バークシャー・ハサウェイ、Ulta Beauty株を取得!その背景と狙いは?
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
先日、投資の神様ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが、アメリカの美容小売大手Ulta Beautyの株式を取得したことが明らかになりました。
WSJでも記事になっていました。
このニュースは美容業界、投資業界双方に大きな驚きを与え、Ulta Beautyの株価は一時10%以上も急騰。 バークシャーハサウェイの力、恐るべしです。
でも、一体なぜ、バークシャーはUlta Beautyに投資したのでしょうか?その背景と狙いについて、Ulta Beautyの沿革や強み弱みも交えながら考察してみました。
それではどうぞ!
Ulta Beautyとは?
Ulta Beautyは、1990年に設立されたアメリカの大手美容小売企業です。
プチプラコスメからデパコス、サロン専売品、美容家電まで幅広い商品を取り揃え、全米に1,300店舗以上を展開しています。豊富な品揃えと充実したサービス、そしてお得なロイヤリティプログラムが人気で、近年はオンライン販売も強化しています。
Ulta Beautyの強みと弱みを調べてみた。
強み
幅広い品揃え:プチプラからデパコスまで、あらゆるニーズに対応
ワンストップショッピング:化粧品、スキンケア、ヘアケア、美容家電など、美に関する商品を全て取り揃えている
充実したサービス:店舗での美容専門家によるカウンセリングやメイクアップサービス、オンラインでのバーチャル試着など
お得なロイヤリティプログラム:会員限定の割引や特典を提供
弱み
競争激化:Sephoraや百貨店、ドラッグストア、ECサイトなどとの競争が激化
オンラインシフト:ECサイトの台頭により、実店舗への客足が減少する可能性
サプライチェーン問題:グローバルなサプライチェーンの混乱による商品供給への影響
なぜバークシャーはUlta Beautyに投資したのか?
バークシャー・ハサウェイの投資理由は公式には発表されていませんが、いくつかの推測が可能です。
Ulta Beautyの成長性:Ulta Beautyは堅調な業績を上げており、美容業界の成長に伴い、さらなる成長が見込めます。
美容業界への投資:バークシャーはこれまで消費財セクターへの投資を積極的に行っており、美容業界への関心を示すものと考えられます。
割安な株価:Ulta Beautyの株価は一時的に下落しており、バークシャーは割安な価格で株式を取得した可能性があります。
株価の魅力詳しく: 現在の株価は予想利益の約14倍で、過去10年間の平均よりも約44%低く、依然として成長可能性を持つ小売業者としては非常に魅力的な価格とも言えます。
経営陣への信頼:Ulta Beautyの経営陣は長年にわたり優れた実績を残しており、バークシャーは彼らの手腕を評価していると考えられます。
前回5月30日発表、Q1の決算はこちら⬇︎
まとめ
今回のバークシャーによるUlta Beautyへの投資は、Ulta Beautyの将来性と美容業界への期待を示すものと言えると思います。
Ulta Beautyは、バークシャーの投資により、さらなる成長を加速させる可能性があります。今後のUlta Beautyの動向、そしてバークシャーの投資戦略に注目していきましょう。