書籍紹介『タイのいつものこと』amazon kindle
アマゾンの電子書籍キンドルで『タイのいつものこと-タイではあたりまえのことを解説してみた-』を出版しました。下記ですでに出ていますので、ぜひ読んでいただけると幸いです。アンリミテッド(読み放題)で読んでいただくのがいいかなと。
まず、もくじは下記のようになっています。
タイではあたりまえの光景ではあるものの、外国人にはわかりにくいタイ独特の文化や考え方、商習慣ややり方というところの代表を集めています。
すべて実際に取材したものですが、すでに雑誌やニュースサイトなどで執筆した内容を再編・加筆修正しているものです。そのため、少し古い情報もあるかもしれません。
たとえば徴兵制は、2023年8月に政権が交代し、新首相は徴兵を取りやめることを検討しています。早ければ2024年度にはなくなっていることでしょう。実際、20年前はタイと隣国が交戦するということはしばしばありました。しかし、大きなニュースになったのは2008年ごろのプレアヴィヒア遺跡での交戦が最後ではないでしょうか。今は東南アジアはEUのような経済的な結びつきが強くなっており、武器で争うような時代ではないというのもあるのでしょう。新政権はタクシン派であり、新首相もビジネスマンですから、もう軍事政権ではないこともあって、軍事予算を削減するのかもしれないですね。
後半ふたつの章はタイ人との国際結婚、永住権や帰化といった、ややマニアックな内容になっています。これらはタイ人気質などをいいあらわすというよりは、単にタイに長くいたい外国人目線なので、やや本書全体の本筋とは違うかもしれませんが。それでも、タイが好きで仕方がない人の辿りつく先だとは思いますので、これも在住者であるボクからすればタイの日常ともいえます。
いずれにしても、たとえ情報が古いにしても、タイはおおまかな部分、根っこの部分は今も昔も変わっていません。そのため、この書籍を読めば、タイのよくある光景の中でタイ人がどう動いているかがおわかりいただけると思います。先日アップした下記の書籍と合わせて読んでいただけると、より深くわかります。
本書と光文社新書のボクの書籍は両方の内容が相互に補完するようになっているので、よりタイを知りたいという人にはふたつを読んでいただくことをおすすめします。
というわけで、2023年11月はこの電子書籍と合わせて同じタイミングで3冊も刊行することになりました。実際には光文社新書の『だからタイはおもしろい』は数年前に光文社の担当の方との打ち合わせで連載が決まってからほぼ予定通りの出版になっています。他方、晶文社『タイ飯、沼。』に関しては実に11か月も遅れました。
電子書籍はそれこそパンデミック前に出すつもりでしたが、ある時点で執筆に対する気力的なものがなくなってしまい、なにもかもやる気がなくなりました。それで、ここ数年はライター稼業もうまくいかず、そこにさらにパンデミックで海外の生活情報などの需要がなくなってしまい、完全無職の状態に陥っているという状況に。
でも、こうしてなんとか書いてきたものが形になったので、これを機会になんとかがんばっていきたいなと思っているところです。
さて、今回の内容については動画でもあげていますので、ぜひ下記を参照ください。
この電子書籍、それから2冊の書籍を手に取っていただけたら幸いです。出版社から出た書籍もそれぞれ電子書籍化もされておりますので、ぜひ読んでみてください。