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蒙古タンメン中本風のラーメンを食べた

 友人に蒙古タンメン中本のラーメンに似たいい店があると教えてもらって、行ってきた。スクムビット通りソイ49にあるRQ49モールの2階にある。ちょうどトンロー通りソイ13との交差点付近だ。店名は「ラーメン力(リキ)」で、座席数も少ない、小さな店だった。

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 最近日本のラーメンを全然食べていないという話から、友人はここが今一番気に入っている店と言うので、信じて行ってみた。蒙古タンメン中本に似ているというのだが、ボクは蒙古タンメンを食べたことがない。

 ネットで調べると、元の中華料理店はかなり昔からあるようだが、蒙古タンメン専門としては2000年から広まり始めたらしい。ボクは2000年と2001年の1年間をタイで過ごしているし、その後半年ほど日本にいたときは蒙古タンメン中本の展開がない岡山県にいたし、2002年にはタイに移住してしまったので、考えてみたら知る由もない。

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 もちろん食べたのは蒙古タンメン似という旨辛タンメン(という商品名だったような)だ。大盛りで280バーツだった。タンメンって味噌ラーメンみたいなものだったっけ? 一般的なタンメンがよくわからないが、ここのはなんか味噌ラーメン風だった。蒙古タンメンもそうなのかな。

 個人的には味噌ラーメンがあまり好きではない。子どものころは醤油ばかりだった。味噌ラーメンは味噌の味が勝ちすぎてて、どうも好きになれない。また、今みたいにスープが複雑になるころにはもう日本にはほとんどいなかった。若いころに流行っていたのは背脂チャッチャ系というか、スープはコクがなく、とにかく脂っこい感じ。だから、スープがどうのっていうのはよくわからないが、とりあえずこの店の味噌スープは全然イケる味だった。

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 麻婆豆腐みたいなのも載っていて、これがピリ辛の素なのか。言うほど辛くなくて、ちょうどいい感じ。常夏のタイだと胃腸が活性化する、ほどよい辛さ。

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 麺は中太かな。ボクは太麺が好きなのでもうちょっと太い方がよかったかな。でも、まあ細いよりはマシか。

 大盛りとはいえ、2玉入っているんじゃないかなってくらい量が多かった。これはすごいね。ほかのラーメン店だと大盛りって普通盛りの1.2~1.5倍くらいって印象でしょう。ここはとにかく多かった。よほど調子がいいときでない限り、普通盛りでいいかなと思った。

 そういえば、ランチセットみたいなのもあって、ラーメンの価格にプラス70バーツくらいでチャーシュー丼とかが選べる。これはさすがに大盛りではきついね。若い人ならいけるのかもしれないけど。自分の歳を感じる・・・・・・。

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 壁にこんな張り紙もあった。安いな、ハイボールが98バーツって。ハイボールって安いところで110バーツ、高いと180バーツくらいするから。100バーツを切ると、最後の会計への響き方が全然違う。メニューはラーメン以外もいろいろあったから、軽く飲みながらシメにラーメンって感じか。町の中華屋みたいな使い方もできそう。

 バンコクの日本式ラーメンが200バーツ超になって久しい。あれはサイアム・パラゴンがオープンして(2005年ごろ)、桂花ラーメンが来たときからだとボクは思っている。あのころは日本の有名ラーメン店がバンコクに来ることがまだなくて、ほとんど初めてというレベルだったのではないかな。

 パラゴンだから家賃が高いのはわかる。当時のバンコクのラーメン店はもうそれこそひどいモノだった。カップラーメンの方がうまいくらいで、でもやっぱりほかに行くところがないからみんなそこで食べていたというレベルだった。だから、日本の有名店が日本の味でその値段というのは'理解できる。

 その後、タイに進出してきたラーメン店、タイで日本式ラーメンを始める場合の値段設定の基準がそこになってしまった。以前は100バーツ台が普通だった。桂花ラーメン以降は200~300バーツ台が当たり前になっている。うまい店ならともかく、そうでなくてもその値段ってどうなのかな。そして、相場を吊り上げた桂花ラーメンは早々に撤退しているし。

 蒙古タンメン中本がどんな味かわからないので、280バーツの値づけが妥当なのかはわからない。しかし、とにかく大盛りの設定があの量でこの値段なら、まあ納得かな。実際、おいしかったし。

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