マスク当然の世界になって自分の顔のデカさを改めて痛感
マスクが当たり前になったワールド。これまで体調が悪くなくても日常的にマスクをするのは「冬の日本人」だけだと思っていたが、今年からマスク常時着用がいわゆるニューノーマルになったわけだ。
しかし、ボクは自分だけが世界に取り残されている気がしている。これだけマスクが当たり前になって何ヶ月も経つのに、いまだに自分にしっくりと来るマスクを見つけられていない。口と鼻に貼りついて感染前に窒息死しそうなマスクとか、自分の息を通さないマスクとか、変なのには遭遇する。問題はボクの顔が大きいということなのではないかと薄々気がついてはいるのだが。
ここまで来るとマスク市場も拡大しているようで、日本はいろいろなマスクが登場していると聞いている。お洒落に使えるものだとか、素材が特殊、超高級マスクなどもあると聞いた。その点ではタイもそうだ。デパートなどで見かけるが、なぜか携帯ショップがマスク開発していたり。ただ、ダブついているところもあって、安売りしている店も増えてきた。
機能は別として、息子が買ったタイのヤック(夜叉)のマスクはかっこいい。これはワット・ポーの近くで買ったのだが、もう今は置いていない。でも、タイ在住のカメラマン明石さんがどっかに置いてあったと教えてくれた。どこだか忘れたが。
冒頭で体調が悪くないのにマスクをするのは日本人だけと書いたが、そういえばベトナム人も平時からマスクを着用している人が多かった。特にハノイの人はいつもマスクをしている。息子が買った夜叉マスクのような、ウィルスを防げるとは到底思えないシロモノだが。
ハノイの人がマスクをするのは元々は排気ガス対策だ。多くがバイク移動をしているからだろう。布製のマスクで、どこにでも売っている。
バンコクは2019年くらいから乾季に入るとPM2.5がどうのこうのという報道が過熱し、マスク需要が高まっていた。ハノイは観光で街中を歩いている分にはあまり感じたことはないけれど、大気汚染が進んでいるのだとか。言われてみれば、ハノイに行って青空を見たのが1回しかない。上海並みにいつも曇っているイメージがハノイには確かにある。
そのためもあって、以前からハノイの市街ではどこでも布マスクを売っている。この画像はホアンキエム湖の前の土産物店だ。結構値切って、3枚だか4枚で1ドルくらいしたような。たぶんそれでも外国人料金なのだろう。
タイの家族に買った。それから日本の母親から何枚か買っておいてほしいと言われ、結構な枚数を買った。これは3月のタイが鎖国を始める数日前で、日本でもちょうどマスクが品薄になってきたころだったと思う。
布マスクだし、売っている場所がこんなんなので、一度洗わないと使えないしと、特に試着はしなかった。画像のように店のおっちゃんも普通につけていたから問題もなかろう。
それで宿に帰って、ビデオ通話で妻と話したときに見せろというのでつけようとしたら、耳にかける紐がまず届かない。マスクの中心を口に合わせると、両方の紐がそれぞれの頬までしか行かない。まあ、妻とか子どもなら大丈夫だろう。
市販の紙マスクは基本的には耳にかろうじてかかるけれど、顔と鼻をただ覆っているだけという感じだ。機能的には最低限はクリアしているので問題ないが、これで頬に紐の跡が残るし。
普通の人はたぶん知らないだろうが、マスクが小さいというのは耳が痛くなるという問題も抱える。耳が痛くなると頭痛がしてくる。この連鎖が難儀だ。考えてみればボクは笑っただけで、ボク自身の顔の幅だけで手を使わずにメガネを折ったことがある。顔が大きいというのはいろいろと苦労が多いもので。