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『女友達』上演台本

はじめに

2019年にタカハ劇団で上演された『女友達』の戯曲を販売しています。
「横書きだと読みにくい!」「脚本のフォーマットで読みたい!」という方は、記事の最後にPDFファイルを貼り付けておきますので、そちらをダウンロードして下さい。
なおこの戯曲は、出演者である異儀田夏葉さん、高野ゆらこさん両名の構成協力のうえ執筆されております。

※戯曲の著作権は高羽彩に帰属します。この戯曲を許可なく掲載・上演することを固く禁じます。掲載・上演に関するお問い合わせはタカハ劇団 info@takaha-gekidan.net まで、お問い合わせ下さい。


あらすじ

歳を重ねるたびに、
話せないことが増えていく――

事故で緊急入院した姑の世話をするため、忙しい旦那に替わって一時帰郷した朱音(あかね)は、高校時代の同級生で今は介護士となった稔梨(みのり)と再会する。
久々の再会に会話は弾む……はずが……
埋まらない「時間経過」という溝。
姑の事故の鍵を握るのは、この家の引きこもりの長女、紀香(のりか)らしいが――。

女三人、一夜で語りあうのは、恋バナよりも赤裸々な、人生の話。

登場人物


野口(旧姓田中) 朱音
野口(旧姓吉本) 紀香
上野 稔梨


舞台

野口家のリビングダイニング


○1 野口家

野口家は地方都市の川沿いの古い住宅地にある。
周囲には築四〇年以上の古びた住居が並び、野口邸もその例に漏れない。
細い私道を抜けた奥まった位置に建ち、四方を住宅に囲まれているため昼でも薄暗い。
一階にはリビングダイニングと和室。
二階には小さな洋室が2つ。
和室は紀香母の居室、二階の洋室の1つは紀香の居室である。
しかしこの物語において、登場するのはリビングダイニングのみである。

舞台上には、四人掛けのダイニングテーブルが一セットとゴミ箱があるだけ。
テーブルの上には、保温ポット、急須、茶筒がおいてある。
出捌け口は2カ所。
1つは、玄関、和室、台所に通じており、もう1つは二階へ続く階段である。

冬の夜。
ダイニングテーブルに稔梨が突っ伏している。
稔梨、玄関の物音にハッと顔を上げる。
と、あーさぶあぶ、とか言いながら朱音がやってくる。

朱音「わっびっくりしたぁ!」
稔梨「あの!」
朱音「え?!」
稔梨「大丈夫でしたか? 佳枝さんの容態」

二人、一瞬見合う。

稔梨「……」
朱音「あっ……ヘルパーさん? ヘルパーさんね?」
稔梨「あっ、そうなんです! すいませんなんか、いちゃって。あの、私心配で。佳枝さんなんかすごい、泡とかも吹かれてて、私一応救急車でついていったんですけど」
朱音「ああ、ありがとうございます」
稔梨「詳しいことは聞けなくて」
朱音「ああね、家族以外はね」
稔梨「すみません、私がついてたのに(頭を下げる)」
朱音「ああ、もうね、それはね」
稔梨「ちょっと目を離したすきに」
朱音「しょうがないですよこういうことはね、年寄り相手のことだから。とりあえず意識は戻ったんで、命には別状無いってことで」
稔梨「ほんとにもう。あの、あの、転倒の時の状況、何かおっしゃってました? 私もう本当に申し訳なくて」
朱音「ああ、もうもう、気にしないでください、なんか本人もよく覚えてないみたいで」
稔梨「覚えてない……?」
朱音「頭打ったから」
稔梨「(顔を覆い)ああっ……」
朱音「ああでも目も覚めたし、本当に大丈夫ですから」
稔梨「大丈夫ですか……?」
朱音「ぎゃくにすいません、気を遣っていただいちゃって。もうお帰りいただいて大丈夫ですから」
稔梨「ほんと、すみません」

朱音、部屋の奥へと消える。

稔梨「……」

稔梨、手荷物から書類を取り出す。

朱音「(声のみ)すみません、寝間着ってどこにあるかわかります?」
稔梨「あ、そっちの箪笥の下から2段目に」
朱音「(声のみ)ああ、ほんとだ。ありがとうございます」
稔梨「あ、病院着なら浴衣とかの方が」
朱音「ええ? 浴衣?」
稔梨「あ、大丈夫です、私が用意します」

稔梨と入れ替わりに、朱音が入ってくる。
朱音、テーブルの上に置かれた書類に気づき、手に取る。

稔梨「(声のみ)もうすぐ病院に戻られるんですか?」
朱音「いえ、明日でいいって言われてて」
稔梨「(声のみ)そうですか。寝間着以外にも必要そうなもの、見繕いますね」
朱音「すみません」
稔梨「(声のみ)何日ぐらいの入院になりそうですか?」
朱音「まだちょっとよくわからなくて。頭打ってるので、明日から色々検査して、とりあえず一週間ぐらいは。何かあればその時にまた考えるってことになってて」
稔梨「(声のみ)そうですか。ほんとに……すみません」

