リモートワーク ツール選定のすゝめ
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、社員の勤務形態をリモートワークに切り替えた企業が多々報じられています。
皆さんの中には、リモートワークを導入したいけど何が必要か分からない、という方もいらっしゃると思います。その敷居を少しでも下げられればと思います。
リモートワークのポイントは大きく2つ
リモートワークを実現するために必要なものは大きく分けて2つだけです。
1つめは、ファイルなど情報を共有する手段
2つめは、コミュニケーションを取る手段
です。
ファイルを共有する手段
自社で管理しているサーバに主要ファイルを格納している場合は難しいのですが、そうでない場合は、クラウドの共有ストレージサービスを使うのがオススメです。Googleドライブがその代表格です。初期投資を抑えて導入することが可能です。
コミュニケーションを取る手段
コミュニケーション手段としては、普段皆さまが使用されているメールの他に、LINEやチャットツールの活用が便利です。しかし、文字だけでのコミュニケーションには限度があるので、遠隔でもお互い顔を突き合わせながら会議・打ち合わせができるほうが業務への影響を少なくできます。初期投資を抑えてお試しできるビデオ会議の方法がWeb会議ツールの使用です。Web会議ツールは、皆さんが使用しているWebブラウザ上で動作するビデオ会議ツールです。専用のソフトウェアのインストールや設定が不要で、Webブラウザが動作する環境であればビデオ会議を行うことができます。
参考:Web会議ツールの例「zoom」と「whereby」
必要なハードウェア
ビデオ会議を行うにはいくつか必要はハードウェアがあります。
①スピーカ・マイク+Webカメラ
これらがパソコンに内蔵されている機種もありますが、映像や音声の品質を
考慮すると、BluetoothやUSBで接続できるスピーカ・マイクやWebカメラが必要です。スピーカ・マイクは一体になっているものもあり、2000~3000円くらいの価格帯で揃えることができます。
・Bluetooth接続が可能なこと
・エコーキャンセル機能があること(ノイズが入らない)
の2つが選定時のポイントです。
Webカメラも同様に2000~3000円程度の価格で調達することができます。
安い機種でもHD高画質なものがあるのでそうした機種がオススメです。
複数人 対 複数人のリモート会議を行うことも想定すると、カメラの視野角は80°以上のものが望ましいです。
②カメラ付きノートパソコン
カメラやマイク・スピーカーが具備されている機種を購入すれば、外付けで新たな機器を準備せずに済みます。ただし、映像や音声の品質を考慮すると、カメラ、マイク、スピーカーは内臓のものでないほうが快適なビデオ会議をすることができます。
極端な話、カメラ付きノートパソコンがあれば、特別なソフトウェアのインストールをすることなく誰でもビデオ会議をすることができます。
個別のツールの紹介は省きますが、リモートワーク導入の敷居は高くはありません。初期投資を抑えてまずは試しにやってみるのがオススメです。導入に際して不明なこと、心配なことがあればご相談ください。