悩んでたので「寺子屋いえいり」に入会。4月定例会は熱量の源泉=「原体験」の見つけ方。
悩んでたら「寺子屋いえいり」に入ってた
妻が4月15日に倒れて、本当に大切なものってなんだ?と考えました。リセットの意味を込めてすべてのコミュニティを退会しました。
救急病院の対応が長くて、色々考えて、色々悩みました。
「健康ってなに?」「生と死の違いは?」「ぼくにできることは何?」「全然がんばってないな自分…」「一番大切な奥さんを守れないなんて…」
そんなとき、twitterであるものが目に飛び込んできました。
家入さんの「ともに悩もう、ともに歩もう」というキャッチフレーズ。まさに悩みまくってたから、なんか惹かれちゃったんです。
というわけで、気づいたら寺子屋いえいりに入会してました。
4月の定例会は「共感と反共感」がテーマのはずが、急遽変更?
定例会のはじまりを1時間勘違いしていた家入さん。予定どおりにいかない感じが、ぼくの想像どおりな家入さんでまったりした雰囲気でのスタートです。
5月の定例会のテーマは「反共感論―社会はいかに判断を誤るか」の予定でした。が、急遽(?)ゲストのチカイケさん主導での「原体験探しワーク」になりました。
予定通りじゃないゆるい感じが好きです。
原体験とは何か?原体験=「熱量の源泉」
原体験は、下記のように定義づけられます。
・記憶の底にいつまでも残り、その人が何らかの形でこだわり続けることになる幼少期の体験
・その人の思想が固まる前の経験で、以後の思想形成に大きな影響を与えたもの
原体験を探す旅は過去にさかのぼるので、ときには思い出したくないトラウマもあったりします。それはパンドラの箱のようで、開けると嫌なものがどんどん出てくるかもしれません。
けれども、全部を出し切ったあとにパンドラの箱には「希望=熱量の源泉」が残るとチカイケさんは語ります。
なぜ、原体験なのか?原体験をさらけ出すと「反響」が生まれる
チカイケさんはこのようにおっしゃってました。
今回の原体験探しをやってみたら、その後twitterとかでアウトプットしてみて「共感」か「反共感」かを試してみて欲しい。
あなたの深い部分での原体験を見つけて、さらけ出すことで反響を生みます。それが「共感」か「反共感」かはわかりません。インプットだけで終わらずさらけ出してみると、意外な出会いも生まれるのではないかと思います。
具体的な原体験探しの方法をお伝えしていきます。バディと深くまで潜って、原体験探しをしてみましょう。
1人でも自問自答することはできますが、バディがいることで自分とは違う視点で質問をしてもらえるので、オススメです!
なお、今回紹介する方法は、チカイケさんがtwitterで公開してくれています。興味がある方は、そちらものぞいてみてください!
バディと深くまで潜る「原体験探し」の具体的なやり方
まずは、ノートや紙を1つ用意して、右側に5つの項目を記入しましょう。(横書きの方が良さそうです)
・自分が現在していること
・自分が時間を忘れてできること
・自分が好きな言葉
・自分がやりたくないこと
・将来やりたいこと
5つの項目が現在あなたが意識できていることです。ここから、あなたを突き動かす原体験をバディと一緒に深く潜って探していきます。
下記のような流れで進めていきます。
1) 聞き役・話し役を決める
2) 話し役が自分が書いたことを簡単に説明する
3) あなたが記入したノートや紙をバディと交換
4) 聞き役は相手の気になるところをヒアリング
5) 聞き役はヒアリング内容をノートに記入
「なぜですか?」「どうしてですか?」という質問をひたすら繰り返して、深い原体験へとバディと一緒に潜っていきます。
聞き役は、聞くこと・傾聴することに徹底しましょう。次のようなことを特に意識してみましょう。
・こうしたらどうですか?(アドバイス)は禁止
・話してるのをさえぎって次の質問をしない
・相手が考えてるときは、ゆっくりと待つ
・トラウマ部分を無理に深掘りしようとしない
最後に話してみてどうだったか、聞いてみてどうだったかをバディとシェアし合います。
原体験ワークの感想
家入さんは原体験ワークのあと、次のようにコメントしました。
「最近どこに行っても、みんなの話を聴くことが多い。人は聴いてほしい生き物。つまり、それだけ聴かない人が多くて、自分を言いたい人ばかりということ。原体験ワークでは聞く人、話す人で役割を決めるのが良いね。」
その他の寺子屋いえいりメンバーの感想や原体験をtwitterで拾ってきました。
悩むフェーズ、歩むフェーズを振り子のように。みんなで悩んでみんなで歩む「寺子屋いえいり」
「聴く」というのは耳だけでなく心も向けること、と言われたことがあります。寺子屋いえいりには、心も向けて真剣に話を聴いて、悩んで、歩んでくれる仲間が見つかるんじゃないかと思います。
一緒に悩んで、歩む仲間が増えたらなーと勝手に思ってます!
写真:カバー画像は、菊地 俊彦さんが撮影してくださったものを拝借しました