「ライティングスキルは必須」は、今もいきている
パブリックリレーションズ担当者は無数にあるコミュニケーション手段すべてに精通していて、それぞれでだいたい70点くらいの知見を有していればいい、と思いますが、誰にでも向き不向きがあるものです。しかし、一般的に持っていなければいけないスキルも何個かあって、その一つは確実に「ライティング」である、と私は思います。
必修科目だった
まず、PR学部ではライティングに関しては必修科目でした。一般教養としてのライティング1、2は当然ですが(パラフレーズや理論的な構成をするための基礎技術)、ライティング3(調査ライティング)やジャーナリズムライティング(インバーテッドファネル法という特殊な書き方のマスター術)、さらにはプレスリリースライティングというPR学部必修科目がありました。関連スキルとして、マーケティングリサーチのリサーチペーパーの書き方で、論文の書き方や引用技術論のマスター、考え方なども学びます。
作文は、構成さえしっかりすれば苦手な人にも書くことができるものなので、そのあとのステップアップはともかくとして、マスターしておかなければならない基礎技術はたくさんあります。ですので、右も左もわからない新人を広報にすえる会社の社長さんたちは、以下の実施論から、ライティングスキルをアップデートする指令を出しておくといいでしょう。
ライティングレベルを一気に上げるかもしれない?指令一覧
1.プレスリリースの研究報告書をあげさせる(月3本で1年間やらせる)
2.用語辞典を買って、自社の紹介文すべての校正をさせる(●●か月で完結させる)
3.特定のテーマについての調査を命じ、引用ルールにそった引用と掲載をするか確かめる
これらをどうやってやるかはまたの機会に。書かないかもしれないけれど。