SNSの宣伝効果について
iGEMのアドカレ2です。早いもので2024年も終わりに近づいています。受け入れ難い事実を受け入れた時に人は大人になる。
はじめに
今回は軽めの記事にしようと思う。なんだかんだiGEMに関係することを記事にしようと思っているので、知名度を上げるための宣伝について語ろうと思う。ちなみにiGEM UTokyoは公式TwitterとInstagramがあるのでぜひフォローして、全ての投稿を拡散してほしい。
動機
UTokyoは2024年の春頃のフォロワーが1000人前後だったと記憶している。2023年にほとんど動かさなかった反省点を生かし、この年は活動報告を活発に行うようにしていた。私たちがSNSを頑張る理由として、知名度の向上と寄付の募集がある。主にその二つについて今回は記載しようと思う。
知名度の向上
知名度はイベントの告知やプロジェクトに関するアンケートの呼びかけなどに影響する。どんなに優れていても劣っていても知名度がなければ世界に届かない。そういった点で私たちは東大というネームバリューがあり、相対的に優位な状況である。しかしながら、学内でも知名度は低く、当然ながら世間での知名度は非常に低い。
なればこそSNSの力を頼ろうという話である。キャンパスを行き交う学生や教員一人一人を捕まえて活動の周知を行う方がもっとも効果がありそうだが、私たちにはそんな能力はなかった。また、縦横無尽に入り乱れる学外非関係者の皆様を呼び止めることもかなり難しい (今年は街頭アンケートを行いました。ご協力してくださった皆様に感謝申し上げます)。彼らは東大生ではなく東大を楽しむのに忙しいのだ。
Twitterは毎週活動報告を行おうとした。毎週のミーティングの様子を写真に取り、活動したことを140字以内にしたため放流するのだが、ミーティングで行うことといえば議論であり、それを写真に撮ったり文字にしても変わり映えしない。おそらく求められているのはwetやdryが実際に活動している様子だと思い、そちらに舵を切ろうと考えた。
ここで一つ問題が生じた。wetで実験室の様子を撮影しても大丈夫なのかということだ。法人化したとはいえ国立大学であり、怪しい研究をしているわけではないが、それでも外部に漏らしてはいけない場所を写してしまう可能性がある。他にも、適切でない実験をしている自覚はないが、もし万が一不適切な行為が見つかってしまったらまずいのだ。そもそも、実験の様子を宣伝のために外部に流すという行為は倫理的に適切なのか、そういったことを考えるのが面倒くさくなってしまい、wetの様子をほとんど放流しなかった。また、dryの様子も陰気な東大生がパソコンを叩いているだけで方リュするに耐えない。結局、活動報告は生存報告に近くなってしまった。
他にはmeetupや学祭などの様子を放流した。2023年と比べるとまだマシな気がする。今年はInstagramも開設しSNSをたくさん使用した年である。その程度でたくさん使用したと思われるかもしれないが、宣伝をする専門の人もいなければ、宣伝をしたところで大きな効果が見込めない以上、力を入れすぎるのも考えものである。
寄付の募集
私たちは東大基金を通じて寄付を募っている。しかし東大基金が積極的に宣伝するという形をとっているわけではない。自分たちで宣伝をする必要がある。その宣伝手段としてTwitterを利用した。
ありがたいことに多くの方から寄付をしていただき、2024年を乗り切ることができた。しかしながら2025年を始めるには貯金が心許ない。持続的な活動をしていく際に、寄付に頼るというのは悪手である。自分たちで資金を稼ぐ力をつけておく必要があるが、UTokyoは1, 2年でチームを去ってしまうため、そういった力をつけたり蓄積することが困難である。改善しろという話だが、大会が終われば人は離れるだけなので私一人ではどうしようもない。話が逸れたが、結局寄付に頼ることを避けられないのが現状である。
そこで、今年はどうして寄付してほしいのか、長文お気持ちツイートを作成し、投下した。多くの方から反響があり、それが元となって寄付してくださった方もいらっしゃった。非常にありがたい限りである。公式アカウントの他に、私個人のTwitterアカウント (見つけるのは難しいと思うが)がbuzzった際に、東大基金のURLを宣伝としてリプにぶら下げた。こちらも拡散してくださった方がいらっしゃるが、結果として寄付は集まらなかった。
以上の経験から、寄付を募る際には公式アカウントから、なぜ寄付して欲しいのかを述べることが固いとわかった。2025年も皆様から寄付を募ることになりそうなので、その時にはどうぞよろしくお願いいたします。
余談
私たちは東大基金を利用しているが、キャンプファイヤーのようなクラウドファンディングプラットフォームを利用した方がいいのだろうか。たまに、そちらを勧めていただくことがあるが、寄付先を二つに分ける理由もないので東大基金を利用している。