立場でお話しします。
主宰高羽彩としましては、ローソンチケットからのご購入をおすすめします。
なぜならば…
今回の『女友達』のお座席はすべて、自由席となります。
チケットに記載の「整理番号」の順にご入場いただき、番号の早い方から会場内のお席を自由にお選びいただくことになります。
そして『女友達』では、ローソンチケットでご購入いただいたお客様から「早い整理番号」を割り振らせていただいているのです。
より良いお席で、確実にご観劇いただくにはローソンチケットからのご購入をお勧めいたします。
また、当日受付に並んでいただく必要がないため、待ち時間がより少なくなるというメリットもあります。

「なんでプレイガイドの方が条件がいいんだよ!ずるい!」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、この処置は先ほど説明した事前精算と当日精算の違いに由来するものです。
ここから先のお話は、「オススメ」というよりも完全に主催者側の「都合」のお話になってしまうのですが…。
当日精算は主催者にとっては諸刃の剣。
事前精算の煩わしさがなく気軽にご予約いただける分、当日キャンセルのハードルもとても低いのです(キャンセル料という概念も残念ながらまだ浸透していません)。なんのご連絡もいただけず当日キャンセルになってしまった場合、空いてしまったお席の負債はそのまま劇団が被ることになってしまいます(近年、この当日精算券を利用した大量キャンセルの悪質な嫌がらせが小劇場界で発生しています…とても残念ですが…)
ですので、主催者としては、より確実にお客様と劇場をつなぐことができる、事前精算でのチケットの購入を推奨しております。

…とはいえ、ほとんどのお客様は当日精算であっても無断キャンセルなどなさいませんし、事前精算でお求めいただきたいというのは完全に主催側の勝手な希望ですので、お客様はそれぞれお好みの方法でご購入頂けたらと思います。
どの窓口であれ、チケットをご購入いただくのは本当に本当にありがたいことです!!


また、これはあくまで『女友達』での話。
各興業、各劇団によって状況は様々ですので、すべての公演でプレイガイドでの購入をお勧めするものではありません!
劇団扱いでも、事前精算チケットを取り扱っている場合ももちろんございます!!


●プレイガイドのデメリット

さんざんプレイガイドでの購入をお勧めしましたので、しっかりとデメリットもお伝えしようと思います。
プレイガイドのデメリットは、なんといっても「手数料がかかる」ということです。
システム利用料、発券手数料、配送料…等々、加算されていくとなかなかの金額になる場合も…。
もちろん、サービスに対する対価なので「手数料」が発生するのは当たり前…とはいえ、安くない演劇チケットを購入していただくお客様にとっては、手数料は安ければ安い方がいい…ですよね?

そこでお勧めしたいのが、ローソンチケット内の小劇場特化型サイト「演劇最強論-ing」https://www.engekisaikyoron.net)さんです。こちらはローソンチケットさんが運営しているサイトなのですが、どういう訳か、ここからチケットを購入すると手数料が一切かかりません。(どういうわけか、は演劇最強論-ingさんのHPをご覧ください。端的にいうと小劇場を応援する気待ち、です)
チケット代金のみで、事前精算でチケットを手にすることができます。
整理番号などの扱いは、ローソンチケットからご購入いただいたものと同じものになります。

演劇最強論-ingさんの回し者のようになってしまいますが、これは、お勧めせざるを得ません…。
ご検討くださいませ。
『女友達』はこちらからご購入いただけます!
https://www.engekisaikyoron.net/takahagekidan16/


●最後に

本当に長くなってしまいました。
ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。
「なんだかよくわからない」小劇場演劇の世界。
しかし、一歩足を踏み入れればこれまでにない感動を味わっていただけると確信しています。
もっとたくさんの人が、小劇場を、演劇を好きになってくださるように。
そのためには、私たち演劇人がもっと工夫を凝らして、皆さんが来やすい環境を作っていかなければならないなあ、と思っています。
今回は既存のシステムの説明に終始しましたが、これからはより新しい観劇環境の創造についても、お話しできるようになればいいと思います。

とにかくまずは、タカハ劇団『女友達』を観に来てください!
よろしくお願いいたします!
高羽がお送りいたしました。

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