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私が行ったミュージアム(2024年10月)

こんにちは、Takacoさんです!
私の趣味は美術館や博物館などの展示を見ることなので、行った展示について簡単な感想を書きます。

現代日本のパッケージ2024

展示風景

去年も見に行ったパッケージ展。今年も訪れました。
時代背景から、環境に配慮した素材やデザインが多く見られました。個人的には、ポーラの「コスモロジー」のデザインがかわいらしく、絞りツール付きなのがとても良かったです。

写真植字の百年

初期の実用機

一度見に行ったものの、今回再び印刷博物館を訪れて、前回よりじっくりと鑑賞しました。動画までしっかり見て、合計2時間以上をかけて展示を楽しんだので、写植の理解がだいぶ深まりました。
3年くらいで機械を買い替えていたなんて、景気が良かった時代だったんだなぁと思いました。

デジタル文化財ミュージアム
KOISHIKAWA XROSS

伊藤若冲「釈迦十六羅漢図屏風」デジタル推定復元

公開初日の予約が取れたので、ワクワクしながら訪れました。ツアー形式で、スタッフの説明を聞きながら進んでいくシステムでした(ツアー終了後に数分の自由時間があり、その時のみ写真が撮れました)。
若冲の「釈迦十六羅漢図屏風」のデジタル推定復元があることだけを知っていたのですが、VR『金峯山寺』の映像が非常に迫力があって驚きました。
GALLERYには「八橋蒔絵螺鈿硯箱」「江戸城の鯱鉾」「螺鈿紫檀五絃琵琶」「色絵月梅図茶壺」「遮光器土偶」などのデジタルデータが展示されており、非常に美しい映像で細部までしっかり見られ、見どころの解説もありました。
ただ、私の目当ては若冲の「釈迦十六羅漢図屏風」だったので、自由時間は全てその鑑賞に使い、スタッフの方ともいろいろお話をしました。
この「釈迦十六羅漢図屏風」は来年、中之島で開催される「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」で展示される予定です。

ハニワと土偶の近代

展示風景

今年の秋、東京では2つの埴輪関連の展示があります。この展示はその1つで、もう1つは東京国立博物館で開催されているので、そちらは主に歴史的な側面を扱っています。「こっちの展示はどんな感じなんだろう?」とあまり予備知識のないまま行きました。(私は詳しく知らなくても、できるだけ展覧会に行くようにしています)

実際に行ってみると、日本が時代を経て「縄文土器」や「埴輪」をどのように捉えてきたのか、作品を通して見ることができる非常に興味深い展示でした。特に、埴輪が無表情であるため、その時代ごとの解釈や用途が大きく変わっていった様子がわかります。戦争に利用されていた時代があったことにはショックを受けました。

所蔵作品展 MOMATコレクション

ルネ・ラリック《ダリア》

久しぶりにMOMATコレクションを見に行きました。何度も訪れているのに、全く見たことのない作品がたくさんあり、驚きました。知らなかったMOMATコレクションの一面に触れられました!
大好きなアンリ・ルソーやボナールの作品にも出会えて、とても嬉しかったです。

かがくいひろしの世界展

81冊のアイデアノート
無印良品の再生紙ノートを愛用していた

かがくいひろしさんの展示に行ってきました。以前、長野で開催されていたのを「羨ましいなぁ」と思っていたのですが、東京に来てくれたので嬉しかったです。かがくいさんの人柄が伝わる、素敵な展示でした。

私が一番好きなかがくい作品は『はっきよい畑場所』なのですが、この作品が講談社絵本新人賞の佳作だったと知り、「なぜ大賞じゃないんだ!」と驚きました。(その後、講談社絵本新人賞を受賞し、『おもちのきもち』でデビューします)

かがくいさんといえば「だるまさんシリーズ」が有名ですが、だるまさん登場以前にすでに「だるまちゃん」シリーズ(著:かこさとし)があったので、私は「かがくいさんはだるまちゃんをどう思っていたんだろう」と気になっていました。でも、展示にあった動画で、かがくいさんが『だるまちゃんとてんぐちゃん』を生徒たちに読み聞かせている様子を見て、「だるまちゃんを好きだったのかもしれない」と感じ、だるまちゃん好きの私としては嬉しくなりました。

初期のだるまさんシリーズのラフスケッチには、だるまちゃんの影響も感じられ、とても興味深かったです。かがくいさんの人柄に感動し、絵本作家として楽しんで創作していた様子が伝わってくる、とても良い展示でした。

没後300年記念 英一蝶
―風流才子、浮き世を写す―

入口にあった看板

後期展示になったので、年間パスポートを持っているので行ってきました。前にも似たようなことを書いた気がしますが、英一蝶の作品をまとめて見る機会はあまりなく、展示に行っても1、2点あるかないかというイメージでした。このようにたくさんの作品を一度に見られると、作家の個性がより鮮明に感じられて楽しいです。
特に、この時代に影を印象的に使った構図を描いていることには驚きました。

https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2024_4/index.html

芸術の秋っぽくたくさん展示に行ってる10月になりました。

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