稔梨、寝間着やらタオルやら抱えてやってきて、テーブルの上に置きながら、

稔梨「室内履きとかはちょっといまはご用意できないので、明日病院の売店かどこかで買っていただいて……」

稔梨、朱音が書類を手にしているのに気づく。

稔梨「あ、あの、その書類なんですけど……」
朱音「稔梨……?」
稔梨「はい……」
朱音「え……」
稔梨「あーちゃん……?」
朱音「えっ! えっ! 稔梨だよね?! えっうっそ!」
稔梨「あーちゃん? あーちゃん?! えっうそぉ!! えー! なんでなんでなんでなんで?」
朱音「えー?! そっちこそなんで? え? こっち戻ってきてたの?!」
稔梨「うんそう! 介護士やってんの私!」
朱音「えーすごーい!」
稔梨「あーちゃんは? だって名字」

朱音、左手薬指の指輪を見せる。

稔梨「ぎゃぁぁぁぁぁぁ(感嘆)」
朱音「ちょっとうるさいうるさいうるさい」
稔梨「結婚~~~?! やーっおめでとぉ~」
朱音「ありがと~!」

二人抱き合う。

稔梨「えっ、佳枝の息子と?」
朱音「佳枝の息子と」
稔梨「佳枝が姑?」
朱音「佳枝姑なのよ~」
稔梨「あっはっはっはっは! 佳枝の嫁!」
朱音「ちょっとあんた随分態度違うじゃない」
稔梨「あっ、そうそう、佳枝さんね、佳枝さん。すみません」
朱音「(稔梨の名札を確認する)上野稔梨……」
稔梨「あーこれは」
朱音「シングルか! いいなぁ~。働く女は結婚しちゃうと色々しがらみもあるし!」
稔梨「ああ、うん、まあそう」
朱音「姑の入院着用意するためにわざわざ東京から飛んでくる必要ないし!」
稔梨「あはは、そう! 気ままにやってるよ~」
朱音「そーなんだぁ」
稔梨「え? 旦那は? 今病院? 戻ってくるなら紹介してよ~。あたし佳枝の息子に会ったことなくてさ」
朱音「あー……来てない。旦那」
稔梨「あーそうなんだ。忙しいもんね」
朱音「そう忙しくて」
稔梨「旦那あれでしょ? なんか東京の有名な広告代理店だって?」
朱音「うんうん、まあ」
稔梨「え、地元で会ったの?」
朱音「ううん。職場で」
稔梨「え、何そのミラクル! 運命の相手じゃん!」
朱音「嫌々そんな大層なあれじゃないって」
稔梨「え、じゃあ今も旦那と一緒に働いてんの?」
朱音「まあ、部署はもう違うんだけど」
稔梨「東京の広告代理店か~! すご~い! バリキャリじゃん!」
朱音「いやなにそんな、稔梨だってバリバリじゃん」
稔梨「あーははは、そうなんだけどさ」
朱音「あ、これね(書類)、すぐ書くから」
稔梨「なんかごめんね……」
朱音「ん? これ?」
稔梨「なんか、いやらしいよねそれ」
朱音「免責同意書?」
稔梨「責任逃れ、みたいなことして……。事業所の決まりでサインもらわなきゃならなくて」
朱音「そりゃしょうが無いよ。事故があるたびにいちいち責任追及されてたらねぇ」
稔梨「うん、今回みたいな転倒に関してはちょっと……」
朱音「ああ、いいのいいの。わかってるから(サインしながら)介護はねぇ。大変だよねぇ。ほんと、すごいって思う、介護の人たちは」
稔梨「仕事は何でも大変でしょ」
朱音「そーなんだけどさぁ……。あ、間違えた」
稔梨「え?」
朱音「旧姓でかいちゃった。ほら」
稔梨「田中朱音~。懐かし~」
朱音「どうしよ、新しいのある?」
稔梨「いいよ、二重線で田中のとこだけ消してもらえれば」
朱音「うーん、野口、と」
稔梨「野口朱音かぁ」
朱音「変だよねぇ?」
稔梨「なにが」
朱音「私って、野口感なくない? 田中顔だよね」
稔梨「なに田中顔って」
朱音「のっていうのが違うと思う。のからぐに繋がる、のぐってっていう語感が座り悪いって言うかさぁ」
稔梨「あー、まだ新婚?」
朱音「ってわけでもないんだけどね。もう3年だから。でも職場では田中でやってるし、なんかね。なりきれないよね野口に」
稔梨「わかるよ。あーちゃんはやっぱり、田中だよね」
朱音「そうだよね! あ、ごめん、印鑑どこにあるかわかる?」
稔梨「うん」

