今シーズンは雪が多いとスノーボード仲間がウキウキと話している。
この季節が好きだ。本当は雪が降りまくる真冬が好きやけど、もうすぐだというワクワク感もたまらん。
妙高山と黒姫山がウチの近くからはよく見えるんだけど、紅葉のラインが標高が高いとこからだんだん降りてくるの。あれがウチまで降りてきたら雪が降る。最近の朝の気温は5℃前後だから今年は順調に降り始めてくれそう。
雪の降る量で業界の上がり下がりがあるので、この時期の長期予報だったり、今年はカメムシが多いだ、カマキリの卵が高いとこにあるなど周りではそんな話ばっかりだ。今年はラニーニャにより雪が多く降るという科学的な情報も出てるし、僕自身もかなり期待している。
雪が多く降ると、雪国に住んでる人は大変だが(自分もそうなのだが)スノーボーダーには嬉しいことしかない。まずシーズンが長くなる。最近は3月末までもたずにクローズしてしまうスキー所が多かったが、本来春スノーボード は4月から楽しくなるのであって、雪がたっぷりあるけど気温は上がっており、薄着で滑る春のスノーボードはより開放的で最高なのである。
でもそこではない。雪が多く降ることでもたらされるパウダースノーこそがスノーボーダーが1番求めているものなのである。普通スキー場のコースは圧雪車で踏み固められ滑りやすくなっているが、多くのスノーボーダーが大好きなのは、固められてない、フワフワの新雪の上を滑ることなのだ。あの浮遊感は一度味わったらやめられない。スノーボーダーの中ではベタな表現だが、キントン雲に乗ってる感じを味わえるのだ。そこでターンでもしようもんなら粉雪が舞い上がりその気持ち良い感触は一度味わったら病みつきになること間違いなし。道具が進化したから初心者でもあの気持ち良さを味わえるようになったので競争率は上がったが、日本はスキー場がいっぱい。パウダーは絶対どこかに余ってる。