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うちの師匠はしっぽがない 13話 物語制作者のための分析
●今回の特徴
・クライマックス付近には問題を二個用意する典型。ただしこの話の場合は最終的な問題(試練)をやらずに終わる。やらなくても良い雰囲気で終わるので、不完全燃焼感はない。
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※●はメインプロット、Sはサブプロット、Cはコミックリリーフの略です
◇あまり関係ないシーン
・主人公のそもそもの目的を、日常世界の住人が待ちわびている。
●セットアップ1
S1【忍び寄る悪者】
・主人公の刺客が接触を図る。
●日常が破壊される予兆
・刺客は主人公に何かのアイテムを渡す。
10%
●インサイティングイベント
S1【ピンチポイント2】
・アイテムは罠で、主人公は濡れ衣で嵌められてしまう。
●逃げられない
・先輩が連れて、組織まで逃げかえる。
30% プロットポイント1
●セットアップ2、作戦
・組織の皆は濡れ衣だと信じて、匿ってくれる。
・警察が追ってくるシーンで、先輩の「枷」(以下キャラA)が何かあったと感付く
●ピンチポイント1
・警察が到着。組織は荒らされる。先輩が捕まりそうなときにキャラAが助けに来る。しかし警察の方が上手で全員がピンチに。
S1【死の臭い】
・主人公は組織を守るために名乗り出る。
●ミッドポイント
・絶体絶命の時に、四天王の一人が手を貸して警察が手を出せなくなる。(賢者が無料で演目をやるので客が殺到する。人の目があるので手が出せない)
・賢者は主人公と組織を助けるために、仕事を開始する。
50%
●プロットポイント2
・賢者は上手く騙しこみ、刺客と警察を丸め込んで形勢逆転を果たす。
刺客は尚も食いついてくるが、主人公が丸く収める。
70%
●クライマックス(PP2のリアクション)
・賢者は主人公が組織の為に身を投げ出そうとしたことを叱るが、それは主人公を失いたくないがためのこと。二人は絆を深め合う。
・主人公はこれまでの経験で得たことを語り(作品のまとめ)、それによって賢者はカタルシスを得る。ゴーストからの解放。(師匠に言われていたことを、より深く解釈し解放される)
90%
●エピローグ
・以前よりもさらに絆が深くなった主人公と賢者は、四天王の待つ最後の試練へ、準備して向かう。(といっても、完全に受かる雰囲気)
●ちょびっと感想
・所々少年漫画していて熱かった。まめだ可愛い。
・原作を履修していないのでわからないんだけども、そもそもまめだが里を出た故郷の問題(?)が全然回収されてないの、大丈夫なのだろうか? 2期への伏線?
・作品と全然関係ないんですけど、竹達さんの超絶ゆっくり大阪弁めっちゃ好き(ほんとに関係ない)