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tsuyoume
掬水月在手(みず きくすれば つきはてにあり)
美しい禅語に癒された日。
「掬水月在手」
水掬すると、そこには月が映っている。
はるか遠くにあると思うことも、
実はいつもこの手の中にあるのです。
※水掬するとは、両手で水をすくいとること。
情景が目に浮かぶような美しい禅語。
この言葉の中には、奥深い意味が込められていて、
胸がジーンと熱くなったのでした。
ない。と決めてしまえば、
それはないけれど、
見ようとするのか、気がつこうとするのか、
「あなたは、充分持っていますよ。」
そんな優しい言葉でもあります。
この禅語には続きがあるようで、
「弄花香満衣」
咲き誇る花に触れてもてあそぶと
香りが着物に充ち満ちる
こちらもとても美しい禅語で、
ふわぁっとお花の香りを想像しました。
人もよき友、よき環境の中に身を置いていれば、
いつの間にかよくなるものです。
という意味があるそうです。
諸説ありますが、
人というものは環境により影響されるものだから
つとめてよき師、よき友などのよき環境に
身を置くようにしなさいという教えです。
自分自身、「ある」と認めれば、
関わる人同士も「ある」に気がついて、
「ある」を活かせる環境に身を置くことも出来る。
そう感じ、
美しい禅語に心洗われるひと時だったのでした。