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Disc Review No.7 [The Appleseed Cast / The End Of The Ring Wars]


The Appleseed Cast / The End Of The Ring Wars (1998 / deepelm)

The Appleseed Castはアメリカカンサスのバンドです。
とにかくツアーでアメリカ中を回りまくるバンドだったようです。
このアルバムが良く名盤として挙げられる一枚になります(1st Album)が、
この後のMare Vitalisというアルバムも大大大名盤です。
1stでは1曲目の「Marigold & Patchwork」がまずはオススメです。
とにかく物悲しいギターイントロから始まり、筆者の好みである
「タイトなドラム」と共にやがてイントロが盛り上がり、バースト。
その後に叫ぶような、語るような、泣くような歌い方でボーカルが入る。
ここを聞いて頂ければ、「これこれ」と感じて頂けること間違いなしです。
また、このアルバムは後半になるにつれ、アダルトなemoサウンドも
聞かせてくれます。Saxなんか入ったりして、これがまたいいんですよ。

このアルバムもemo名門レーベルであるdeepelmから
リリースされています。
The Appleseed Castというバンドは非常に長年活動しており、アルバムで言うと20年以上のキャリアで8枚、他EPやコンピにも参加しており、
多作のバンドに入ります。
アルバムを出すごとにサウンドテイストも変わり、1stや2ndのような直球emoサウンドではなく、ダンサブルなリズムやエレクトロ要素なども入ったりして、色々なアプローチの楽曲を発表しています。
最初の頃のサウンドを期待してしまうと、ちょっと肩透かしをくらうかも
しれませんが、各アルバムも完成度としては非常に高いので、
是非聞いてください。
3rd、4thのLow Level OwlはPithforkでの評価9.0を獲得しています。

Sounds Like
Sunny Day Real Estate
Mineral
Elliott
Broken Hearts Are Blue
Braid

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