【タイ飯】バンコクおすすめレバ刺し その1【生肉料理1】
日本国内ではなかなか食べられない「生肉料理」がバンコクなら自己責任で食べることができる。屋台から高級レストランまで、あらゆる飲食店で生肉を目にする。そんな、バンコクで食べられる生肉料理を複数回に渡って紹介していきたい。今回は日本から仕入れた和牛で作ったレバ刺しやユッケを楽しめる「焼肉・冷麺 ヤマト」を紹介したい。
「焼肉・冷麺 ヤマト」は日本の東北で有名な焼肉チェーン店で、店名通り、冷麺が有名だ。バンコク店ではレバ刺しやユッケが楽しめる。しかもこの道30年超の経験を持つ日本人が管理し、その厳しい目で安全性を保っている。
タイに常駐する日本人社長は「扱いさえ間違えなければ牛肉は安全」と断言した。和牛は日本から輸入し、その際の輸送時も温度管理にこだわり、安全性に配慮している。タイの飲食店の中には経費削減や、手順よりも鮮度を優先するためにハンドキャリーを利用して、いわば不正に食材をタイに入れていることもある。しかし、「焼肉・冷麺 ヤマト」は懇意にする輸入担当の卸業者が正規ルートを辿った牛肉を日本から持ち込んでいるので、安全であり、タイ政府も認めた牛肉でもある。
「焼肉・冷麺 ヤマト」の日本国内店はセントラルキッチン制で運営されているそうだ。そしてタイも同じ方式で運営される。他店に卸せるほどハイレベルな管理と加工をした肉を毎日提供できるようになっている。
このセントラルキッチンで輸入和牛とレバーの下処理が行われる。処理が終わるとすぐさま-27℃に急速冷凍される。この急速冷凍は鮮度はそのままに、理論上は半年も保つ。しかし、「焼肉・冷麺 ヤマト」はそれでも1週間以内に必ず消費するようにしている。
さらに、解凍用の専用冷蔵庫もある。客の前に出たときに最良の状態になっているよう計算しながら解凍されるので、いつ行っても新鮮な肉が楽しめる。社長曰く「新鮮な肉やレバーは切り口の角が立っているんですよ」とのことだ。実際にレバ刺しの切り口はスパッときれいに角張っていた。
タイは獣肉の内臓を販売するには許可が必要だ。要するに、内臓の管理や売買は厳しく管理され、輸入はもっと困難だ。特にレバーは日本からの輸入許可が出ない。そのため、「焼肉・冷麺 ヤマト」のレバーはタイ産になっている。
しかし、先にも述べた30年超の経験を持つ管理者が厳しい目でチェックを欠かさない。卸業者が持ってきたレバーのうち不合格品は、いくら懇意にしているからといっても容赦なく突き返す。それくらい厳しくして初めて「自分が危ないと思うものは出さない」という社長のポリシーが守れるのだという。
「焼肉・冷麺 ヤマト」のユッケは和牛だ。こちらは日本から輸入した和牛を使っているので、バンコクではユッケを食べられる店が多いとはいえ、この店のユッケは最も味が濃厚だ。日本ではもう食べることのできない和牛のユッケなので、貴重な逸品と言える。
・DATA
店名:焼肉・冷麺 ヤマト
住所:45 Sukhumvit49 Klongton-Nua Wattana Bangkok
電話:090-269-0827(日本語直通予約専用)、094-057-7168(タイ語)
時間:11:00~23:00
web:https://www.facebook.com/yamatobkk/
値段:
ユッケ:280THB
レバ刺し:250THB
※この情報は取材時のものです。
※生肉食は100%安全ではありません。当記事はおすすめの生肉料理店を紹介するものであり、安全性を保証するものではありません。タイでの生肉食は自己責任において自己判断で食べるようにしてください。注意点などは下記にまとめています。
※当記事はバンコクで発行される無料誌「DACO」の492号(2018年11月5日発行号)に掲載された記事を加筆修正しています。
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