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仕事が途切れないマーケティングライターの制作術 #008 【AIに奪われない職業に就くために】

この記事を書き続けている理由がある

今回は番外編として、なぜ私はたいして「スキ」もつかない、この記事を書き続けているのか、その理由を明かしたいと思います。

最大の理由は、優秀なマーケティングライターを育成して、私の仕事を引き継いでもらいたいからです。ありがたいことに、コロナ禍でも、私のところには次から次へと仕事が舞い込んできています。ご指名でいただけるお仕事なので、本当は全て受けたいのですが、体力にも時間にも限界があるので、いくつかはお断りしている状態です。

もう若くないし、いつまで現役で書き続けられるかわかりませんし、病気や怪我で仕事を受けられなくなったら、お客さまに迷惑をかけてしまいます。この課題を解決するには、マーケティングライターになりたい志望者を探し出し、私の知識やノウハウを伝えて後継者になってもらうしかありません。

実は、弊社では、これまでに何人もライター志望者を採用し、育成してきました。しかし、誰一人思ったように成長してくれませんでした。

私は、文章を書く技術さえあれば、誰でもこの仕事はできると考え、部下に文章の書き方を一生懸命教えました。その結果、ライターとしてフリーランスで食べていけるレベルの人材は何人か育てました。しかし、私の後継者になれるマーケティングライターを育てることはできませんでした。

マーケティングライターが育たなかった理由

私は縁あってこの仕事に出会いました。当初は完全な素人で、まともに文章を書いた経験もなく、読書家だったわけでもなく、ビジネスのことなんて全くわからないポンコツでした。

そんな私に、コピーライターの師匠が手取り足取り書き方や考え方を教えてくださいました。その背中を追いかけながら、クライアントや代理店、出版社の皆様に支えられて、なんとか仕事をしてきたと言うのが、私の生い立ちです。だから、私が経験したことをコピペすれば、誰でも自分のようになれると思っていました。ポンコツな私でもできたのですから。でも、その考え方は間違っていたと、今は思っています。

結論から言うと「文章を書く技術」は道具に過ぎないのです。私はこれまでライター志望の部下に道具の使い方しか教えていなかったのです。しかし、マーケティングライターとして一人前になるには、道具が使えるだけではダメなのです。

マーケティングライターはAIに奪われない職業

よくAIが進化すると消滅する職業が取り沙汰されていますけど、おそらく「文章を書くだけのライター」はAIに代替されると思います。でも、私が定義するところのマーケティングライターという職業は、AIに奪われることはないでしょう。

マーケティングライターに一番大切なのは、私がこの記事で伝えてきたようなビジネススキルや、思考方法、人の心を読み取り操るコミュニケーション力などです。そうだとすると、私の後継者になれる人は「好きな文章を書いてお金を稼ぎたい人」ではなく「ビジネスやマーケティングに興味があり、なおかつライティングに興味がある人」ではないかと考えました。この記事は、そういう人を見つけるために書かれています。

今まで、この記事で書いてきことは、全てこの立脚点に立ち、自分のスキルを棚卸ししてつくりあげたものです。私は、そのスキルを誰から教わったわけでもなく、試行錯誤しながら身に付けました。そのどこにも存在しない完全オリジナルなマーケティングライターの育成プログラムを、私は今信頼できるパートナーとともに開発しています。

そのプログラムは、現実のコンテンツマーケティングで使われているリアルな教材(私が仕事で請け負っている仕事の資料)を最大限活用したものになる予定です。このプログラムを通じて、私が学んできたことを吸収していただければ、間違いなく「仕事が途切れないマーケティングライター」になれるはずです。

私の後継者レベルになれば、弊社に仕事を発注してくださっている大手クライアントに自信を持って紹介できますから、営業などしなくても質の高い仕事を受注できます。

なお、このプログラムは、私一人ではなく、私と同じ悩みを抱える「仕事が途切れないマーケティングライター」数名が知恵を出し合い、開発することを目指しています。

この記事では便宜的に後継者という言葉を使いましたが、別に弊社の経営を引き継いで欲しいという意味ではありません。もちろん、そういう方がいたらありがたいですけど、そうではなく市場で圧倒的に不足しているマーケティングライターという職業につく人を育てたいという意味です。私と同様「仕事が途切れないマーケティングライター」として活躍している先人たちの後継者になって欲しいのです。

能力を身につけた方が、その後フリーランスになっても、起業しても、企業に勤めながら副業しても、自由です。そこに干渉する気はありません。

後継者を育てたいと考える、もうひとつの理由は「恩返し」です。振り返ってみれば、私のような至らない人間を、たくさんの人が支え育ててくれたから、今の自分があるわけです。今度は私が誰かの役に立つ番です。それが社会への「恩返し」になると考えています。

「マーケティングライターになりたい」あなたへ

この記事を書き続けている理由を、正直に書き綴りました。そして、これからも「マーケティングライターになりたい」という人が現れるまで、しつこく書き続けたいと思っています。

この記事を読みマーケティングライターになりたいとか、育成プログラムに興味があるという方がいたら、コメントください。

次回は、本題に戻り「相手が言語化しきれていない内容を読み取り、言語化する能力」について解説します。

よろしくお願いします。

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