見出し画像

「これが最強」「これ一択」という投資に明日は来ない?:積立投資のリスクについて知らないならば問題ありです

こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。

最近投資の世界では、「これが最強の投資方法」や「これ一択で成功できる」といったキャッチフレーズが飛び交います。

しかし、現実はそう単純ではありません。
特に積立投資(ドルコスト平均法とも呼ばれる)は、多くの投資家にとって確かに魅力的な選択肢ですが、その背後にはリスクも潜んでいます。

本記事では、「これが最強」「これ一択」といった誤解を避けつつ、積立投資のリスクについて解説し、投資家として賢く資産運用を行うためのポイントをご紹介します。

それではどうぞ!


積立投資の魅力と基本

積立投資とは、定期的に一定額を投資信託や株式などに投じる投資方法です。主なメリットとしては、時間を分散することで市場の変動リスクを軽減し、長期的な資産形成を目指せる点が挙げられます。

また、少額から始められるため、初心者にも取り組みやすいのが特徴です。

◆積立投資に潜む主なリスク

市場のリスク

市場全体の動向に左右されるリスクです。
経済状況の悪化や金融危機など、外部要因によって投資先の価値が大きく下落する可能性があります。積立投資は長期的な視点で行うことが推奨されますが、短期的には大きな損失を被ることもあります。

去年パフォーマンスが良いと友人や知人に聞いたので、今年から投資を始めたら大きくやられるて面食らうケースはあります。
(その時点でそもそも短期思考ですが…)

投資先の選択リスク

どの金融商品に投資するかによって、リスクとリターンは大きく異なります。例えば、我々が普段接している株式は高いリターンが期待できる反面、価格変動が激しくリスクも高いです。

一方、債券は比較的安定していますが、リターンは低めです。
投資先の選択を誤ると、予期せぬ損失を被る可能性があります。

金利リスク

金利の変動は、特に債券などの固定収益型投資商品に影響を与えます。
金利が上昇すると債券の価格は下落し、逆に金利が低下すると価格は上昇します。

積立投資を行う際には、金利動向にも注意が必要です。
米国株の場合、ベンチマークは米国10年債利回りです。

インフレーションへのリスク

インフレーション(物価上昇)は、実質的な購買力を低下させます。
積立投資のリターンがインフレーション率を下回ると、実質的な資産価値が減少するリスクがあります。
インフレーションに強い資産への投資も検討する必要があります。


売買時の手数料・税金リスクを考えましょう!

投資信託の信託報酬や売買手数料、配当金や売却益に対する税金など、様々なコストが発生します。
これらのコストが積み重なることで、現実はリターンが大幅に減少する可能性があります。
費用面にも注意を払い、コストパフォーマンスの良い商品を選ぶことが重要です。

◆ 「これが最強!」「これ一択!」の投資に潜む危険

本題ですが、「積立投資は絶対に儲かる」「これが最強の投資方法」「これ一択で成功できる」といった考え方は、投資家に過度な期待を抱かせ、冷静な判断を妨げる原因となります。

私も過去のブログで絶対儲かるというフレーズは使用していないはずです。
勉強と経験を重ねれば、自然にそうなると思います。

市場は常に変動し、経済状況や企業の業績、国際情勢など様々な要因が影響を及ぼします。

当然ですが、どの投資方法や金融商品も「絶対的な成功」を保証するものではありません。

自分の過信によるリスクの増大

一つの投資方法や商品に過度に依存すると、その投資先が予期せぬ事態に直面した際に、大きな損失を被る可能性があります。

例えば、特定の株に全てを投資していた場合、その企業が経営危機に陥ると、投資資金の大部分を失うリスクがあります。

「忙しいからこれ一択でいいや」と、確かにお金を預けてほったらかすメリットも確かにありますが、やはり資産管理ですのできちんと商品くらいは選ぶようにしましょう。

市場の変化に対応できないリスク

「これが最強」と信じ込んだ投資方法が、将来的に市場環境の変化に適応できず、期待した成果を上げられない場合があります。

市場は技術革新や規制変更、消費者行動の変化などにより常に進化しています。
固定観念に囚われず、柔軟に投資戦略を見直すことが重要です。

情報の偏りや、誤情報にすぐ騙される

「これ一択」と宣伝される投資商品には、しばしば誤情報や偏った情報が含まれていることがあります。

特にインターネット上では、誇大広告や根拠のないアドバイスが氾濫しており、投資家が誤った判断を下すリスクが高まっています。

信頼できる情報源から情報を収集し、冷静に分析する姿勢が求められます。
Xの情報などは本当に役に立つかいまだにわかりません。
投資情報は1割いい情報があるかどうか、個人的には疑問です。

◆リスク管理の方法

分散投資

異なる資産クラスや地域に投資を分散することで、一つの投資先のパフォーマンスが悪化しても全体への影響を抑えることができます。分散投資はリスクを低減させる基本的な戦略です。

長期投資の視点

短期的な市場の変動に惑わされず、長期的な視点で投資を続けることが重要です。時間をかけることで、リスクが緩和され、複利効果を享受できる可能性が高まります。

定期的なポートフォリオの見直し

市場環境や自身のライフステージの変化に応じて、ポートフォリオを定期的に見直すことが必要です。必要に応じて投資先のリバランスを行い、リスクとリターンのバランスを最適化しましょう。

継続的な学習と情報収集

投資に関する知識を継続的に学び、最新の市場動向や経済状況について情報を収集することも重要です。知識を深めることで、より適切な投資判断を下すことができます。

まとめ

積立投資は、長期的な資産形成に有効な手段ですが、「これが最強」「これ一択」といった誤解を抱かないことが重要です。

市場リスクや投資先の選択リスク、金利リスクなど、様々なリスクが存在することを理解し、適切なリスク管理を行うことで、健全な資産運用を目指しましょう。賢明な投資判断と計画的な積立投資によって、将来の安定生活を築く一助となることでしょう。


いいなと思ったら応援しよう!