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仕事が途切れないマーケティングライターの制作術#010 【俯瞰する力】

企画・デザイン・ディレクションまで視野を広げる

今回は「コンテンツ全体の企画・デザイン・ディレクションができる」ことの大切さについて解説します。

マーケティングライターは、文章を書くスペシャリストなのだから、企画とかディレクションとかデザインとか、他の領域に踏み込むべきではないとの考え方は当然あるでしょう。

しかし、私の経験からいうと、マーケティングライターを突き詰めると、どうすれば相手に届くか、どうすればもっと読まれるのか、どうすれば効果が上がるのかを考えざるを得なくなり、必然的に企画、デザイン、ディレクションまで視野を広げざるを得なくなると思っています。

ですから、私はライティングの依頼を請けたときでも、なぜ、この企画が立ち上がったのか、どの程度の文章量にすれば読みやすいデザインになるだろうかなど、施策全体を考えながら、最適化された文章を書くことを目指します。もちろん、デザイナーやディレクターの仕事に口を挟んだりはしません。あくまで脳内でディレクターやデザイナーのシミュレーションしながら、文章を書くということです。

その先に広がるディレクター、コンサルへの道

このような視点でコンテンツライティングの仕事をしていると、自分自身で企画を立案し、クライアントと交渉し、取材をセッティングし、マーケティング施策を実行する力が身に付きます。そこまでいけば、次のステップとしてディレクターやコンサルタントなど、より上流の仕事へステップアップすることが可能です。

あるいは、プロジェクトを企画段階から丸ごと受注して、クリエイターをアサインしてチームをつくり、より単価の高い仕事ができるようになります。

その結果、仕事が途切れないマーケティングライターになっていくというわけです。私もディレクターやコンサルの仕事だけに専念して、ライティングは誰かに任せたいと思っているのですが、良いマーケティングライターと出会えないので、今も文章を書きまくっている次第です。

次回は、「経済社会の原理原則、根本的な人間の行動原理がわかっている」について解説します。

よろしくお願いします。





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