稔梨、奥へ下がる。

稔梨「(声のみ)あんまこっちの家来ないんだ」
朱音「んーまーねー」
稔梨「忙しいもんね。今日も大変だったんじゃない? わざわざ東京からでしょ?」
朱音「たまたま休みだったから」
稔梨「あーよかったね」

朱音、印鑑を押し、書類を渡す。

朱音「いつも姑がお世話になっております」
稔梨「こちらこそ、このたびは大変申し訳ございませんでした」
朱音「……」
稔梨「じゃ……ね」
朱音「あ、うん。またー……」
稔梨「……(いそいそと帰りかけるが)」
朱音「まだ時間大丈夫?」
稔梨「大丈夫。全然大丈夫」

稔梨、朱音、テーブルに着く。

朱音「職場、大丈夫? 戻らなきゃいけないんじゃない?」
稔梨「ううん、全然。今日は直帰って言ってあるから」
朱音「ごめんねなんか」
稔梨「ううん全然」
朱音「日を改めて~って出来たら良かったんだけど、私明日には東京もどらなきゃならなくて」
稔梨「とんぼ返りじゃん。ホントに忙しいんだね」
朱音「今やってる企画のリーダーが妊娠したとかで」
稔梨「あらおめでたい」
朱音「おめでたいよ? おめでたいんだけどさぁ。急に全部仕事引き継がなきゃならなくなったこっちの身にもなってほしいって言うか」
稔梨「あー」
朱音「稔梨の職場にもいるでしょこういう人。介護の現場なんて女が多いだろうし」
稔梨「まあ、うちはシフト結構融通きくから」
朱音「だったらいいか。こっちはパートさんみたいにはいかなくて」
稔梨「私も別にパートってわけじゃないんだけどさ」
朱音「あれなんだろうね? ワーキングマザーの肝の据わり方って言うか。でーんとした構えぶりって言うか。『子持ちでございいます』ってあの堂々としたそぶり? 『子持ちでございますゆえ』『失礼、子持ちが通る』『子持ちであらせられるぞ』ってもう、印籠だよね。水戸黄門感あるわ。それ持ち出されちゃったらこっちは『ははーっ』て頭下げるしかないもん。子どもがいるからなんだって。本人達は、日本社会の繁栄に貢献してますみたいな顔してるけど、実際問題ビジネスパーソンとしての市場価値は下がってるからね。子持ちでありがたがられるのは昆布ぐらいだって」
稔梨「溜まってるねぇ」
朱音「あっ、ごめん、私なんかめちゃめちゃ喋っちゃった……」
稔梨「いや、さすが。衰えてないね~」
朱音「いやごめんごめん。ちがうのよ、こんな話したくて引き止めたんじゃないのー」
稔梨「いいよ~べつに」
朱音「(自分に)おちつこ。せっかくの再会だもんね」
稔梨「うん」
朱音「えー……元気?」
稔梨「ははっ。元気元気。え、あーちゃんは? 見た感じ、すごく元気そうだった(笑)」
朱音「うん、まあ(笑)元気元気」
稔梨「あー、よかった」
朱音「……」
稔梨「……」
朱音「いや、何年ぶり?」
稔梨「USJ行ったよね? 三人で」
朱音「あーあれぶり?」
稔梨「あれいつだっけ」
朱音「大学二年だったよね」
稔梨「あっそうだよ、だってあたしの専門の卒業旅行で行ったんだもん! え? だからだから……」
朱音「に、じゅう?」
稔梨「うそうそやだやだ。二十は経ってないって。そんなに歳とってないって。だってうちらまださんじゅー……」
朱音「ろく?」
稔梨「ろくでしょだから、じゅー……」
朱音「なな」
稔梨「そうだよ17年前じゃん。(自分で驚いて)17年前?!」
朱音「20年と大して変わんないじゃん」
稔梨「いやーもう、そんななるかぁ……」
朱音「17年ぶりかぁ。え、元気だった?」
稔梨「元気だったって(笑)」
朱音「歳とるわけだ。稔梨は変わんないね。メイクは変わったけど」
稔梨「ああ、あたしめっちゃゴスだったからね」
朱音「そうそう」
稔梨「常に眼帯つけてたし」
朱音「そうそう」
稔梨「ここ(口)から毎日血ぃ流してたからね」
朱音「いやだからすぐわかんなくて。ごめんね」
稔梨「私もだから。あーちゃんはすっごいキレイになったね。」
朱音「あ、そう? 美容に金使うってこと覚えたのよ」
稔梨「いいなぁ」
朱音「いやでも結局すっぴんが一番肌にいいんだって~。稔梨肌ちょう綺麗じゃん」
稔梨「あたしはただもうめんどくさくて。てかゴス時代に一生のうちに許容できる量のファンデーション全部塗っちゃったから」
朱音「何それ(笑)」
稔梨「……お茶入れよっか」
朱音「ああ、ごめん」
稔梨「てかごめんあたし、我が物顔で」
朱音「いや私こそ、嫁なのに(立ち上がり)」
稔梨「いいから。座ってて」

