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私が行ったミュージアム(2024年9月)

こんにちは、Takacoさんです!
私の趣味は美術館や博物館などの展示を見ることなので、行った展示について簡単な感想を書きます。


髙田賢三 夢をかける

フォークロア調のドレス

小さい頃からKENZOを知っているので、見に行きました。
KENZOはカラフルで原色のイメージが強かったのですが、展示を見ると、確かにカラフルではあるものの、暗い色も使っていて、素敵な配色が多く見られました。
特に刺繍がふんだんに使われた作品は、本当に美しかったです。

出光美術館の軌跡 ここから、さきへIV
物、ものを呼ぶ─伴大納言絵巻から若冲へ

展示室出たところにあったフォトスポット

帝劇ビルの建替計画が進行中で、出光美術館は休館になるため、その前にコレクションを紹介する企画展が開催されています。つまり、出光の豪華なコレクションが見られる機会なので、行ってきました。
若冲の「鳥獣花木図屏風」は、数年前に東京都美術館で開催された「若冲展」で見たことがあるのですが、あの時は大変混んでいました。今回は空いていたので、じっくりと鑑賞することができました。
久しぶりに見たら、その強い色使いに驚きました。江戸時代の絵とは思えないほど現代的でした。

空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン

入り口にある看板

作品は見たことあるけど、よく知らないフォロン。どんな画家だったのだろ?と思い、見に行きました。
原画を見ると独特の色使い、特に赤と青の使い方に感激しました。
メッセージ性が高い作品も多々あって、今見ると深く突き刺さるものあります。
特に東京大空襲で炎上した、東京駅(東京ステーションギャラリー)で見るとなんとも言えない気持ちになります。

憲政記念館

本会議場を3/4のスケールで再現したコーナー

Podcast番組「セイジドウラク」で憲政記念館の存在を初めて知り、永田町に行ったついでに訪れてみました。無料で入館でき、本会議場を再現したコーナーや、歴史について学べる展示があり、とても楽しめました。「土井たか子さん、懐かしい!」と思わず声が出てしまいました。
昭和63年の議員登院表示盤の本物が展示されており、今でも活躍している政治家の名前が多く見られ、「この人たち、3つの年号の期間政治家を続けているの?」と驚愕しました。
国会図書館の近くにあるので、永田町に用事がある時に立ち寄ると楽しいと思います!

欧文活字の銀河

展示タイトルの活字

主に活版印刷時代の欧文活字展示です。
活字の重みを感じられる触れる展示があったり、活版印刷の機械があったり、活字を作る機械が合ったり面白かったです。
私の好きなFuturaの印刷見本あって嬉しかった。

写真植字の百年

邦文写真植字機の開発模型

写真植字に興味津々なので、行ってきました。
機械の何種類も展示されてて、思った以上にボリュームのある展示でした。写真植字がどのように発展していったかもよくわかる展示で、『全宇宙誌』の写真植字張り込み版下があったので感動した。かっこいい。。

没後300年記念 英一蝶
―風流才子、浮き世を写す―

舞楽図の左隻

英一蝶の作品をまとめてみたことなかったので、ワクワクで見に行きました。
まとめて見ると人間性が見えてくるのが嬉しい!
「遊び心のある人だったんだ!」と初めて知りました。

https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2024_4/index.html

田中一村展 奄美の光 魂の絵画

展示室に入る前にあった看板

以前から「田中一村はすごい!」と聞いていましたが、これまで作品を見る機会がありませんでした。だからこそ、この展示は今年一番楽しみにしていたものです。
奄美という南国を描いた作品は、モチーフは確かに「南国」らしいのですが、色合いがマットで、岩絵具の使用により独特のきらめきがあります。今までに見たことのない色使いで、「これは実物を見ないと理解できない!」と強く感じました。あの色は、画像や印刷では表現しきれないと思います。
田中一村が撮った写真も展示されており、風景の構図の選び方が非常に魅力的で、「こんな風に構図を考えていたんだ」と学びがありました。写真の展示も、非常にありがたかったです。
幼い頃から天才とされていた彼の生涯には衝撃を受けました。本当に「神童」という言葉がふさわしい。個人蔵の作品が多いため、今回の企画展は非常に貴重な機会でした。

ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ

《かまえる蜘蛛》

六本木ヒルズのパブリックアート《ママン》でおなじみのルイーズ・ブルジョワ。今回の展覧会では、彼女の作品の裏側にある深層心理に触れることができ、ますます《ママン》への理解が深まりました。
彼女の生い立ちや背景を知ることで、多かれ少なかれ誰もが抱えている「家族という呪い」に立ち向かい、表現し続けた彼女の強さが一層感じられました。表現しなければ生きていけなかった部分もあったのだろうと思います。私自身、この「呪い」に真正面から向き合えるだろうか、と深く考えさせられました。

9月はこんな感じかな。
10月になったら、二つのはにわ展が始まりますねーー。

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