【高千穂交易】2Q決算のポイントを解説します!(2025年3月期)
おはようございます☀
高千穂交易株式会社(証券コード:2676)IR担当です!
本日は、11/5(火)に発表した2025年3月期 第2四半期決算について解説します🔎📊
1.2025年3月期 第2四半期決算サマリー
2025年3月期 第2四半期決算では、主に事業セグメント「クラウドサービス&サポート」が好調に推移し、売上高・営業利益については、下表のとおり前年同期からプラスとなりました。
当期純利益については、為替差損を計上した影響で前年同期から減少しましたが、営業利益の増加により、第2四半期(累計)予想の540百万円を上回り、594百万円になりました。
通期予想については、従来の数値(2024年5月10日に公表)からの変更はありません。
2.2025年3月期 第2四半期決算 事業セグメント別ポイント
① クラウドサービス&サポートセグメントは、保守・クラウドサービスともに伸長
保守事業・クラウドサービス事業ともに伸長し、売上高は前年同期比23.2%増の1,773百万円、営業利益は同61.2%増の386百万円となりました。
営業利益については、通期計画に対する進捗率が50%超となっています。
保守事業では、新規契約の獲得や、お客様の拠点拡張で既存契約を拡大できたことにより、増収となりました。
昨年度、営業利益に影響したスイスフラン高による保守部品の仕入コスト高騰については、取引条件の見直しなどにより、当期は影響が減少しました。また、一部で価格改定を実施したことも、利益率改善が進んだ理由の1つです。
クラウドサービス事業では、まず、各種サービスでライセンス数が積み上がってきたことで、安定的に売上が伸びています。クラウドネットワーク製品では、ホテルや飲食チェーン店などの大手企業で新たに採用いただき、新規契約時の機器代や初期費用が業績を押し上げました。
② システムセグメントは、ビジネスソリューションが業績をけん引し、グローバルで利益が改善
システムセグメントでは、売上高は前年同期比8.3%増の4,726百万円、営業利益は同181百万円増の84百万円となりました。
ビジネスソリューションでは、外資系企業のオフィス向けに提供した入退室管理システム・監視カメラの販売が伸長し、システムセグメントの業績をけん引しました。こちらは、お客様のオフィス拡張や移転による新設需要で好調となりました。
営業利益については、グローバルで昨年度発生した防火システムの追加工事が前期末で完了したことにより、今期はその分の費用計上がなくなり、前年同期からプラスとなりました。また、グローバルで収益率の高い案件への集中が順調に進んでいることも、利益が改善した理由の1つです。
③ デバイスセグメントは、お客様の生産調整の影響を受けるも、新紙幣改刷で金銭機器向け機構部品などが好調
デバイスセグメントでは、売上高は前年同期比1.6%減の6,814百万円、営業利益は同18.6%減の465百万円となりました。
エレクトロニクス(半導体)では、お客様側での在庫消化が続いている影響を受けています。
メカトロニクス(機構部品)では、新紙幣改刷で金銭機器向けの機構部品が好調でした。また、複合機向けの機構部品が伸長しました。複合機は、オフィス回帰が進んだことにより、生産台数が伸びています。
営業利益については前年からマイナスとなっています。減収になったことに加えて、為替変動により粗利率が低下したことなどが要因です。
ただし、計画に対する進捗率については、売上高・営業利益ともに50%前後となっています。デバイスでは、下期もお客様の生産調整による影響は続く見込みですが、好調な市場に向けて販売を強化し、計画達成を目指します。
3.関連資料
🔗 決算短信
https://www.takachiho-kk.co.jp/pdf/tanshin_pdf/tanshin241105.pdf
🔗 決算説明資料
https://www.takachiho-kk.co.jp/pdf/material_pdf/resume2409.pdf
※機関投資家・アナリスト向けの決算説明会を11/26(火)に実施予定です。その後、書き起こしやアーカイブ動画を公開します。
前回1Q決算の解説は、下記リンクからご覧ください。
おわりに
今回も無事に決算を発表することができました。
決算説明資料に掲載した中期経営計画の進捗についても、noteで解説できればと考えています💪
今後もnoteの更新をぜひチェックしてください😊!
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