新刊の紹介‼︎別冊宝島編集部 編『日本の軍人 伝説の指揮官に学ぶリーダーの条件』
別冊宝島編集部 編『日本の軍人 伝説の指揮官に学ぶリーダーの条件』が2024年8月1日(木)に発売されています。
弟の杜出版代表の青木康が編集・執筆し、常井宏平さんと郡 麻江さんが執筆協力をしました。
本書では、山本五十六、石原莞爾、藤原岩市、樋口季一郎、中川州男など太平洋戦争で活躍した軍人100人を解説しています。
山本五十六は連合艦隊司令長官として真珠湾攻撃を指揮しましたが、もともとは対米戦争に否定的で、日独伊三国同盟には最後まで反対した非戦派でした。
軍人の中でも米国に留学経験があった人は、日本との圧倒的な物量格差を知っていて、米国と戦争しても勝てないことを悟っていたようです。
孫子も「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」と言い、逃げることも兵法の一つで、負ける戦を避けて勝てる戦だけをすれば敗戦することはありません。
樋口季一郎中将は、ユダヤ人難民に満洲国通過を認め、亡命を助けて2万人のユダヤ人を救ったことで有名です。
1945年8月11日に日ソ中立条約を破棄したソ連が南樺太に侵攻してきました。
16日には大本営が戦闘行動の停止を命じましたが、樋口季一郎は防衛戦争を継続しました。
もし、樋口季一郎が戦っていなければソ連は北海道まで侵攻していたかもしれません。
軍隊は官僚的で上意下達の組織ですが、名将は組織との軋轢に耐えながらも周りに流されず自分の意志を持った人物であったと思います。
【日本の軍人 伝説の指揮官に学ぶリーダーの条件】
別冊宝島編集部 編
○出版社 宝島社
○発売日 2024年8月1日
○128ページ
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