映画「死亡遊戯」プロット抽象化 プロット制作に使えます
●全体の特徴
・敵が「眠れる獅子を起こす」系。有能な主人公を追い詰め、怒らせ、返り討ちに遭う。
・アクションRPGのプロットに相性が良さそうです。
・「忍び寄る悪者」パートを二幕後半全体的に分布させる見せ方(お楽しみパートやピンチポイント2を入れてしまう)。
・死の臭いのあとは普通リアクションだが(闇夜を彷徨う魂)、アクションパートを配置。
・三幕は格闘ゲームのように、主人公が次々出てくる相手をひたすらボコるのみ(※アクションを楽しむ映画ならではといった感じ)
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●セットアップ1
・主人公が得意な仕事をやっている(アクションスターで、実力者)
●冒険の誘い → 拒否
・敵組織が依頼に来る(主人公は拒否)
この時はの依頼人は敵A
●大切なものの紹介
・主人公はヒロインにあう。※ヒロインも組織にとっての獲物(女優)。
(次のシーンへの伏線)
・敵組織の悪だくみや、何をしていか紹介(スターを勧誘して使いつぶす、勧誘に乗らなければ殺される)。
・組織は他の人物同様、主人公を排除したいが、強くて敵わない。
●インサイティングイベント(数シーンあり)
・組織はヒロインを誘う。主人公が組織の誘いを断れば、ヒロインが酷い目に遭う(前のシーンでひどい目に遭った連中を視聴者に見せている)
・ヒロインは主人公に相談。その最中、二人は組織の連中に絡まれる
・主人公はヒロインを守るために出ていく
・敵Aがいてもう一度誘う。主人公は拒否して戦うことになるが、勝てそうになった時にヒロインが人質になり、ボコボコにされる。
約15%
●問答、準備パート(長め)
・友人から組織に従った方がいいと忠告を受ける。そこでラスボスの脅威を知る(強い友人が用心棒に殺された)
・従うのが嫌なら今の仕事(アクションスター)を止めるようにも言われるが、それでも拒否
・組織の最高幹部が主人公の返事を聞いている。返事がまだなので刺客を放たれる
約20%
・主人公は親戚の元へ相談に。徹底的にやれと背中を押されるが、ヒロインが心配だと話す。アドバイスを受け、手を貸そうかと言われている所に、刺客が来てむちゃくちゃになってしまう。
〇サブプロットA 忍び寄る悪者
・敵のシーン。組織で会議をした直後、主人公の連返答を聞く。ないので、今度こそ主人公を完全に始末することに決定。
・主人公は親戚のアドバイスでヒロインを遠くに逃がそうとしている。主人公は組織と戦う間だけでもヒロインに遠くに逃げていろと諭すがヒロインは嫌がる。その場は説得だけで別れる。
・その後、ヒロインは主人公の身が気になるため、友人に頼み一緒に様子を見に行く
〇サブプロットA ピンチポイント
・主人公の仕事のシーン。刺客が殺す準備をしてる。これまでの説明で、事故に見せかけて殺されようとしているサスペンス。主人公の危険が刻々と迫る(視聴者だけが知っている)
・ヒロインと友人が仕事場に来て、組織と戦うのはやめろと諭すが、主人公は巻き込みたくないから早く遠くへ行け、と追い返す
〇サブプロットA 死の臭い
・主人公の仕事始まる。危ないシーンが迫る。主人公は殺されてしまう
約30% プロットポイント1 2幕へ
●セットアップ2
・主人公は一命をとりとめるが、顔に酷いけがを負う。主人公は表では死んだことにして、敵組織と戦うことを誓う。立ち会った友人は知っているので、ヒロインには口止めしてもらう。
☆セントラルクエッション……主人公は敵組織を倒し、ヒロインの無事を守れるか
※ここから少しサブプロットでヒロイン視点。
〇サブプロットA 闇夜を彷徨う(ヒロインや世間的に)
・世間に主人公が死んだことが知られ、大ニュースとなる(表面上はアクションスターの事故死)。敵もそれで主人公の死を信じる。
一般参加の葬式で、ヒロインは敵を発見して喧嘩を売るが友人が止め連れ出す。ヒロインは復讐したくてヒステリックになり、心労でその場で倒れてしまう
約35%
〇サブプロットA 闇夜を彷徨う、続き
・友人が倒れたヒロインの病院へ。回復したヒロインに会いに来る(数カ月たっている)。ここでも帰国するように言うが、拒否する。
・敵ボスと敵Aがヒロインに会いに来る
敵組織はヒロインを仕事に誘いに来るが、ヒロインは主人公を殺した犯人だと気付いているのでこれを拒否
拒否ったため、組織はヒロインを始末することを考える。だがその前に、急ぎの仕事で別の場所へ。船に乗る。
約40%
●お楽しみパート1
・手術を終えて回復した主人公。見た目を完全に変えて、敵組織の捜査を始める。
・船場で敵が船に乗ったのを見て(前のシーン)、近くの船に追ってくれと頼む。
(最初上手くはいかない。「引き離されるから無理だ」と言われる→敵の船がどこに行くか大体わかるか聞いて、引き離されていいから先にそこへ連れて行ってくれと頼みこむ。先に出発し、あとから追い抜かれるが、予想通り敵の目的地へ着く)