稔梨、茶を入れるために下がる。
朱音、部屋を見回し、

朱音「……すごい綺麗にしてくれてるね」
稔梨「出来る範囲だけだよ」
朱音「稔梨が介護かぁ」
稔梨「んー?」
朱音「いや、稔梨が介護って、なんかイメージしてなかったから」
稔梨「そーお? 細々したこと好きだったけどね、昔から」
朱音「あー、そう言われてみればそうだったね。……痛っ」
稔梨「ん?」

朱音、足元から何かを拾う。

朱音「爪……?」
稔梨「ああもうっ、またかぁ!」
朱音「え?」
稔梨「何度言っても、切った爪ちゃんとゴミ箱に捨ててくれなくて」

稔梨、朱音から爪を奪うと素早くゴミ箱に捨て、カバンから除菌ティッシュを取り出し朱音に差し出す。

稔梨「ちゃんと掃除してるつもりではあるんだけど」
朱音「……お母さん、やっぱりちょっとぼけてきてるのかなぁ」
稔梨「うーん」
朱音「稔梨から見てどう?」
稔梨「今すぐどうこうって感じではないけど、正直時間の問題かもしれないね」
朱音「そっかぁー……やっぱりそうだよねー……。はやくない? お母さん」
稔梨「佳枝さん? ぼけるの? どうだろ。人それぞれだし。今もそこまで目立つ問題があるわけじゃないし。たまに何言ってるかわからないときあるけど」
朱音「ええ」
稔梨「いやでもそれは、お年寄りだから。意思の疎通が難しいこともあるわけで。……心配なら、その辺も明日病院で聞いてみたら?」
朱音「……足が悪いってのは聞いてたんだけど。まさかこんなにはやく姑の介護問題に直面することになるとはね……」
稔梨「すみません、こちらの目が行き届きませんで……」
朱音「いやそれは全然」
稔梨「骨折はしてなかった? 歩けなくなったりすると、また色々状況変わってくるよ」
朱音「骨は折れてないみたいだけど。まー明日以降? また色々確認するって。どうしようかなー。明日三時には東京戻りたいんだけど」
稔梨「旦那、呼んだら? どうしてもこれないの?」
朱音「いやーちょっと厳しいかなぁ……」
稔梨「……あーちゃんも大変だね。お母さんのこともあるけど、ここの娘さんってさ……」
朱音「そーなのよ! ねえ、どう思う?! 紀香、あの子さぁ」
稔梨「……え、なに、紀香どうかしたの?」
朱音「あ……、そうか」
稔梨「なに……」
朱音「知らないか……」
稔梨「え、なに。(朱音が急須に手を伸ばすので)あ、待って、まだそれお茶出てないから」
朱音「あ……」
稔梨「で、なに、紀香どうかしたの?」
朱音「いまから……怖い話するけどいい……?」
稔梨「え……」
朱音「紀香ね……いるよ、ここに……」
稔梨「は……え……?」
朱音「いるんだよ、ここに……」
稔梨「えっ?! 何それ。やだうそどういうこと? え? 紀香死んだ? うそ。いるって、今夜の私たちは紀香の魂が引き寄せた的な? え、むりむり、私そういう話ホントに無理だから」
朱音「違う違う」
稔梨「え? え?」
朱音「いるんだって、ホントに、ここに」
稔梨「え、だからやめてってば! え? あーちゃんってそういうこと言うタイプだった? 東京に行って能力に目覚めたの?」
朱音「違うって。東京行ってなんでシックスセンスに目覚めんのよ」
稔梨「えだって」
朱音「いるって言うのは、(指さし)上にいるってこと」
稔梨「天……国?」
朱音「ちーげーんだって(笑)だからぁ。もう……(笑っちゃう)」
稔梨「え?」
朱音「あーウケる。稔梨ってホントバカ」
稔梨「え、バカ?(つられて笑って)」
朱音「うん、もー、まじバカ。あーおっかし。こんな笑ったの久しぶりなんだけど(真似して)天……国? って(笑)」
稔梨「えー、だってさぁ(笑)」
朱音「紀香がいるのは、この家の二階」
稔梨「……? (理解して)!!」
朱音「いやーもうほんとに……」
稔梨「え、マジで? 佳枝の娘?」
朱音「佳枝の長女。で旦那の妹」
稔梨「え、だって……え?」
朱音「(頷く)」
稔梨「すご……」
朱音「知らなかったか。やっぱそうか」

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