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タイ人女性ってなぜか妙にイチゴが好き

 ボクの実家の近くにイチゴ狩りができる農家があって、何年か前に家族と共に日本に帰省したときに連れて行ってあげた。タイにも果物を自分で刈り取って食べられる農家がここ数年で増えてきている。マンゴーとか大きいところではドリアンも刈り取れるらしく。タイではイチゴ狩りはほとんどないのだが、やはり最近になってナコンラチャシマーのカオヤイ国立公園でできるところができたようだ。ただ、それ以前は皆無だったはず。

 ボクのイメージだが、タイ人女性はイチゴが好きだ。今の若い子はいろいろ食べているからイチゴにそこまでの思い入れはないだろうけれど、70年代80年代生まれの女性は妙にイチゴが好きだという印象がボクの中にある。

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 タイ語でイチゴは英語と同じで、ストロベリーだ。タイ国内でも多少は作られているようだが、あまりおいしくないというか、甘くないものが多い。

 そのため、以前から日本からの輸入物に人気があった。その分、かなり高額だったと記憶している。だからこそ、憧れの対象となり、なおさらイチゴ人気が高かった。

 あと、思うにストロベリーという語感が好きなんじゃないかなというのもある。日本のイチゴを食べたことがあるという人はかつては少なかった。それなのに「日本のイチゴはおいしい」と言うのは、単に伝聞でしかないわけだ。それでもストロベリーに執着するのはただ単に語感なんじゃないかと疑いたくなる。

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 日本のイチゴは今ではタイ全土で買うことができるくらいに輸入されている。値段も高いは高いけれど、かつてほどではない。イチゴが安くなったのか、タイの物価が上がったから安く感じるのか、どっちなんだろう。

 ただ、タイ産のイチゴも今も少なくない。屋台などの果物ドリンクの中にはイチゴシェイクもあって、その場合にはタイのイチゴが使われているようである。輸入物だと採算が合わないし、砂糖を入れるのだから、むしろイチゴの甘さは関係ないのでしょう。あるいは、酸っぱいからこそシェイクに向いている可能性もある。

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 語感だけでなく、タイ人女性、というかタイの中年女性がイチゴ好きなのは、色も関係するかと思う。中年タイ人の世代は子どものころに男の子は青系、女の子は赤系のものを押しつけられ育ってくる。だから、女性イコール赤というイメージが彼女たちの中にあるのではないか。

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 イチゴそのものがタイでは決して普通の果物というわけではない。だからSNSに生える画像が撮れる。これもイチゴの魅力かもしれない。

 そんなタイ人には日本観光の際にイチゴ狩りは喜ばれると思う。コロナが収束してタイ人が戻り始めたら、イチゴ農家はタイ人向けに開放するといいのではないか。

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 個人的にはイチゴをおいしいと思ったことはない。子どものころに牛乳にイチゴと砂糖をぶち込んで、イチゴを潰して飲むのが好きだったけれど、イチゴそのものはあまりおいしいと思わない。

 イチゴ狩りだとほとんどのビニルハウスにおいて入り口で練乳を渡されるのも意味がわからない。甘くないのか? 甘かったら練乳はいらないのではないか? そう思うからだ。

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 とにかく、タイ女性はイチゴが好きだ。イチゴ狩りに来ると、こういった画像を何十枚と撮らされる。でも、タイ人女性の観光案内に困ったらイチゴ狩りでごまかせるので、それはそれでありがたいスポットでもある。放り込んでおけば、時間マックスになるまで食べたり写真を撮って過ごせるので楽なのだ。

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