〇サブプロットB 問答、準備(ヒロイン視点)
ヒロインが友人に敵が来たことを相談。警察へ、というが警察は何もしてくれないと自分で行動を開始する。
●ピンチポイント1
・主人公は船を待たせて置き、組織を追う。
・途中通れないばしょがあってイライラする敵
・敵が到着し主人公も追いついてすぐに隠れる
・敵は別の組織とやりとり(ミッドポイントの伏線)
・主人公はボスが一人になったところを狙うが、殺し損ねる
・敵が集まってくるので、主人公は逃げる。敵幹部が追う
約50% ミッドピリオド開始
●忍び寄る悪者
・敵ボスはおびえながら、襲撃した変装した主人公に見覚えがあるといって、不審がる。敵Aや他の敵も見覚えがあるという
・敵幹部は主人公を追うが、逃がしてしまう。
〇サブプロットA プロットポイント1
・賭け事できる試合の見世物シーン。(ピンチポイント1であったやり取りは、この試合の打ち合わせ)
・試合の登場キャラと敵幹部が戦う。
・ヒロインが潜入していて敵組織ボスを殺そうとするが、変装した主人公が陰から止める。姿は明かさず去る。
●お楽しみパート2
・試合は続く。敵幹部は勝って、インタビューを受けちやほやされている。
・祝杯を挙げる裏で、主人公が静かに裏で待つ。
・敵幹部はシャワーを浴びるなどと言って一旦抜けて一人になる。主人公は一人になった敵に気付き、静かに近づく。
・敵幹部を閉じ込めて戦闘開始。変装を解いて、敵も主人公だと気づく。
・戦っている最中の物音で、祝杯中の一人が不審に思い覗きに行く(サスペンス
・接戦を繰り広げるなか、鍵がかかった部屋の様子がおかしく祝杯を挙げている全員が開けろと言ってタイムリミットせまる。
・ピンチを乗り越え主人公は敵を倒し(殺し)、祝杯を挙げているキャラたちが突入する寸前にその場を後にする。全員は敵幹部が殺されていることに驚く。
約60% ミッドピリオド終わり
●忍び寄る悪者続き
・敵組織シーン
敵幹部が殺されたことに動揺。主人公は変装道具を持ち帰る暇がなく、生きていることがバレそう。ヒロインと友人を尾行すれば主人公が現れるかもしれないと、二人の監視を始める。
〇サブプロットA ピンチポイント1
・ヒロインのシーン。
主人公が居たことを友人に話す。友人は信じないふりをする。ヒロインは帰る時に敵組織が尾行する。
●忍び寄る悪者、続き
・敵組織シーン。
二度の襲撃犯はどっちも変装していた。主人公が生きているのでは?と疑い始める。敵Aは確かに殺したので、そんなはずないという。
●ピンチポイント2
・友人が主人公に連絡。ヒロインが主人公の生死に感づいていると教える。相当思い詰めているというと、主人公はヒロインにある場所に来るよう伝える(尾行されているので、バレてしまうサスペンス)
主人公は変装の準備をする
●忍び寄る悪者、続き
・敵Aが主人公の墓を探り、死体がない事を確認する
約65%
●死の臭い
・主人公と会うヒロイン。顔は隠したまま。主人公はもう一度ヒロインに逃げろと伝える。敵の尾行がいると気付き、二人は別れる。敵は主人公が生きていると知る。
・敵はヒロインを囮に使うため確保に向かう。
・車に乗って駐車場まで来たヒロイン、敵組織に襲われる。
・敵Aは主人公の友人の元へ。ヒロインを攫った一人で来いと主人公に伝えろ、と友人に言う
・友人が主人公に電話。そのことを話す。
約70%
●闇夜を彷徨う魂(リアクションではなく、お楽しみパート)
・呼び出されたところへ主人公は到着。主人公はヒロインを呼ぶ。縛られているのを発見するが、数人の刺客が入ってくる。アクション開始
・主人公は一人を陰で倒し、敵に変装。
・敵幹部Bもボスに言われてあとからやってくる。
・ひとりずつ、敵が陰からどんどん倒されていく。(敵にとってのサスペンス)順調に倒していく。
・最後、敵幹部Bとのタイマン(PP1で主人公を殺そうとしたキャラ)敵幹部Bを倒し、敵のボスの場所を聞き出す。
80% プロットポイント2 3幕開始。
●クライマックスの準備(※ひたすらアクション)
・資格が全員やられて焦る敵ボスと敵A
・そこへ到着する主人公。ラストダンジョンへ
・敵ボスの道まで、次々に阻み続々出てくる敵幹部(お楽しみパート。それぞれ別の中華拳法つかってくる)
約90%
●クライマックス
・フラフラの状態で最後、序盤に出てきた規格外のラスボスが出てくる。
・とんでもない強さだが、戦略的に追い詰めていく(弱点を狙う。脛、耳、金的)
ギリギリで倒す。そこに敵Aがラスボスの様子を見に来る
約95%
・敵Aもなんとか倒し、組織のボスの元へ行くと、既に死んでいる
・しかしそれはダミーで必死に探す。
・逃げる敵ボス。追う主人公。
・敵ボスは小物っぽく勝手に死ぬ(ビビり散らかしたあと屋根から滑って転落死)
終幕