わたしがアモングアスコラボ配信を嫌いな理由。
まず、わたしは配信活動に於けるゲーム実況や作業配信を嫌いだというのではないという事を明記しておきます。
また、配信者が違う配信者とコラボ配信を通じて交流を深めたり、新しい企画を生み出す事にはむしろ賛成の立場であることを明言しておきます。
ただし、ゲーム配信の於ける、「among us」通称アモアスを使ったコラボ配信企画には、個人的に嫌悪しているという事をここに記しておきます。
アモアスは「宇宙人狼」とも言える人狼ゲームの一種で、宇宙船の中に寄生型宇宙生物インポスター(人狼)が紛れ込んでおり、それを追い出したり人狼側が宇宙船乗組員を殺害したりをして勝敗を競うゲームです。
--------------------------------------------------
--------------------------------------------------
1、視聴者を置いてけぼりにすること
今回はYouTubeかSHOWROOMを配信プラットフォームにした場合の前提でお話します。
このタイトルでなくとも配信者たちが視聴者やリスナーを置いてけぼりにすることはゲーム配信や作業配信で多々ありますが、そこは配信者側の創意工夫や気遣いでどうにかなっていると考えます。
しかし、このアモアスに関してはシステム的な都合で物理的に配信者はプレイ中のリスナーコメントを見ることができなくなります。
仮にコメントを見れるようにしたら、A配信者視点を見たリスナーがB配信者の配信に出向き「Aは人狼じゃないよ」と情報提供ないし嘘の情報によるかく乱をしてしまうようになるからです。これを防ぐために物理的にコメントを遮断しているわけです。
この結果、どうなるかというと、
この配信枠が「アモアスコラボ配信」と知らないリスナー、或いは「物理的にコメントを見れない事情」を知らないリスナー、そして初見さんが挨拶やカウントをしても無視されてしまうので、嫌な思いをしてしまうという事になります。
場合によっては配信者がリスナーの信頼を失う事にもなりかねません。
配信者には罪はなく、アモアスというゲームタイトルのシステム的な事情ということです。
--------------------------------------------------
--------------------------------------------------
2、禍根を残すということ。
幼なじみとも言われる程の強い友情や、おしどり夫婦が『桃太郎電鉄』をしたことをきっかけに関係にヒビが入り、絶交や離縁に発展するという話はよく聞きますが、
この「アモアス」もそういうゲームタイトルのうちに入ります。
少なくとも初対面同士がするべきゲームタイトルではないでしょう。
このコラボ配信企画をきっかけに良好な関係を築くどころか敵対関係を生み出すことがあります。
実体験で語りましょう。
わたしがみたアモアスコラボ配信は6人の乗組員の中に2人の人狼が紛れ込んでいる設定で、
試合開始僅か30秒で「参加者のAさんがDさんに殺害される」という現象が起きてしまいます。
勿論、議論がゲームの中心なので実際にAが死んでいるのか、殺害したのは本当にDなのかそれともこのふたりが共謀して隠れている人狼をかく乱するための自作自演を行ったのか、とゲームが終わるまではわかりません。
結局、嘘はついておらず、D(人狼)がAを瞬殺したのが真実でした。
しかし、どの仮説であれ、この試合に於いて配信者Aさんの出番はなく、彼女のファンは落胆し、Dさんとそのファンを嫌悪するようになります。
初対面配信者が交流をし親睦を深めるためのコラボ配信で敵対心を作ってしまうわけです。
後日DさんがAさんの配信に遊びに行くとリスナー達から「帰れ!」「出ていけ!」と罵声の集中砲火を浴びたとのことです。
また、アモアスコラボ配信は通常のトークコラボ配信よりも入念な準備が必要であり、
たとえばそのために参加配信者の歌枠がふたつは削れる計算となります。
シンガー系の配信者の場合。
配信者の歌声を楽しみにしてがっがりしているリスナー達と「歌だけが能じゃないだろう」というリスナー達とが争いになり、それは派閥争いに発展し、配信者がそのどちらを切るにしてもファン数が激減するという禍根を残すことがあります。
そして、切られた側のリスナーは理不尽を感じる事でしょう。
つまり、アモアスというゲームタイトルは
・配信者→配信者間
・リスナー同士
・配信者→リスナー間
に禍根を残し、そのコラボ配信は百害あって一利なしというわけです。
--------------------------------------------------
3、そもそも
アモアスは「殺したり殺されたり」「騙したり騙されたり」
「理屈で論破したり論破されたり」ということで勝利を目指すゲームです。
この三つの要素はサラリーマンならば昼間に散々味わう苦痛要素です。「殺したりは言い過ぎ?」いいえ、商談がひとつ失敗するとその責任を取らされてアイデンティティ的な意味で死んでしまうひとがどこかにいるわけです。または商談がひとつ成功すると競合他社の誰かが自殺する可能性も否定できません。
「騙し」「論破」については言わなくてもわかるでしょう。
そういう嫌な事から放課後や夜中など一時的に解放してくれるのバーチャルユーチューバー通称Vtuberの世界の筈です。
彼女達はいいます。「みんな違ってみんなエライ」「生きているだけでもエライ」
しかし、アモアスの世界観はその真逆であり、「だましだまされころしころされる」昼間の嫌な世界ではありませんか。
というわけで、たかふみさんは「among us」アモアスのコラボ配信が嫌いです。
本音。
ところで「たかふみさんはそのコラボ配信で好きな配信者と嫌いな配信者が共演するから嫉妬心でアモアスを毛嫌いしているのではないか」と言われます。
ええ、全くその通りです。
考えてもみなさい。大好きなひとが大嫌いなひとに「ころしころされ」、「だましだまされ」、場合によっては共闘共謀し、場合によっては裏切り裏切られという「駆け引き」をするのですよ。
わからない人は映画版の「バトルロワイアル」あたりを想像していただきたい。
そんなの見せられたら、へどがでますわ。
しかも配信中にコメントは拾ってもらえないわけですから。
この記事は飽くまでわたしの個人的見解であり、アモアスを心から愛するひとを否定する意図は全くありませんが、ぐぬぬであります。