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Disc Review No.1 [Bluebeard / Bluebeard]


Bluebeard / Bluebeard

日本のバンドであるBluebeardのこのアルバムはMagrove Labelより2001年に発売。その後リマスターでの再発も2015年に行われています。
サウンドは3拍子を多く使い、切ないギターイントロや大きくダイナミクスをつけた曲展開、ギターもクリーントーンとドライブトーンを分け、それらが重なりあって「ああ、これだ」と思わせてくれるemoサウンド。
emoバンドと一口に言ってもパンキッシュなサウンド、ハードコアなサウンド、カオティックなサウンド、オルタナティブなサウンドなど、多種多様なサウンドがあり、それがまたemoの魅力でもあると思いますが、Bluebeardはいわゆるemoど真ん中のサウンドです。

アルバムはこの1枚のみ。他には入手困難なデモテープ、7inchが2枚(単独とnine days wonderとのスプリット)のみとなっています。
今でも入手が可能なのはこのアルバムのみとなっています(2024年12月現在)。

何と言ってもVo. 高橋氏のボイスは唯一無二。ここまで感動するメロディと歌声はいつまでも色褪せることなく、今でも新鮮です。
また是非聞いてほしいのがギターとベースの絡み。その辺の一辺倒なコード進行とはならず、どこかクラシックの楽曲に似たアプローチを感じます。

Sounds Like:
Texas Is The Reason
Sunny Day Real Estate
Starmarket
Husker Du
Penfold

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