思い出の先生

今日は、今でもたまに思い出す
小学校3年生の時の担任の先生の、話。

大人になって誰にも話したことなかったんだけど
天海祐希さんの『女王の教室』さながらの、(笑)
とにかくすごい、先生だったんです

当時20代後半、はっきりした顔立ちで
ボブヘアーの女性の先生。

私が授業中にあくびをしたら、呆れた顔をされ、
鳥が教室に侵入した際にびっくりして声をあげたら、こっぴどく叱られた。

授業中に手を挙げるときは、
すでに先生に指された回数を指で示す。
一回答えてたら一本指を立てて、
二回だったらピース。

昼休みは毎日、
先生とクラスのみんなで長縄跳び。

先生と誰か生徒が縄を回す係で、
一部のサッカー男子をおいては、クラスのほとんどが参加していた。

縄跳び中、クラスメイトの眼鏡が落ちて
みんなに踏まれてぐちゃぐちゃになっても
先生は「止めるな、続けろ！」と

日に日に最高記録を更新していって、
４０００回連続で飛べたこともあった。

宿題は毎日、漢字ドリル・数学ドリルなど決まったものが5、6個。
それにプラスして、自分の好きな調べ物をして
専用のノートに書いて、提出。

そのノートは毎日書いても数日に一回でもいいのだけど、教室内に一人一人名前の入ったグラフを貼り出されて、
ノルマ達成ごとに消しゴムや鉛筆などの商品を
もらえるシステムだった。

テストは、点数が高い順番に返されることもあったし、私の字が丁寧だからと他の生徒にお手本として、ノートを見せられていたこともあった


そして一番覚えていること。
数ヶ月おきにくじ引きで席替えがあったんだけど
私は毎回毎回、同じ男の子と相席だった。

当時はただの偶然だと思っていたんだけど
今思うと先生に仕組まれていたと思う。

くじは引いていたけど、その引いた番号が
どの席になるかは後日、先生が決めていた。w

その男の子は、勉強もスポーツも苦手で授業中も落書きばかりしていたような子だったから、
当時はクラスでも男勝りで、体格も大きかった私が、教育係みたいにされていたんだと思う。

一見そこまでするかというほどの
とにかく厳しくて厳しい先生に思えるけど

どれだけ回答したか回数を示させることで
自主的に手を挙げる子が増えること、
毎日の縄跳びで団結力・継続力を高めさせたこと
鬼のような宿題の量でも手を抜かずに、
綺麗な字で書くこと、ノルマを達成させること
他に負けないように頑張ろうと思わせること


なんかこれって、社会に出てからも
通用するようなことばっかりを私達に教えてくれていたんではないかと。
大人になって、より分かる。

すごいなぁ。教育者の鑑だなぁ　


それに愛がないとできないことだと思うんです

あんなに張り詰めていたはずなのに、
学校が、毎日が、楽しかったし
授業も苦痛じゃなかった
長縄跳び、いま思い出してもめちゃくちゃ楽しいもんなぁ。

当時、親に習い事も沢山やらせてもらってたから
木曜しか放課後がなかったはずなのに、
宿題とかよくやってたなぁと自分でもビックリ。

今だってどれだけでもやれるよ頑張りなさいと
お尻を叩かれた気持ちになりました。はーい

先生がいなくなってからの学級の荒れ具合は
言うまでもありません。

先生、いま何してるんだろう

もしいつか、
あいつ今何してる？的な番組に出演できる機会があった際には、私は先生に会いたい。

その時には、先生がヨン様が大好きだったから、
先生に喜んでもらいたい一心で、ヨン様の切り抜きを渡していたこと(なんかワイロみたいw)
覚えててくれると嬉しいな(^^)笑