月の雫という美しい季語
月の雫とは
露になぞらえた美しい秋の季語。
植物などに輝く小さな露が
まるで秋の名月からこぼれ落ちたように見えたのかなと想像します。
月の鏡という月を映す水面を鏡になぞらえた冬の季語もあります。
昔の人がどのような景色を目にして
このような言葉にしたのかわからないけれど
わからないことはわからなくても良い
そうかもしれないし
そうじゃないかもしれない
それでも今も昔も感じられる美しさは
時を超えて同じ感性で繋いでくれているものです。
繋いでくれているこの感性を
大切にしたいなと ふと思ったのでした。