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清田への地下鉄延伸にGX特区で光明が!

清田区民にとって、地下鉄東豊線を福住駅から清田方面へ延伸することは、悲願であります。私も地元の議員として、長年この課題に取り組んでまいりました。

建設費用の問題、札幌市営地下鉄が抱える負債の問題、開業後の黒字化が見込めるのか?という問題等で、なかなか進んでいないのが現実です。しかし、千載一遇のチャンスがありました。それは、冬季オリンピックを札幌に誘致しようというタイミングでした。大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)の国道36号線沿い南東に、冬季五輪選手らの練習拠点「総合型ハイパフォーマンススポーツセンター」を整備し、そこへ地下鉄を引っ張るという構想です。そこまで国の予算を活用して、インフラ整備をする絶好のチャンスでした。

しかし、残念ながら冬季オリンピック誘致は見送りとなり、国の予算付けする口実がなくなってしまいました。国道36号線沿いの札幌ドームの南東は国有地となっており、その土地を提供してもらわないと、ハイパフォーマンスセンターの建設も実現できないのです。オリンピックのような国家事業であれば、それも可能だったのですが、それができなくなった今、国有地の活用が非現実的なものになってしまいました。

ところが、また、ビッグチャンスがやってまいりました。それが、札幌・北海道が、「GX金融・資産運用特区」に認定されたことです。金融・資産運用サービスの集積・拡充に資するビジネス・生活環境の整備に係る規制特例措置について、国家戦略特区制度を活用できることになりました。私は、この「生活環境の整備」という部分に着目しました。

世界中の優秀な人材を集積しようとすると、やはりその家族を含めた住環境はとても大切です。自然に囲まれ、運動する場所があり、都心や空港などへのアクセスも便利な場所。まさに、札幌ドームの南東はうってつけの場所であり、そこに国際的な新しい街づくりをすることを地元の自民党市議・道議と一緒に提言しております。GX特区で国の予算を引っ張ってくる口実が生まれたのです!また国有地の活用も現実的になりました。

当然、冬の交通事情を考えると、「生活の足」として地下鉄のインフラ整備というのが選択肢となってきます。新しい街は、当然地下鉄の駅を必要とするのです。地下鉄であれば、福住から札幌ドームの南東までシールドマシンで掘削工事をしていくことになるでしょう。であれば、一気に清田までその工事をして、清田まで地下鉄を延ばすことができるのです。

こうした取り組みは、国、政権与党との連携が不可欠です。私は地元選出の与党国会議員として、強力にこれを推し進めていきます。そして、清田区民の悲願である地下鉄延伸を、実現可能なビジョンとして掲げ、実行して参ります。

清田区民の皆さん、一緒にビジョンを現実にしましょう!