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投資は誰の為のゲームなのか?:株式市場に勝とうとする本質とギャンブル
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
投資をしていると、「市場に勝つ」ことを目標にする人が多い。当然です。
しかし、本当にそれは全員が可能なのでしょうか?
それは違うと皆様理解していると思います。
今日は、カジノや競馬と投資の共通点を考えながら、「市場に勝とうとすることの意味」について掘り下げてみたいと思います。
それではどうぞ!
カジノではハウスが勝つ、株式市場では誰が勝つ?
カジノに行けば、最終的に勝つのは常に「ハウス(運営側)」です。
競馬なら「競馬場」が儲かるし、宝くじなら「州」や「国」が儲かる。
これは当たり前のことです。
この構図を投資に当てはめるとどうなるか?
投資の世界で「ハウス」にあたるのは、金融業界の中心にいる者たちです。
つまり証券会社やファンドマネージャーです。
彼らは手数料を通じて、投資家が取引すればするほど利益を得る構造になっている。
つまり、 市場に勝とうとすればするほど、金融業界の「ハウス」が儲かる仕組みになっていることは知っておくと良いでしょう。
投資にかかるコストを差し引いたあと、勝てるのか?
市場に勝とうとするには、他の投資家を出し抜かなければならないです。
だがしかし、投資には 必ず「コスト」 がかかるのは現実です。
売買手数料
スプレッド(買値と売値の差)
税金
情報収集のためのコスト(時間・データツールの利用料)
これらのコストを差し引いたあと、果たしてどれだけの投資家が「市場に勝つ」ことができるのだろうかと考えたことありますか?
取引が白熱するほど儲かるのは誰か?
市場では、取引が増えれば増えるほど儲かるのは「取引所」や「証券会社」です。
トレーダー同士がしのぎを削っている間に、彼らは確実に手数料を稼ぐ。
「市場に勝とう」と意気込む投資家の多くは、実はその競争に巻き込まれているだけなのかもしれない。
私もこの事に気がついてから投資においての考え方が結構大きく変わりました。
全体で見ると勝者は「顧客」ではない
このゲームの本質を見抜いた人がいる。
ウォーレン・バフェットです。
彼は、投資の世界で「顧客」にならず、「運営側」になることを選びました。
彼のバークシャー・ハサウェイは、何兆ドルもの資金を運用し、むやみに取引をするのではなく、 長期で資産を持ち続けることで利益を最大化しています。
市場の短期的な波に乗るのではなく、簡単に言えば「金融業界のハウス側」に回ることで、投資の本質を捉えているのです。
投資で本当に勝つには?
市場に勝とうとすればするほど、手数料やコストがかかり、金融業界の「ハウス」が儲かる仕組みになっている。
では、どうすれば投資家として有利な立場に立てるのか?
答えはシンプルです。
「市場に勝とうとするのではなく、市場に参加し続けること」。
これ以外にあり得ません。具体的には、
無駄な売買を避ける(長期投資)
手数料の低い商品を選ぶ(インデックス投資)
金融業界の「ハウス」に搾取されない戦略を取る
投資はゼロサムゲームではありません。
市場全体が成長し続ける限り、 「市場の一部であり続けること」こそが、最も合理的な勝ち方 なのだ。
個人投資家はこの事を念頭に投資を行えているか確認しても良いかと考えます。
引用元
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