仕事が途切れないマーケティングライターの制作術#006 【Webの仕組みを理解すればコンテンツが変わる】
Webの仕組みを理解することの重要性
マーケティングライターって、ライティング技術(文章が上手)だけじゃ食べていけないんですよ。大事なのは、いかにクライアントの立ち位置を理解して最適な手立てを提供し、実行できるかにかかっています。
クライアントが求める結果にコミットできないマーケティングライターに生き残る術はないと言えます。デジタル時代にコンテンツをつくるマーケティングライターに求められるのが、Webの仕組みを理解することです。
SEOは当然ですが、CRM、DMP、MAの仕組みを理解していれば、目の前のコンテンツを書くだけに終わらず、それが誰に見られ、どういう情報の入手につながり、クライアントを利することになるかを考えることができます。
例えば、これからクッキーレスの時代を迎えますが、これにより従来型の顧客アプローチが難しくなり、いかに自社IDで顧客管理ができるかが重要になってきます。そこまで理解した上で、コンテンツを制作できることがマーケティングライターの武器になるのです。
それに加えて、自分でHTML、CSSを書いてサイトをつくれる知識と技術があれば、なお良いですね。ここまでわかっていれば、コンテンツをデザインする人の立場にも配慮して仕事をすることができます。
顧客体験を意識したライティングができるか
マーケティングライターは、言われた通りに文章を書けばいいのではなく、マーケティング施策全体を俯瞰的に見て、どのような顧客体験を提供できるのかをマーケッターやデザイナーとともに考え、実践することができる知識とノウハウが求められているのです。
ここまで配慮することができれば、クライアントの信頼が強固になり、途切れなく仕事を発注していただけるようになります。
次回は、「相手の懐に入り込み、本音を引き出す取材力がある」について解説します。このスキルは、マーケティングライターにとって極めて重要なので、その極意をお話しいたします。
よろしくお願いします。
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