【君にも見える】帰ってきたウルトラマン【ウルトラの星】
昨年2023年3月22日。
帰ってきたウルトラマン(ジャック)/郷秀樹役、団時朗さんが逝去されました。74歳。
今日で一年となります。
子どもの頃からウルトラシリーズが大好きで、特に『帰ってきたウルトラマン(1971〜1972)』。ウルトラマンジャックが好きです。
帰ってきたウルトラマンこと、ウルトラマンジャックの変身前の姿である主人公・郷秀樹はレーサー志望の普通の青年であり、地球防衛隊MATの隊員。
ある日、怪獣に襲われた少年と犬を助けようとして命を落とし、M78星雲からやってきたウルトラマンジャックと融合してウルトラマンになってしまったという設定の人間ウルトラマンです。
他のウルトラヒーローとは異なり、変身アイテムがなく、郷隊員が人間として全力を出し切った時か、絶体絶命のピンチか、怪獣や侵略者と戦うという気持ちが高まった瞬間、自動的に変身するウルトラマンです。
等身大の若者がウルトラマンになってしまったことで、慢心して変身ができなくなってしまったり、未熟さ故に怪獣との戦いに敗北。また、身勝手な人間たちの悪意に戦意を喪失してしまったり、大事な恩人と恋人を残虐な宇宙人によって殺害され、悲しみのまま戦ったりと、とにかく人間らしいウルトラマンでした。
泥まみれになりながらもウルトラマンに変身するギリギリの瞬間まで、怪獣と戦う団時朗さん演じる郷隊員の姿が子供心にすごくカッコ良く、本当に子どもの頃からの憧れの存在でした。
怪獣や宇宙人に敗北しても、人間の醜さに絶望しても、大事な人を失っても、それでも郷隊員、帰ってきたウルトラマンは立ち上がる。
夕陽の中。強敵を前に何度も立ち上がって戦おうとする郷隊員、帰ってきたウルトラマンの姿が私は本当に大好きです。
私にとって帰ってきたウルトラマン、郷秀樹隊員は永遠の憧れであり、何度心が折れても、郷隊員、帰ってきたウルトラマンの姿を思い出して立ち上がってきました。
去年。そんな憧れの人を失ってしまい、とても悲しく、胸の中に大きな穴が空いた気持ちです。
団時朗さんが演じた郷秀樹隊員、帰ってきたウルトラマンは私にとって決して色褪せることのない永遠のヒーローです。
どうか、ウルトラの星で地球を見守っててください。
本当にありがとうございました。
一つ、腹ペコのまま学校へ行かぬこと
一つ、天気のいい日に布団を干すこと
一つ、道を歩くときには車に気を付けること
一つ、他人の力を頼りにしないこと
一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと